「後悔」から「反省」へ③(道南ひきこもり家族交流会「あさがお」会報より)

≪自分で決めることの大切さ≫
 それでも渦から抜け出せない場合は、自分が納得できる理由を慎重に考えていくという、「自己分析・考察」に近い作業をする事になります。この作業をするには、かなり精神的なエネルギーが必要です。ある程度時間がたち、過去の出来事を冷静に考えられるようになってから行うと、自分を見つめなおすきっかけになるかと思います。
 私の知人は、「物事は全て自分で考え、判断して行う。人の助言も受け入れるけれど、そのままやることはしない。最終的には自分で決める。そうしないと、うまくいかなかったときに人のせいにしたくなるし、自分で考えたことではないので修正ができない。自分で考えたことは考えた過程がわかるので、うまくいかなかった原因やどこを考え直せばいいかもわかるから。」と言いました。
 ここまでしっかりと意識して暮らさなくても、「後悔」しないためには、日ごろからこうしたことを心に留めておくことも大事だと思います。
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「後悔」から「反省」へ②(道南ひきこもり家族交流会「あさがお」会報より)

 とはいっても、やはり最初は「後悔」で頭の中はいっぱいになります。とても「考察してみよう。」などという気持ちにもなれませんし、気力もありません。考察するには冷静になる必要がありますし、エネルギーもかなり必要ですから、そう簡単にできることではないのです。
  けれど、いつまでも悔やむ気持ちの中に居続けるのも、精神的な負担が増すばかりです。「後悔」の渦から抜け出る方法はいろいろあるようですが、その1つとして、ぐるぐると頭の中を回る渦に逆らわず、そのままを書き出していくというのがあります。頭の中に浮かんでくる「悔やむ気持ち」を、浮かんでくるまま書き出していくのです。「あの時、こうしていれば…」、「あんな事、言わなければよかった…」など、まずは書き出しておきます。これだけで、気持ちが少し落ち着く方もいます。
  次の日にでも読み返しながら、できなかった理由や言ってしまった状況などをちょっとずつ考え、書き足してみます。理由は思いつくまま、「頭が痛かった」「時間がなかった」「相手の機嫌も悪かった」などなど。言い訳のようなことでも書いてみます。何日かかけて少しずつ理由を書き溜めていき、仮にそれが10個になったとします。その10個の理由をよく見てみましょう。「これだけうまくいかない理由があるんだから、そりゃ、うまくいくわけがない。」そう考えてみると、少し気持ちを切り替えることができるようです。

「後悔」から「反省」へ~前に進むために①

【「後悔」と「反省」~道南ひきこもり家族交流会「あさがお」会報2018年5月号より】
  これまでの人生を振り返ったとき、「あの時、あんな事をしなければ…」と思うことの1つや2つは誰しもあると思います。当初は悔やむ事ばかりが頭の中を占め、精神的にもかなりつらい思いをするものです。そのことばかり考えてはいられないので、なんとか普段の生活を送っているうちに、やがて「しかたがなかった事」として悔やむ気持ちも薄らいでいきます。
  けっして忘れ去られるものではありませんが、日常的には影響なく暮らしていけるようになるものです。ですが、中には悔やむことからなかなか抜け出ることができない方達もいます。いつまでも過去に囚われ、このままではいけないと思っていても、心の中は思うようにはなりません。日常の時間は過ぎていっても、心の時間は過去の一点から動かずにいる。これは、本人にとってもつらい事だと思います。
≪「悔やむ」から「考察」するために必要なこと≫
  過去を振り返るについては、「後悔」と「反省」という言葉があります。この2つには大きな違いがあります。三省堂国語辞典には、以下のようなわかりやすい解説がありました。
  「後悔・・・後になって自分のやったことを振り返り、どうしてあんなばかな事をしたのかと、       自分の思慮の足りなさを悔しく思うこと」
  「反省・・・自分の今までの言動・あり方について、可否を考えること」
「後悔」が悔やむのみであるのに対し、「反省」は考察するものなのです。「後悔」するより「反省」したほうが、過去の出来事を未来に生かすことができるという事になります。

道南ひきこもり家族交流会7あさがお」の総会を開催しました

  4月8日の例会時に総会を開催し、今年度事業計画について、上記の例会を開催するほか、7 月15日開催の「登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会」25周年のつどいの後援や親睦活動、行政等関係機関に相談支援体制の充実を要請することなどが決定
 されました。
  また、平成29年度の事業報告として、例会を12回開催、延べ参加者数は256名でした。 1回平均20名を超え、初参加の方も10名おいでになりましたので、会のニーズは依然とし て大きいことを実感しています。
  また、運営委委員の安藤さんが担当しています手紙・葉書の取り組みについては、対象件数が18件(会員以外も含む)、のべ発送件数が244件に達しています。手紙や葉書をきっかけに親子で対話が進んだり、お子さんが安藤さん宅を訪問し たりという例もあり、家族に「外の風」をが入る良い機会にもなっているようですので、ご希望の方は事務局にご連絡ください。

親亡き後をめぐって⑤

≪不確定な将来の心配より、今できることを≫
  では、私たちは何も準備しておくことができないのでしょうか。時間はかかりますが、今から心がけておける事もあります。
 その1つが「よりよい人間関係をたくさんつくっておく」ということです。「例会・当事者会などに参加しいつでも情報交換できる仲間をつくる」、「ご近所との関係を良好に保つ」、「地域の支援相談機関とつながる」など心がけてみてはどうでしょうか。妹の生活の基本的な部分をみても支援だけではなく、御近所・友人との助け合いでも成り立っているようです。
  もう1つは、親の資産や収入を整理しておくことでしょうか。処分する・遺族で分割する・特定の遺族に残すなど仕分けしたり、現在の生活がどのような支出項目額によって成りたっているか書き出してみるなどです。私の妹も、母と暮らしていた頃の生活をするには何にどの程度必要か目安になるものがあれば、一ヶ月の生活費のやりくりも考えやすかったのではと思うのです。
  仮に何年後に亡くなるとわかったとしても、その時の社会制度がどうなっているのかは予想する事すらできません。親が亡くなるまでの間に、様々な社会制度がいつどう変わるのかは誰にもわかりません。先の読めないことを思い悩むより、「今を大事に一時間でも元気で長生きする」くらいの心意気でやっていくのが一番いいような気がします。
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