はこだて若者サポステ1周年イベント

  はこだて若者サポステは「北海道国際交流センター(HIF)」が受託運営していますが、国際交流の団体がサポステを運営しているのは、おそらく函館が唯一ではないかと思います。ペリーの初来航が「箱館」で、以来函館は国際都市として発展してきた歴史を持ちます。HIFが活発な活動を展開してきたのにはそんなバックボーンもあるのだと思います。そのコンセプトは「多文化共生」で、その理念をサポステ事業に生かそうとしています。そんなはこだてサポステならではの1周年記念イベントが開催されます!

【はこだて若者サポートステーション1周年記念シンポジウム】 http://www.hif.or.jp/2011/06/2011721.html
~世界にはいろいろな生き方がある。32年間で100の国と地域から約10000人の留
学生や研修生をホームステイで受け入れている北海道。様々な人がいる、働き方
がある、生き方がある。これからの時代に新しい価値観を持って向かってゆこう~
■日時:2011年7月2日(土) 13:00-15:00
■場所:函館国際ホテル(函館市大手町5-10)
■入場:無料 ■定員:50名(定員になり次第〆切)
<一部>
1周年記念シンポジウム・・・みんな違ってていいじゃないか・・・ ■進行 池田 誠
■バゲンダ・ドミニク(ウガンダ)
公立はこだて未来大学 システム情報科学部、情報アーキテクチャ学科特任講師。北海道大学大学院水産科学院博士課程終了。2009年4月より現職。微生物学者。専門は衛生(特に食品衛生)とコミュニケーション。熱を加えないで食品病原体の増殖を抑制する方法や、言語や貧困などによって隔離された地域のための食物の安全性を伝えるための研究を行っている。2009年7月に研究の成果が認められ、食品分野でとても栄誉のあるStudent Travel Scholarship Award を受賞した。
■サムット トゥサリーカセート(タイ)
1994 タマサート国立大学に入学。1998 Singapore International foundationの奨学金を受けシンカポール国立大学に交換留学生として留学。1999年 タマサート国立大学 政治学部政治学科を首席で卒業2000年 日本の国費留学生として来日、2003年 北海道大学修士課程を卒業現在 北海道タイドットコムの代表
■アンドレア・グッド(アメリカ)
著名な音楽producerであるJackGood氏を父にアメリカで生まれた。幼い頃、雪舟の水墨画に出会い大きな衝撃を受け、大の日本贔屓となる。英語会話の塾を主宰したり、Pacific institute of aromatherapy にてアロマセラピーの神髄を習得。世界各国で採取されるアロマオイルを縦横に駆使したグッドさんの芳香療法は多くの人々の様々な悩みや苦しみを癒している。地球環境を視点に据えた彼女のセラピーは大きな説得力を持つ。
<二部>
サポートステーションオープンから1年を振り返って・・・サポステスタッフからの報告と懇談会・・・
主催・連絡先:財団法人 北海道国際交流センター(HIF) (担当:池田)
(はこだて若者サポートステーション)TEL 0138-22-0770 ikeda@hif.or.jp
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とても有意義だった平野直己さん講演会

 6月25日、アカシヤ会・チャイルドラインはこだて共催講演会を開催しました。当日はユニーバサル上映映画祭や教育大学函館校の学園祭をはじめ、福祉・教育関係の大きなイベントがいくつも重なっていたので客足が心配でしたが、ほぼ満席の85名が参加し盛況でした!(^^)!
 北海道教育大学札幌校准教授・平野直己先生の講演「今の子どもたち~自己肯定感と心の傷」は、ご自身が主宰しるフリースペースの体験や豊富なカウンセリングの臨床体験を通して、とても分かりやすく説得力溢れる内容でとても素晴らしいものでした。質問も十数本出され、参加されて皆さんもまだまだお話を聞きたかったと思いますが、これらの質問にも的確にコメントいただき、とても貴重な学びの場になったと思います。参考までに、当日配布のレジメをご紹介しますので、こういったテーマに関心ある方は是非先生を直接お招きしてセミナーを開催することをお勧めします。講演では、子育てや教育の場面で心すべきたくさんのお話をいただきましたが、私はとくに『「まなざし」が子どもの心を育てる』というご指摘が胸に突き刺さりました。長女が不登校していたころの私の長女に対する「まなざし」を思い起こすと、慙愧の念に堪えません
1.はじめに
   自己紹介
   テーマからの発想
2.自己肯定感と心の傷
   自己肯定感・セルフエスティーム:自己の弱さ脆さも含めて、
    自分のあり様や存在を受容した上で肯定する気持ち
   心の「傷」のパラドックスとジレンマ
   成長としての心の傷つき
   トラウマとしての心の傷つき
   自己を受容し、肯定するための発達プロセス
   自己感覚の1つの側面
   生まれながらに備わっている能力ではない
   人とのあいだで積み重ねられ練り上げられていくもの
   「私(自分)」という感覚はどのように育つか
   自分は一生みることができない:誰かを通して何か通してしか「自分」をみることができない
   生まれたばかりのころ
   よちよち歩きのころ
   そして、今も…
   心の成長、心の傷つき、“まなざし”の関係
3.「まなざし」が意味するところ
   まなざし(目差・眼差)とは:「ある人に対する私たち周囲の者たちが向ける感情
   や思い」は、私たちの言葉以外の振る舞いを通して伝わる
   まなざしを考える上での2つのお話
    ① 蟹問答:小足八足大足二足横行自在両眼大差炯々火爛々之何人
    ② 金魚:北原白秋
★行為の善し悪しとともに、あるいは別に、その者の行為の背景に目を向け、耳を傾けることの大切さ
4.おわりに:時間があれば、事例を通して
   「まなざし」が子どもの心を育てるのだとすれば…
   いくつかのアイデア
   支援者になることがその人の支援
   ナナメの関係作り

6月のひきこもり家族交流会から②

 長くこの会に参加されている親御さんから、新しい参加者の方にこんなアドバイスがありました。
 『始めのうち、自分は「どうしたら子どもが動くようになるか」その方法を教えてもらいたくてこの会に参加していたが、たくさんのご家族の経験を聴くうちに、子どもが動き出すきっかけは千差万別で「こうすればこうなる」というノウハウはなく、親がやらせようと思っても上手くいかないことに気が付いた。そのうちに自分の気持ちがだんだん落ち着き、「自分が変わらなければ」と思うようになったら、子どもに腹を立てることも減り、自然と子どもと柔らかく関わることができるようになって、子どもとの関係も徐々に良くなってきた』そうです。
 また『「特効薬」はないことを肝に銘じ、長期戦になるかもしれないと腹を括ると、子どものことで一喜一憂することも減り、親の気持ちも落ち着いてくる』というお話しもありましたが、家族会の果たす役割の本質を語ってくださったように思います。

6月のひぃこもり家族交流会から①

 6月例会は12日に開催、家族・当事者15名、サポーター5名の20名が参加、今回も初参加の方が3名おりましたので自己紹介をかねて近況報告し、その後お子さんが30歳以上とそれ以下のグループに分かれて話し合いましたが、いつもながら密度の濃い内容で時間不足を反省しています。
 ひきこもり者には対人不安を訴える方が多いのですが、アスペルガー症候群の診断を受けた当時者のお話です。この方は、他の人よりも広さを半分くらいに感じる空間認知のために、とても圧迫感を感じるそうです。例会の部屋は結構広くて20人参加していても私は全然狭く感じないのですが、その方はとても窮屈に感じるそうです。そのために、他人の言動がとても気になったり、音も他の人より大きく聞こえるらしく、対人関係に過敏になってしまうそうです
 ですから、対人不安は単に「気の持ちよう」とか「根性」の話ではなく、本人の独特の認知や感覚から来るものですから、周りがそのことを理解し、不安をできるだけ少なくするような関わり方に心がけることが必要なのだと思います。

7月定例会等のお知らせ

 昨日はアカシヤ会の例会で14名が参加、初めての方も3名おいでになり、最近は毎回のように初参加のかたがおりますので、不登校をめぐる悩みや課題は依然として減る気配はありません。語られる内容も古くて新しものばかり、 残念ながら学校をはじめ社会の理解が進んでいるようには思えません。お悩みの方は是非こういった会に足をお運びいただき、経験を語り合ってみませんか。一人で抱え込んでは元気が出ませんので。道南地域の7月の不登校・ひきこもり関連行事をお知らせします。

サポステ「居場所」(ひきこもり当事者の出会いと交流の場) ・日 時:毎週火曜日・木曜日 (開設時間)12:30~16:30 
 ・場 所:HIFはこだて若者サポートステーション(元町14-1)
 ・申込先:サポステ事務局(0138-22-0325)
・参加費:無料

ひきこもり当事者の集い「樹陽のたより
 ・日 時:7月10日(日)午前11時~午後1時
 ・場 所:函館地域生活支援センター2階(駒場町9-24)  
 ・連絡先:野村(090-6261-6984)
・参加費:無料

道南ひきこもり家族交流会「あさがお」 ・日 時:7月10日(日)午後2時~午後4時
 ・場 所:函館市総合保健センター2階会議室(五稜郭町・中央図書館向かい)
 ・連絡先:函館渡辺病院医療福祉科(0138-59-4198)
 野村(090-6261-6984)
・資料代:200円(年会費納入の方は無料)

函館・登校拒否と教育を考える親の会「アカシヤ会」 ・日 時:7月17日(日)13:30~15:30
・場 所:函館市総合福祉センター「あいよる」1階会議室((若松町33-6) )
  ・連絡先:野村(090-6261-6984)
・資料代:200円(年会費納入の方は無料)

◆「昴の会~不登校をともに考える会」 ・日 時:7月24日(日)午後2時~午後4時  (午後4時~5時 個別相談)
 ・場 所:北斗市七重浜住民センター「れいんぼ~」(JR七重浜駅に隣接)
 ・連絡先:川崎さん(0138-49-3245)
 個別相談は野村(090-6261-6984)
・資料代:300円(年会費納入の方は無料)

不登校相談情報センターの状況について

文字色 フリースペース「自由高原」の継承団体として「不登校相談情報センター南北海道」が活動を開始し、2か月以上が経過しました。現在の活動の中心は電話相談ですが、これまでに24件の相談が寄せられましたた。内訳は、小学生が5人、中学生が13件、高校生以上の年代が6人で、やはり中学生が多いのですが、「高校進学したが、連休明けから行けなくなった」という相談が続きました。中学生の不登校は、やはり高校進学が大きな壁になり、
なんとかこれを「乗り越え」ようとして頑張るのですが、進学を果たすことで一気にエネルギーが燃え尽きるというケースが目立ちます。親も学校も、「学校に戻る」ことで「解決」したと考えがちですが、事はそう簡単ではなさそうです。不登校という貴重なサインを、子どもの心に寄り添って受けとめることが大切だと思います。
 また、相談ルートについて「学校から教えらて」という方や先生から直接ご連絡いただくとうケースが5件ありました。不登校相談は、学校の理解と協力がないとなかなかうまく進まないのが現実ですので、これはとてもありがたいことです。少しずつでも当センターや「アカシヤ会」「あさがお」「昴の会」といった家族・当事者の集いが関係者に間に認知され、連携していくことができればとても心強いと思っています。

苫小牧講演会報告と6月イベントのお知らせ

 6月11日(土)13時30分から、苫小牧「まゆだまの会」主催の「ひきこもりや不登校を考えるの講演会」にお邪魔ししてきました。参加者50名の予定で準備した椅子が不足する盛況で質問もたくさん出され、とても密度の濃い内容でした。講演会後の座談会にも十数名のご家族・関係者が残り、さらに突っ込んだ話し合いになりました。先週の静岡もそうですが、私の講演そのものより質疑応答や座談会に大きな意義があり、私の話はそのきっかけづくりになればと考えています。
 また、今月は函館で下記のような講演会もあります。平野先生はご自身の実践に基づきとても分かりやすく、そ文字色して楽しくお話を進めてくれますので、絶対にオススメです!

【講演会「今の子どもたち~自己肯定感と心の傷」のお知らせ】□日 時  2011年6月25日(土)14時~16時
□会 場  サン・リフレ函館(函館市大森町2-14)
□講 師  平野直己さん(北海道教育大学札幌校准教授、臨床心理学・精神分析学)
         大学内に地域住民の相談室「子どもの教育と心理相談室」を開設、
         また、フリースペース「IPCユーリカ」を主宰するなど、相談室から地域までの
         さまざまな場に応じ、その人の心が元気になる実践を研究テーマにしています。
□資料代  500円(当日受付)
□主 催  函館・登校拒否と教育を考える親の会「アカシヤ会」(野村:090-6261-6984) 
        チャイルドラインはこだて(泉澤:0138-54-7037)
□協 賛  不登校相談情報センター南北海道
□後 援  函館市教育委員会、北海道教育庁渡島教育局・檜山教育局
       函館心理士士会、北海道社会福祉士会道南地区支部、南北海道臨床教育研究会
       北海道精神保健福祉士協会道南ブロック、北海道医療ソーシャルワーカー協会道南支部
   HIFはこだて函館サポートステーション

静岡講演会でたくさんの素敵な出会いが

 6月3日~6日、静岡講演会「学校に行かない気持ち、行く気持ち」に出かけ、しばらくブログを更新できませんでした。今回は内輪の集いということでしたが、富士宮市で約40名、静岡市でも約30名と主催者の見込みを上回る参加者で、講演後の懇談会にも多数の方が残り、長時間の密度の濃い話し合いが行われて、とても勉強になりました。不登校やひきこもりに対する周囲の理解が依然として進んでおらず、当事者・家族が厳しい状況に置かれている現実をあらためて認識させられましたが、ご家族だけでなく不登校のお子さんがいる学校の校長先生や地域の福祉団体の方など関係者の方もたくさん参加されていました。
 今回は私の話よりも、講演会開催をきっかけに不登校に限らず子どもや教育に関わる8団体が集まり「ふじのくにエデュケーショナルネットワーク」を立ち上げたことにとても大きな意義があると思いますし、そんな活動を始めた素敵な方々にたくさん出会うことができ、 いっぱい元気をもらってきました(*^_^*) また、富士宮市だけではなく、富士市や静岡市などに関係団体とも協力関係ができ、地域のネットワークが広がっています。こちらの地域で、このような取り組みに関心をお持ちの方は事務局の旗持さん(0544-54-2677)にご連絡ください。まだお若いのですが、とってもパワフルで素敵なお母さんです(*^_^*) また、静岡講演会にはNHKの取材も入り、地元ニュースで放映されたとのことで、それを見た方から相談電話が入るといった効果もありました。
 ハードスケジュールでしたが、その中でも浅間神社や白糸の滝も見学(奥の院ともいうべき村上浅間の千年杉に圧倒されますた)、富士宮やきそばもしっかり堪能し、忘れることのできない旅になりました!(^^)!

家族交流会の話題から③

 お子さんの生活が不規則で、親子の間もうまくいっていなかったご家庭からの報告で、お子さんがバンド活動に生きがいを見出し、親御さんもそれを支えるという関わりに変化してから親子関係も良くなり、お子さんもエネルギーが溜まってきたのか、自分で朝起きてアルバイトに出かけるようになったというお話がありました。また、親御さんがケガをして家業に支障が出てきたのを見ていたひきこもり気味のお子さんが、病院の送迎をしてくれたり家業の手伝いを始めてくれたそうで、親御さんは口出しせず、少し任せてみようとお話ししています。
 少しずつでも、お子さんの変化をご家族が肯定的に受け止め、じっくり見守ることが大切であることをあらためて深く感じた次第です。

 また、5月例会では「はこだて若者サポートステーション」統括コーディネーター・池田誠さんからサポステの活動についてお話しをしていただきました。昨年6月、財団法人北海道国際交流センターが厚生労働省から委託を受けて開設した「サポステ」には、この3月末までに主催者の予想を大幅に超える166名が利用登録し、この活動への参加を通して約3割の方が何らかの進路決定(就労、職業訓練、ボランティア参加、復学など)につながっているそうです。
 有意義なプログラムがたくさんありますが、他人と交わることが苦手で不安な方々が、ひきこもり当事者が出会う「居場所」に参加して、だんだん元気になっていく例もたくさんあり、この「居場所」の実施に際しては「樹陽のたより」のメンバーが中心的な役割を果たしてくれたとのことでした。これまで週1回でしたが、今年度からは毎週火曜日と木曜日の12:30~16:30開設されています。
 また、専門相談員による丁寧な個別相談もあり、本人が行くことができなくても、ご家族の相談も受けていますので、何らかの事情で社会に参加することが辛くなり、不安をかかえている当事者でもご家族でも、まずサポステに電話をかけることから一歩を踏み出しではいかがでしょうか。全国100か所以上開設されていますので、ご連絡いただければ、お近くのサポステを紹介します。
(はこだてサポステ:電話0138-22-0325 函館市元町14-1)
プロフィール

野村俊幸

Author:野村俊幸
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