浦安の集い

 パソコンがヒートアップしてダウン寸前のとこと、妻の機転で新しいパソコンに買い換えてもらい、データは助かりましたが、新しいパソコンへのデータ移動に難儀、お世話になっている業者さんのサポートでなんとか通常の使用ができるようになりました。そのためにブログ更新がしばらくできませんでした。
 1月29日に浦安の「不登校を語る集い」に行ってきました。2002年に、千葉県市川保健所が浦安市で開催した「健康フォーラム」というイベントにパネラーとして参加して以来なので、とても懐かしく嬉しかったです。説所出版以降の講演活動は北海道内がほとんで、道外では八戸市に4回お邪魔した他は、昨年8月に福島で開催された「不登校を考える全国合宿」でパネラーとしてお話させてもらっただけですので、今回はさらに南下して首都圏では初めてでした。
 主催は「おーぷん・どあプロジェクト」という市民団体で、不登校・ひきこもりの支援だけではなく、あたしい教育のあり方を追求して様々な活動を活発に展開しています。今回は、関係するご家族を中心にじっくり語り合うことが目的で25名定員で開催、10時から1時間ほど私が講演させていただいた後、参加者との懇談会を行いました。集いには、ご自身が長い不登校を体験したのち、フリースペースを立ち上げ全国規模でインターネットによる相談活動を展開されている青年や、ひきこもり支援活動でやはり全国に鳴り響く事業を実施し大きな成果をあげている方も参加してくださいましたので、私など出る幕もなかったのではないかと思いますが、私の拙い話に付き合っていただき、懇談会でもとても有意義なご意見をたくさんいただきました。
 こうして13時までの懇談会はあっという間に終わり、その後、16時過ぎまで4人の方と個別相談を行いました。ディズニーランドに行くことはできませんでしたが、丸一日浦安でとても密度の濃い、私にとってもたいへん勉強になる時間を過ごすことができました。都会だから不登校やひきこもりに理解がありサポート体制が進んでいるとは限らず、日本どこでも不登校やひきこりに関わる悩みや苦しみ、解決すべき課題は共通していることを実感した次第です。

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道南ひきこもり家族交流会より

文字色 今年最初の「あさがお」例会は1月9日、まだお正月の余韻が残る雪模様の寒い日にも関わらず、家族・当事者17名、サポーター3名の20名が出席しました。今回も、親戚のお子さんが、長い間家族以外との付き合いができないと心配されて初参加した方がおいででした。ほとんど毎回、新しい方が参加してますので、まだまだ地域には悩んでいる方がたくさんいるのではないでしょうか。
 今回もたくさんの大切な話が交わされましたが、「揺れる親の心」について報告したいと思います。不安や焦り、お子さんに対する不信感さえ持っていた親御さんも、繰り返し会に参加されますと、無理強いするのは逆効果であると思うようになり、だんだん心も落ち着き「長期戦」で行こうという気持ちになっていきます。しかし、同時に「このままでいいのか」「何かしなくては」という気持ちがわき起こり、絶えず心は揺れ続けます。
 私たちは聖人君子ではありませんので、そう簡単に「悟り」を開ける訳もなく、心が揺れるのは当然のことだと思います。そのことを隠すのではなく、直視し、そんなときどうしたらいいかなどについて話し合えるのか家族会の良いところだと思うのです。
 お子さんに、いろいろやってみることを提案すること自体は悪いことでもありませんし、これからのことをしっかり話し合うことが必要な場合もあるでしょう。その際問われるのは、「親の心の内」であり「スタンス」ではないでしょうか
 当事者の方が、「親から将来のことを聞かれるのがとても嫌だった」とお話ししていましたが、たぶんその場には「今のままではお前はダメだから、何とかせよ」という雰囲気が満ちあふれていたのではないでしょうか?
 「今のままではダメ」なことは当事者自身が一番良く感じていることですし、どうすべきか、どうしたらよいかも分かっているのに、それが出来ない状態です。そのときに、何とかするように言われても辛くなるだけですし、気持ちの準備が出来ていないのに「あれはどうか、これはどうか」と言われても、答えようがありません。そこからコミュニケーションが閉ざされていきます
 メンタルクリニックへ通院中の体験者が、とても示唆に富むお話しをしてくれました。自分はだいぶ病状が良くなり、主治医もそう言ってくれているのに、親が主治医に相談する場合は「ダメなところ」「心配なところ」「回復していないところ」ばかり質問するのだそうです。「どうしてもっと子どものプラス面を見てくれないんだろう」と発言されていましたが、ナルホドと思いました。
 ここにもひとつのヒントがあるように思います。こちら側の「願い」とか「思い」はいったん横において、お子さんの今の状態を『ある種の「対処行動」と見る』(国立精神・神経センター医師の伊藤順一郎先生『今のところは「ひきこもり」』「こころの元気+」2011年1月参照)ように努め、虚心坦懐にお子さんの気持ちを「聴く」ことが大切だと思います。それが往々にして「訊く」ことになっていないでしょうか?「聞く」でも不十分でしょう。「聴く」=「耳」+「目」+「心」です。漢字は上手く出来ていますね!
  「樹陽のたより」の皆さんには親御さんからいろいろ情報を得たり、相談した方もいますが、会に足を運ぼうと考えたのは自分自身でした。それが、会の継続を支えているように思います。

本年も「樹陽のたより」がスタート

 昨年は「はこだて若者サポートステーション」が開設されるなど、当地の「ひきこもり支援」をめぐって大きな動きがありました。サポステはすでに利用登録者が137名(1月11日現在)に達していますし、「あさがお例会」も毎回20名を超える参加者があり、地域のニーズの大きさをあらためて実感する一年でした。
 「樹陽のたより」も着実の仲間づくりの活動を積み重ねており、昨年、この分野の大先輩である札幌の「レターポストフレンド」のスタッフが活動の取材に来られた際、「皆さんとても仲が良くていいですね」と評価をいただきました。吉川さんの「対談レポート」や、別のメンバーによる「当事者研究」レポートも、関係者に好評で、全国から送付依頼が寄せられています。
 時間はかかりますが、少しずつでも皆さんが前に進んでいることに希望を持ち、よりよい年になりますよう、協文字色力し合っていきましょう(*^_^*)
 その「樹陽のたより」も9日が本年初例会で8名が参加、年末年始の様子を語り合ったり、レクの打ち合わせをし たりトランプしたりと、まったり過ごしました。仕事を始めたり、就職に向けた講習会に参加したりするメンバーも徐々に増えてきましたが、そこまで行けない自分に焦りを感じることもあるでしょう。
 でも、「自立」への道筋もペースも、一人ひとり違いますので、「誰かをモデルにする」のではなく、お互いの状況を理解し合い励まし合うという「樹陽」の仲間意識をこれからも大切にし、一歩一歩前に進んでいきたいと思っています。1月21日(金)の午前10時~12時、函館市民体育館でスポーツレクも開催予定です。

2010年読書総括

 皆さんお正月はいかがお過ごしにでしたか? わが家は孫軍団台風も去り、5日から「老夫婦」の生活に戻りました(^_^;) 加齢を感じる第一が飲めなくなったこと、第二が読書量が減り、読書ジャンルが固定化してきたことです。これでは新しい発想について行けないと思いつつ、昨年の読書メモを見たら40冊程度しかない… そんな中で勝手にベスト5を選んでみましたが、絞りきれないので、次の6点を紹介します。

◆ダントツに感激したのは『トラック野郎風雲録』鈴木則文著(図書刊行会)で、久しぶりに血湧き肉躍りました が、文太兄さん、どうしているかなあ… 教育テレビのゲストでたまに見るのですが、映画「バッテリー」の  お祖父さん役以来(これがまた良かった!)、スクリーンで会えないのが残念です…
◆『「存在論的ひきこもり」論』 芹沢俊介著(雲母書房)  支援活動に熱心になると、ついつい「上から目線」になることを自戒させらた一冊でした。
◆『窓ぎわのトットちゃん』 黒柳徹子著 いわさきちひろ・絵(講談社青い鳥文庫)
  恥ずかしながら戦後最大のベストセラーをまだ読んでいなかかったのですが、「発達障害」理解には必読の書  と思いました。発達障害関係の研修会などにずいぶん参加してますが、不思議なことに、これを取り上げた先  生にまだ会っていません。
◆『やさしい発達障害論』 高岡健著 批評社  決して「やさしく」ない内容ですが、社会的視座抜きの「発達障害論」の虚妄を明らかにしています。
◆『治りませんように』 斎藤道雄著(みすず書房)  「べてるの家」をめぐる本はたくさん出ていますが、私は8年前の前著「悩む力」で目覚めました。
  本書はさらにその神髄を伝えてくれます。
文字色明橋大二さんの「ハッピー子育てアドバイス」シリーズも、引き続きベストセラーですが、「シリーズ」1・2 も含めて、子育て関係者の必読文献と思います。特に今、子育て中の方、是非お勧めします。
   『子育てハッピーアドバイス・3』(一万年堂出版)
   『忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス』(一万年堂出版)
   『子育てハッピーアドバイス~ほめ方・叱り方』(一万年堂出版)
   『ハッピー子育て相談室』(家の光協会)

若者サポステも始動

 今年の「仕事始め」は1月6日の「はこだて若者サポートステーション」から。昨年6月開設以来、すでに利用登録者が140名近くに達し、全国的にもハイペースの利用状況とのことで、それだけ地域のニーズが高かったとも言えます。いろんなプログアムも拡充しつつありますが、サポステ単独での支援には限界がありますので、地域の関係機関や協力者のネットワークにより、より一層利用者のニーズに応えていくことができるよう、微力ながらお手伝いしたいと思っています。
 何といってもスタッフの皆さんの笑顔と献身的な仕事ぶり、そして当事者の皆さんの前向きな姿勢と努力がサポステを支えています。6日も当事者の「居場所」がスタートし13名が参加、今回は書き初め大会。車椅子の書道家・伊藤進さん(書には全く素人の私もこの方の作品には心を揺さぶられました)直伝のワークショップ方式で進めましたら、最初に書いたものに比べ、最後に書いたもののが格段と自由度が増し、生き生きとしたものに出来上がりました。自分を表現することで得られるパワーを実感した次第です。
 お悩みのご家族やご本人からのご連絡をお待ちしています
 (電話:0138-22-0325、土日・祝日を除く10時~17時)
 よく日は、「ぴあの会」という、養護学校や特別支援学級、発達障害関係の支援機関で働く皆さんの学習会に参加し、具体的な実践報告や討論お聞きしてとても勉強になりました。参加者は私以外、素敵な女性ばかりで~それが目当てではありませんので(^_^;)~、こおいう方々が現場で活躍している函館地域で活動できて幸せだと思いました。というわけで、まずはさい先良い新年のスタートとなりました。

あけましておめでとうございます

 あけましておめでとうございます。皆さまはお正月をいかがお過ごしでしょうか。わが家は孫軍団の襲来もあり、一挙10人家族の騒乱状態にないましたが、今は平常に復しました(^^;)
 昨年は拙い等ブログにアクセスいただき、ありがとうございます。微力ですが、今年も不登校・ひきこもり支援活動続けて参りますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。1月~2月、次のような機会を与えていただきましたので、お近くの関係者にご紹介いただければ幸いです。

不登校を語る集い パート3
□日 時  2011年1月19日(水)10:10~12:55
□場 所  浦安市美浜公民館 2階和室(JR新浦安駅徒歩8分、浦安警察署裏)
□テーマ  「わが子が不登校で教えてくれたこと」
□講 師  野村俊幸(社会福祉士・精神保健福祉士)
□参加費  300円
□主催   NPO法人 新しい学校づくりをめざす「お~ぷん・どあプロジェクト」
□後援   浦安市教育委員会
       不登校・ひきこもりを考える会 ひまわり
       不登校専門サポート☆Wish
       いちかわ若者サポートステーション
□申込み(先着25名) 横山;:090-6160-1410
                yokoyama.sayoko@jcom.home.ne.jp

北海道精神保健福祉士協会道南ブロック新年研修会
□日 時  平成23年2月5日(土)14:30~17:00
□場 所  五稜郭病院会議室・管理棟4F(函館市五稜郭町)
□主 題  「不登校・ひきこもりの理解と支援~社会福祉相談援助の視点から」
□講 師  野村俊幸(社会福祉士・精神保健福祉士)
□研修の形式 講義、グループディスカッション

北海道母子寡婦福祉連合会・全道4ブロック研修会道南地区開催
□日 時  平成23年2月19日(土)14:00~16:00
□場 所  湯川観光ホテル(函館市湯川2-4-20)
□主 題  「不登校・ひきこもりに学ぶ子育て~終着駅は始発駅」
□講 師  野村俊幸(社会福祉士・精神保健福祉士)
□事務局  北海道渡島総合振興局保健福祉室 子ども・保健推進課子ども未来係
         (0138-47-9546)

プロフィール

野村俊幸

Author:野村俊幸
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