朝日記事についての古山明男さんのコメント①

  先に、朝日新聞のGLOBE記事を紹介しましたが、これにつて、「多様な教育を進めるためにネットワーク」の古山明男さんから次のようなコメントをいただきますた。深く鋭い視点に学ぶことが多いので、ご紹介します。
(古山さんからのメール)
  人間にとって遺伝として組み込まれている発達経路は、子どもの遊びとして現れてくる。それは、数百万年にわたる人類の歴史に基づいている。
 それに対して、産業社会に義務教育として現れた教育は、せいぜい最近の200~300年の社会のことしか考えていない。そんな短い期間に遺伝的に対応できるはずがなくて、子どもたちに無理な負担をかけている。それで、国家主
導型教育はつまらないし、狭い目的にしか役立たないのだ。そういうことを考えています。
 長野の信濃毎日新聞に毎月コラムを書かせてもらっています。今回は遊びの意味について書きました。
【信濃毎日新聞コラム】
  最近、勉強をしなくても成績のいい子どもたちと付き合う機会がよくあります。彼らに共通しているのは、自分で遊びを創り出すのがうまいことです。「この性質は面白いぞ」「これを使って、こんなことができないか」で、すぐに遊び出すのです。
  ある中学生と円盤状の磁石を使って実験をしているうちに、その子が「これでおはじきしてみよう」と言い出しました。「いいね」とつきあったら、これがなかなか面白いのです。磁石同士の反発力を利用するのは、直接ぶつけるのと感覚が違います。その子とは、「つまようじでやったらどうだ?」、「鉛筆は?」とやってみて、その度におもしろいことが起こりました。
  その子の同級生で、やはり勉強もしないのに成績がいい子は、母親がボードゲーム好きで、子どもたちといっしょに毎晩のようにボードゲーム大会をやっています。
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教育の目標とは何か・続~次女のメールより

  先日、朝日新聞「GLOBE」記事を紹介しましたが、これを読んで、昨年9月に次女からもらった次のようなメールを思い出しました。0次女の了解を得ましたのでご紹介しますが、自身の不登校体験にふまえ、結構本質を突いた文章と、親バカいですが感心した次第です(^_^;)
【次女からのメール】
  多様性というのは本当に大切だと思います。極論、全ての人間の遺伝子がみんな一緒になっちゃったら、新型ウイルスが出てきた瞬間全滅だもんね。そうならないために、いろんな性格・考え方、体質の人がいるんでしょ。
  きっと、戦後復興期とかの学校は、とにかく子どもの安全な居場所としての機能が最優先だったから、個性的な子どもたちも受け入れたし、子どもたちも息苦しくなかったんだろうね。
  で、さあどんどん経済成長していくぞ~!ってことで、より良い「製品(労働力)」を提供すべく、学校工場のラインで求められる製品精度が上がってきっちゃったもんだから、これまでの検査を通っていた「不適応品」が表面化してきた、と。
  んで、そんな厳しい検品を目の当たりにして、「適応品」の子どもたちにもストレスがかかって、「不適応品予備軍」への陰湿ないじめにつながり、「不適応品予備軍」が「不適応品」になっていく。
  これが不登 校の全てとは言わないけど、一部分を表してるのではないでしょうか。まぁ、いま、改めて多様性の大切さを国もアピールしてきてるから、いろんな学びが認められてくといいよね。

教育の目標とは何か?

不登校新聞メーリングリストで、6月3日の朝日新聞「GLOBE」に次のような記事が載っていたことが紹介されていましたが。全く同感です。
【朝日記事】
 近代学校教育の目標は「ある程度の知識と判断力を持ち、集団の規律を乱さず、命令には従順」という、大工場や軍隊で働くのに適した画一的な人材、そしてそれらの人々を使役する一握りのエリートを育てることだった。
  しかし、人工知能が発達し、人類が大半の単純労働や反復労働から解放されることが確実な近未来、こうした人材は完全に行き場を失うだろう。
  代わって求められるのは、「自らの言葉や行為、創造物によって、他者により深い洞察や驚き、喜びをもたらし、自他共により豊かになる力」ではないか。
(GLOBE記者

横浜市教委、「再登校のために」の文言消える。

「多様な教育を推進するためのネットワーク」から次のような情報をいただきました。 北海道はまだまだですが、教育機会確保法の効果がジワリと広がっいるようです。
【横浜市教委の動き:7おるたネットより】
横浜市教育委員会とフリースクールをつなぐ横浜子ども支援協議会という組織がありまして、教育委員会(教育支援センター)と共同の目的について文書で取わしをしているのですが、いままで14年以上入っていた「再登校のため」という文言が、今年度からなくなることになりました。
横浜教育支援センターの運営総則からもこの文言が抜けたそうです。これまで同協議会に異例なかたちでオルタナティブな立場で参加してきたのですが、これで違和感なく存在感を示せるようになります。

野村俊幸 tnomura@sea.ncv.ne.jp
携帯:090-6261-6984 FAX:0138-57-3041
*ブログ http://tnomura0310.blog118.fc2.com
*登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会 http://akashiyakai.phpapps:jp/
*道南ひきこもり家族交流会「あさがお」 http://asagao.phpapps:jp/
『カナナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか』
文芸社セレクション・文庫版、700円+税 書店注文または送料著者負担により送付可

学ぶことは学校だけではない:アカシヤ会2018年5月会報より④

≪サロンとしての役割…それは共感と繋がり≫
  相談する、話するということは決して簡単ではない。まして例会や親サロンに来るということは、何かしら問題で悩み前へ進もうとする必死な親御さんなのだ。例会やサロンに来て全てを吐き出すことだって難しい。それでも何度か来ると、みんなポツリポツリと話をしてくれる。ここは分かってもらえると安心して、心を少しクールダウンする場になれば幸いだ。
  人は認められたい願望で生きている。例会やサロンはありのままの自分を出せる場でありたいし、少しでも笑顔で家に帰ってくれればそれだけで十分。お母さんが元気でいるためには、お母さんにはお母さんたちの味方が必要なのだ。そして、涙が出尽くしてた先に様々な道や方法があり、そこに繋いでいくだけ。
  不登校の子は、親が諦めてしまえば限りなく生きている道が狭くなる。学校は諦めたとしても、「生きること、学ぶこと」は諦めてはいけいない。学ぶことは、学校の勉強やテストや学歴だけではないことを親は学ばなければいけない。子どもには子どもの人生があるのだ。
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