講演会報告・「親の会」報告

 3月14日は、渡島管内市町市町村保健師連絡協議会研修会で「不登校・ひきこもりの支援」のテーマでお話しさせていただきました。会場は古巣の渡島合同庁舎で、函館市を除く(函館市は市立保健所設置しています)10市町から14名の保健師さんが参加、住民の健康を守る最前線でお仕事をされている皆さんですので、とても熱心に聞いていただきました。事前に取り組み状況の報告や質問などもいただいていましたので、とても密度の濃い研修会になりました。地域の実情把握の難しさや、相談を受けた場合の関係機関の連携の難しさなど、たくさんの意見が出されましたが、今回は「はこだて若者サポートステーション」の池田統括コーディネーターからサポステの報告もあり、お互いに今後連携していくとが確認されたのは、大きな成果だったと思います。
 今年度の講演会・研修会はこれが最後ですが、最近は学校関係の研修事業にお招きいただく機会が増えており、この課題は学校関係者の理解と協力がなければなかなかうまく行きませんので、とてもありがたいことです

 「アカシヤ会」の例会は、2月20日は初参加の方2名を含め12名が参加、学校からの紹介で会を知ったという方がいて、とても嬉しかったです。当会は19年目を迎えてますが、学校関係者に当会をもっともっと知ってただき、繋がっていれば心強いです。例会には、今不登校をしている中学生の方も参加してくれました! 自分の考えをしっかりと語ることができる、とても素敵なお子さんです(^^)! もちろんそんなお子さんをしっかり受けとめるお母さんも!
3月20日の例会は8名の参加で、初参加の方も3名おいでになりました。そして、おそらくアカシヤ会始まって以来のことだと思いますが、男性が5名と、男性の方が多かったのです! また、お子さんの年齢層も、小学生、中学を卒業したが動くことができないでいる方、高校に進学したが行くことができなくなり別の道を模索中などいろんな方がいて、とても密度の濃い話し合いになりました。学校や先生の対応によって、子どもと家庭が大きく左右される現状もたくさん出されましたので、ここでも学校関係者の理解と協力が大切であることを、あらためて再認識しました。

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大震災お見舞いと安否確認

東北関東大震災に原発事故、あまりの惨状と、被災地の親戚・知人で連絡の取れないまたがまだいるなど、気持ちが落ち着かず、ブログ更新もできずにいました。函館地あ域は、津波の残念ながら1名死者が出て、港や駅周辺の観光スポットが大きな被害を受けましたが、ほぼ復旧し、一部物資の不足以外は生活は平常に復しています。
 東北地方の海岸に面したところに自宅がある知人がいて、とても心配でした。彼女の不登校時代のエピソードを拙書p73~p74に紹介しています。それは、彼女が中学生時代に不登校で自宅に居たとき、外出する弟からビデオの予約を頼まれたとき、とっさに「私忙しいから出来ない」と答えたというもので、彼女はそのときの自分を振り返って「私は学校に行かないことをしていたと思う」とお話ししています。これは、まさに「目からウロコ」で、
不登校の子どもは家でゴロゴロしているように見えるけれど、実は「学校に行かない」ことで大変なエネルギーの使っていることを、私は改めて認識させられた次第です。拙書の中でも、最も重要なエピソードで、不登校の本質を示すものだと思い、彼女の了解を得て書かせていただいたものです。昨日、彼女とそのご家族は避難して無事と分かり胸をなでおろしています
 しかし、まだ消息が分からない知人もいて、ご無事を祈るばかりです。一人でも多くの方々の命が救われることと復旧、生活再建が進むことを心から願っています。

講演会関連情報

 3月9日、函館市立深堀小学校の校内研修会で、昨年12月22日に続き、2回目のお話をさせていただきました。
今回はソーシャルワークにおけるグループワークとコミュニティワークの視点から、当事者グループの役割、ネットワークによる問題解決の取り組みの必要性についてて提言しました。学校に課せらている過重な負担を軽減し
子どもにとってより良い支援をするためにも、地域の社会資源を活用したりスクールソーシャルワーカーによるケアマネジメントといった方法が効果的であること、不登校の背景には硬直した現在の教育システムがあり、その改革なしには不登校問題の解決はできないことなど、1回の講演では十分にふれることのできないテーマについてもお話することができ、先生方にも関心を持っていただけたようにおもいます。事例検討の時間も持つことができ、とても勉強になった研修会でした。
 なお、次のようなセミナーがありますので、お近くの方にご紹介いただければ幸いです。
社会福祉セミナー開催のご案内】(転送歓迎)
□日 時  2011年4月10日(日) 10:00~11:15
□会 場  北海道医療大学サテライトキャンパス
        (札幌市中央区北4西5 アスティ45・12F)
□講 演  子育てと教育に生かすソーシャルワーク~わが家の不登校体験を通して
□講 師  野村俊幸(社会福祉士・精神保健福祉士)
         はこだて若者サポートステーション専門相談員
         函館臨床福祉専門学校・北海道教育大学函館校 非常勤講師
□参加費  無料
□主 催  北海道社会福祉士会道央地区支部
□参加申込先   札幌市厚別区第1地域包括支援センター 山階綾太郎 
            電話011-896-5077 houkatsu-atubetsuku1@eiwakai.or,jp
定員:100名、申し込み締め切り:4月6日

2月のひきこもり家族交流会より・その3

 こので会は、当事者の皆さんも自分の体験に即して、いろいろ示唆に富む話をしてくれます。ある青年は、『親の「心配」が子どものエネルギーを削いでしまう』と発言していましたが、確かに「親に心配をかけている」と子どもが感じていると、子どもは自分を肯定できません。その方はまた、「作り笑顔でもいいから子どもに笑顔を見せて、ちょっとでも良いところがあったら褒めてほしい」「笑顔を作り、褒める言葉を口に出すと、だんだん気持ちもそんな風になってくるのではないか」とも話していましたが、ナルホドと思いました。意外と「形から入る」というのも大事かもしれませんね。

 文字色「心配」といえば、毎号のようにこの通信でも取り上げる「親亡きあと」の話について、お子さんの深刻な長期のひきこもりに直面している親御さんが、『自分が死んだ後のことまで考えても仕方がない。たぶん自分が先に死ぬだろうが、そのときは「子どもよ、許せ」と言って死ぬしかないので、そのときまで親は自分の人生を生き抜くことで良いのではないか』と話されていました。蓋し名言ではないでしょうか。≪親の心配→子どもを責めることに→親子関係の悪化≫という悪循環を断つためにも、何らかの「腹の括り」が、必要だと思うのです。

 「樹陽のたより」も同日の午前に11名の参加者で開催され、お互いの近況報告やレク事業などについて話し合いましたが、最近は、有償ボランティアで毎日NPO団体で出かけたり、パソコン講習に通ったりという方が増えてきたために、平日にレク事業を行うことが難しくなってきたのは、嬉しい誤算かもしれません(^_^;)

 また、同日夜に開催された「あさがお」「樹陽」合同新年会には23名も参加し、楽しい交流の場となりました。会場のイタリア料理店「カプリチョーザ」(本町、0138-33-1810)は美味しくてボリュームがあってしかも安い! おススメのお店です!(^^)!
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