「生きづらさへの支援」報告&森町講演会のお知らせ

 8月27日に開催された北海道社会福祉士会主催の「生きづらさへの支援~当事者の声から改めて子どもの福祉を考える」約85名の参加者で、内容もとても良かったと思います。講演では、親から虐待を受け児童養護施設で育った渡井さゆりさんの体験談はすさまじいものですが、冷静に自分を振り返り、誰を非難するでもなく、自分自身の人生としてそれを引き受け 「日向ぼっこ」という社会的養護をくぐってきた若者たちの居場所づくりに生かしていこうという姿勢と取り組みに、とても深い感銘を受けました。帰路のJR車中で渡井さんの著書「大丈夫。がんばっているんだから」(徳間書店、1200円+税)を一気に読み、その思いをさらに強くしました。
 アスペルガー症候群の吉川真倫さんのお話しも、当事者でなければ語ることのできない具体的体験や思いがしっかり伝わり、参加した多くの皆さんはがうなずく場面が何度もありました。吉川さんは、道南地域でのひきこもり支援活動にますます大きな力を発揮してくれるものと思います。お
 当日は総合司会を仰せつかりましたが、シンポジウムでも会場から30本を超える質問が出され、十分にお答えしきれなかったことを申し訳く思っています。
 
 また、9月以降いもいろいろ講演会や研修会へのお声をかけていただいておりますので、多くの皆さんにお会いできれば幸いです。まずは9月1日の講演会です。
【ひきこもり・不登校の理解と支援】
□日時  平成23年9月1日(木)15:30~17:00
□場所  森町保健センター(森町森川町278‐2 01374‐3‐2311)
□講師  野村俊幸
主催  北海道森町  (お問い合わせ先:役場保健福祉課01374‐2‐2181 及び保健センター)
共催  渡島・檜山圏域障がい者総合相談支援センター「めい」
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わが子が不登校で教えてくれたこと~体験レポート⑤

(先に連載していた「体験レポート」を再開します)
 次女が参加していた函館ダンスアカデミーが、2000年の「ヤングダンスフェスティバル」の全国大会で優勝し、そのご褒美で、翌年ニューヨークで開かれたジャパンフェスティバルというイベントに招 待され、カーネギーホールで踊るという経験もできましたので、「親の欲目」もあってダンスのプロに進んではどうかと次女に誘い水を向けてみました。
 残念ながら次女はその話にはのってきませんでしたが、彼女なりにいろいろ将来のことを思い悩み考えていたようで、やがて「公務員試験を受ける」と言いだしてスタジオを辞め、公務員試験の予備校に通い出しますます。勉強らしい勉強はしていないので私は受かるとは思っていませでしたが、本人は「背水の陣」という気持ちだったらしく、生まれて初めて猛勉強を始め、驚いたことに平成14年秋の国家公務員試験と北海道職員試験に合格し、次女は道庁に勤務しました。
 次女も早々と結婚して昨年4月には男の子が生まれ、今は旭お渦川で共働きしながら生活しています。ということで孫4人(長女宅は今年高校に入学した女のも、小6と小3のサンパク坊主の3人)のジイサンになったわけですが、孫にはベトベトに甘いので、特に長女からは厳しいチェックが入ります(^_^;) それはそうですね。車に押し込んで学校に連れて行った親が、孫には全然甘くてあきれているようです。
 さて、次女が不登校になったとき「姉が不登校だったから、せめてお前は普通に行ってほしい」とプレッシャーをかけていたら、多分こういう展開にはならなかったと思いますし、長女のときも学校に行くことを強制し続けていたら、「孫という名の宝物」に出会えなかったと思うのですが、その理由をケースワークの理論を手がかりに考えてみます

「子育て講演会」の報告

 報告が遅れましたが、8月6日に開催された「はるこどもクリニック」主催、不登校相談情報センター共催の「子育て講演会~行動が”ちょっとだけ”気になる子どもの育て方」は、予想を大幅に超える90名近い参加者で盛況でした、講師の両角美映さんは、ご自身の二人のお子さんが発達障害で、保育士や「おもちゃコンサルタント」という専門職の立場と実際の子育ての体験とを結び付け、とても具体的でとても分かりやく説得力のあるお話に、参加者は魅了されたそうです。
 私は残念ながら、ブログに連載しました「ひきこもり研修会」出席のため、こちらには参加できませんでしたが、翌7日の10時~16時、専門研修のプログラム「発達障害を学ぶ・発達が気になる子どもの生活環境・遊び~おもちゃとあそびで、コミュニケーション豊かな生活をめざす」に参加しました。
 実際に手作りおもちゃを使った実演やワークショップを取り入れた実践的なもので、発達障害については素人の私にもとてもよく分かる、そして何より楽しくて心温まる研修会でした。ちなみに当日のプログラムを紹介しますが、両角さんの詳しい活動につきましては、「NPO法人レインボー」で検索してごらんください。
 親御さん、保育者、教職員、相談支援者はもちろんですが、障がいのあるなしにかかわらず、子どもに接する人々す全てにとって、とても大切なことを学ぶことができますので、多くの機関・グループが両角さんの講演会を開いてほしいと願っています。
 1 気になる子ども、困った子どもってどんな子?
 2 困っているのは…だれ?
 3 保育者はどう関われるか?関わればよいのか?~子ども編~
 4 障がいって?(疑似体験)
 5 どんな道具を選べばいいの?
 6 どんなおもちゃを選べばいいの?
 7 障がい児と言われたときの親の葛藤・受容
 8 保育者はどう関われるか、どう関わればよいのか?~保護者編~
 9 地域で子どもたちを守る~その一員として



 

 

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講演会・報告とお知らせ

 8月20日の「訪問支援ネットワークあおもり」主催の家庭教育支援セミナーは無事終了しました。急な取り組みにもかかわらず約30名の方が熱心に参加してくださいました。主宰の金澤さんは4月に故郷に戻り、8月に事業開始にこぎつけたのは流石というほかありません。当事者と家族の立場に立って不安や悩みを少しでも軽減し、家庭と地域のつながりを構築するという訪問支援で、県教育委員会の支援や「チャイルドラインあおもり」の関係者などとのネットワークにより活動を進めていますので、青森地域の不登校やひきこもり支援の大きな力になると思います。事務局は、家庭訪問サポート「つがる・つながる」090-2987-4053です。
 また、下記の講演会がありますので、お近くに関心をお持ちの方がおいででしたらお知らせいただければ幸いです。
ひきこもり・不登校の理解と支援
□日時  平成23年9月1日(木)15:30~17:00
□場所  森町保健センター(森町森川町278‐2 01374‐3‐2311)
□講師  野村俊幸
□主催  北海道森町 
 (お問い合わせ先:役場保健福祉課01374‐2‐2181 及び保健センター)
□共催  渡島・檜山圏域障がい者総合相談支援センター「めい」

緊急連載「訪問支援のあり方と課題」⑤

 ですから私は、子どもの成長や歩みは一人ひとり違うわけですし、いわば親と子どもは別人格なんだ、こちらの思いどおりにはならないんだということをしっかり理解することが大切で、バイステック流に言えば、まさに「クライアントを個人としてとらえる」という個別化の原則を親も支援者のしっかり心にとめることが出発点だと思います。
 訪問支援に限らず、相談のスタートは「子どもを何とかしたい」という親のニーズから始まることが多いと思いますが、これを本人のニーズに置き換えていく作業がどうしても必要になりますし、それがないと、結局は支援ではなく、押し付け、強制になって、倫理綱領に反したやり方になってしまいます。
 その場合、もうひとつ重要なのが「自己決定の尊重」です。 時間が来ましたので詳しくは申し上げませんが、特に親御さんが焦りますと、本人の先回りをしてあれこれやらせようとしがちになります。
 仮に親が決めたことが上手くいけばいいのですが、大概はうまくいかない場合が多くて、そうなると今度は「こうなったのは親のせいだ」ということになって、さらに家族関係がグチャグチャになるという事例にたくさんぶつかって参りましたので、本人が自己決定できるような環境づくりという支援が重要だと思います。
 そのためには、こじれた家族関係の修復・調整といったことも大きな課題になりますし、本人への支援と家族への支援がリンクしないと、なかなかうまくいかないのではないでしょうか。
 繰り返しになりますが、訪問支援は誰のニーズなのか、何のための支援なのかを常に問い直し、検証することが必要ではないかと考えております。

緊急連載「訪問支援のあり方と課題」④

文字色 私がなぜひきこもり支援活動に関わるようになったか申し上げますと、函館には19年前から「アカシヤ会」という不登校の親の会ありまして、はじめのころは大半が小中学生の不登校の相談だったのですが、だんだん「高校に行かなくなった」とか「大学に進学したけど行けなくなって自宅に戻ってきて、そのまま家にいて外に出なくなった」という話が増えてきたことがとても気になっていました。
 不登校にもいろいろあって一概に言えませんが、中学校までは「無理に学校に行かなくても大丈夫」と親子共々思えるようになりますと元気になっていく場合が多いのですが、高校生以上の年代になりますと別の難しい問題が出てまいります。
 と言いますのは「中退するのは仕方ないけど、その後どうするのか」といった問題が、本人にとっても親にとってもすごく大きなプレッシャーになってのしかかってきます。
 さらにそれが、青年期に特有の心理的不安とも重なって様々な精神疾患のような症状を訴える方も多いものですから、精神科医やカウンセラー、医療ソーシャルワーカーなどの専門職の方々の協力も得まして、2003年に「道南ひきこもり家族交流会」を立ち上げました。
いろいろお話をうかがいましたら、親御さんがお子さんの不登校や中退をなぜ受けとめることができないかと申しますと、現在のいわゆる「六・三・三・四」の教育コースから外れることに対する強烈な不安です。
 平たく言えば、できるだけみんなと同じ道を歩んでほしいという願望でありまして、それが願望のうちはまだ良いのですが、押し付けになってしまい、何らかの事情で今は立ち止まってゆっくり休息したり、じっくり考えなければならない時期に子どもを追い立て、そのために子どもはさらに不安いかられて、ひきこもらざるを得なくなるという例が実に多いわけです。

緊急連載「訪問支援のあり方と課題」③

※「北方ジャーナル」9月号に、この研修会の様子が3ページにわたって的確に報道されています。
【野村発言:連載続き】
 私は、訪問活動に限らず、どのような支援でもそうですが、今やろうとしていることは「誰のための、何のための援助か」ということをはっきりさせ、関係者がそれを自覚できているかどうか、ということが一番大切だと思う訳です。
 娘たちへの友だちのお迎えは、学校に言われてクラスメートが訪問してきますので、当事者のニーズに基づくものではなくて「不登校を止めさせたい、治したい」という学校のニーズから出ているわけです。
 学校のせいだけにするのはフェアでないので、反省を込めて言うのですが、初めのうちは親が学校にお願いしてしょっちゅう先生に家庭訪問してもらったり、友だちのお迎えをお願いしましたので、学校は親のニーズ応えたという面もあるわけですから、「子どもの不登校を何とかしたい」という親の焦りが、こういった行動になって表れ、それがさらに子どもを追い詰めていたわけです。
 第2は、ソーシャルワークの基本原則からくる戒めです。今日は保健福祉の専門職の方も多いと思いすので、釈迦に説法ですが、レジメには日本ソーシャルワーカー協会と日本医療社会事業協会、日本精神保健福祉士会の3団体が採択しています倫理綱領を載せておりますし、社会福祉士会の倫理綱領も、基本的にこれと共通しています。
 つまり、個別ケースの病理に焦点をあて、治療的アプローチをするだけではなくて「人びとがその環境と相互に影響しあう接点に介入する」、つまり本人を取り巻く生活環境そのものを改善していく取り組みが必要であり、そのためにはそこに至るまでに積み重ねられてきた本人の痛みや辛さをしっかり理解し、受けとめるということが必要になってくると思います。
 そのことが本人の人権を尊重するという原理の基本につながるわけですが、話が抽象的になりましたので、このことを具体的に理解する手がかかりとして、これも釈迦に説法ですが、<バイステックのケースワークの原則をレジメに載せていますので、これを手掛かりに少しだけ私の体験をお話しさせていただきます。

緊急連載「訪問支援のあり方と課題」②

 そのうえで、私は二つの視点から、訪問支援活動の際に、十分に注意しなければならないことがある、ということを申し上げたいと思います。
 そのひとつはわが家の体験です。そもそも私がこういった問題に首を突っ込むようになったのは、わが家の娘が二人とも不登校になって、のべ15年ほどこの問題に関わってきたからですが、今日はその体験を話す場ではありませんから、ひとつだけ、不登校の最中に何が一番辛かったかという娘たちの声をお伝えしたい思います。
 もちろん、長女にとって、最初は親が、特に父親~つまり私ですが~全く不登校に理解がなくて学校に行かないことを責め、強制的に学校に連れていくなんてことをして長女をボロボロになるまで追い詰めましたので、それが一番辛かったことだと思います。
 次女の場合はその反省もあって、一切学校に行くようにプレッシャーをかけなかったので、概ね元気に過ごしたのですが、その次女にとっても長女と共通する辛いことがありまして、それは「友だちのお迎え」や先生の家庭訪問だったそうです。
 長女の場合ですが、朝友だちに迎えに来ると、初めのうちは合わないと悪いと思って顔を出すのですが、そのうち顔を合わせることもできなくなったので、長女に会えないと、友だちは手紙を置いていくわけです。
 すると今度は、怖くてとても手紙を見ることもできない、しかし、そのままにしておくと親が帰ってきたら見つけられますので、必死になって指先でつまんでゴミ箱に捨てたそうです。
 これは全国各地で体験者の話を聞いても共通していて、中には手で触ることができなくて、箸でつまんで捨てに行ったというお話しを聞いたことがあります。
文字色 本人がだいぶ元気を取り戻し、エネルギーが溜まってきて本人から友だちと遊びたいと言い始めたなら話は別ですが、そうでない段階で友だちが迎えに来ますと、本人は「せっかく友だちがが来てくれたのに、期待に応えられない自分はなんてダメな人間なんだろう」とさらに自分を責めるのに加えて、「せっかく来てくれた友だちにも申し訳ない」という気持ちが重なり、ダブルパンチになってしまいます。
 迎えに行った友だちにしても、「せっかく行ったのになぜ出てきてくれないんだろう」とそれまで仲の良かった友だちに対する感情もだんだん悪くなっていったり、先生に頼まれてやっている場合などには、特に真面目な生徒さんは「先生の期待に応えられなくて申しわけない」と、自分を責めるようなことにもなりかねないわけです。
 一見「明るく元気な不登校」に思えた次女も「友だちからの手紙」には随分泣かされたと言います。

8月の講演会等報告②&「訪問支援のありかたと課題」緊急連載①

文字色文字色 8月6日(土)は13時から北海道社会福祉士会主催の「ひきこもり研修会」にシンポジストとして参加しました。120名を超える方が17時近くまでの研修会に熱心に参加、関心の高まりを感じ、心強く思いました。
 基調講演は竹中哲夫日本福祉大学名誉教授「ライフステージとひきこもり支援の方策と課題」というテーマで、引きこもり者と家族の年代やライフステージに沿って」丁寧に説明され、当事者にとっても支援者にとってもたいへん有意義でした。シンポジウム文字色の最後のまとめも「流石プロ!「という見事なもので、とりわけ「人生をより良く生きるための支援であり、支援者はその人の人生を決めることはできない」「ひきこもり者を社会がどのように受け入れるかも合わせて考えていかなければならない」というお話は、「ひきこもり」への否定的眼差しから「治療・矯正」といった関わりへの厳しい戒めであり、ソーシャルアクションも必要であることを、あらためて強く再認識した次第です。
 「訪問支援(アウトリーチ)のあり方と課題」というシンポジウムもとても内容の濃いもので時間が不足し、参加者との質疑応答ができなかったのは残念でした。小樽ひきこもり家族交流会の鈴木祐子さんは、ご自身のお子さんたちが不登校・ひきこもりをした経験にふまえ、長く親の集いを主宰してこられた方で、不登校のお子さんへ絵手紙を出したところとても喜ばれ、ずっと取り組んできたそうです。親御さんやお子さんに直接お会いして話を聴く活動も続けており、不登校やひきこもりを決して否定することなく、当事者や家族に寄り添う姿勢にとても共感しました。
 NPO法人レターポスト相談ネットワークの吉川修司さんは、ご自身の長いひきこもり体験にふまえて、訪問活動も含めた様々な相談支援活動を担っています。その中で、ご自分も「支援者というより発展途上の体験者」であることをいつも感じており、訪問者が「親と同じように自分を外に連れ出そうとしている人だ」と思われると、良い支援はできないという、とても謙虚な姿勢に強い感銘を受けました。
 NPO法人北海道若者育成機構「みらい」の五十嵐慎二郎さんは江別市を中心に精力的な訪問活動しており、配布されたデータによりますと昨年3月から今年6月まで692件の訪問支援を行い、34名が社会復帰したそうです。
 以下は、私の当日の発言要旨です(しばらく緊急連載します)。
【第1回】
 ご紹介いただきました野村です。 私は今回、パネラーとして参加して良いかどうか、たいへん悩みました。
 と申しますのは、私は具体的に訪問支援活動を実践しているわけではありませんし、どちらかと言いますと訪問支援は極めて慎重に、限定的に行われるべきだという意見ですので、シンポジウムの内容に水を差すのでないかと心配したわけですが、今日のテーマが「あり方と課題」ということですので、そんな観点からの発言もあって良いのではないかと思い、出しゃばってきた次第です。
 もちろん、私も訪問支援活動の大切さは理解しているつもりですし、私が相談員としてお手伝いしている「はこだて若者サポートステーション」でも、現在はまだ実施できていませんが、次年度は「高校中退アウトリーチ事業」に取り組む準備を進めています。また、函館では「樹陽のたより」というひきこもり当事者のグループがあって、そのメンバーの何人かが、まだ数件ですが家庭訪問してひきこもりの方の話し相手になったり、ご家族の方と交流したりという活動もしています。



8月の講演会等報告①

 8月5日(金)の午前は、札幌ン市立白石小学校で「北海道民間教育研究団協議会」の合同研究集会が開催され「不登校分科会」に参加しました。現場の教職員やフリースクール関係者など13名が参加し、具体的な実践報告を中心にとても有意義な討論が行われました。私も「不登校・ひきこもり支援のソーシャルワーク」について、ポイントのみ簡単にお話しさせていただきました。たくさんの意見が出されましたが、私は訪問型フリースクール「漂流教室」の相馬さんの「長期にわたり無為無目的にかかわれる大人の存在」の大切さというお話や、現職の小学校教員の多田先生が「公立・市立の学校でどうしても無理だったら別のところでいい。そのために必要な経費は国が適正に負担する」というお話に、とても感銘を受けました。このような考え方が教育界に広がっていくことを心から願っています。
 私は午前の部で失礼してJRで恵庭市に向かい、午後は「未来の会」主催の「いじめ・不登校・ひきこもり~子どものいのちの居場所を考える」に参加しました。内田良子さんの講演は何度お聴きしても感動しますが、今回も「いじめ自殺」問題を詳しくお話しされ、本当に共感することばかりでした。「不登校は子どもたちの命の非常口」という指摘を教育関係者や保護者、地域の人々はしっかり受け止める必要があります。私は内田さんの講演と質疑応答の幕間で「わが家の不登校体験とソーシャルワーク」というお話をさせていただきました。
 主催者の予想を超える70名以上の参加者があり、質疑もたくさん出されて14時から17時までの長丁場にもかかわらず、皆さん最後まで熱心に参加してくださいました。17時30分からの懇談会にも20名以上が参加され、具体的な悩みがたくさん出されましたが、内田さんの素晴らしい助言で皆さん元気をもらいました。こちらも19時過ぎまで行われましたが時間が足りず、場所を居酒屋に移しての懇親会にもたくさんの方が残り、22時近くまで話が盛り上がり、朝9時から丸一日、とても密度の濃い時間を過ごしました(*^_^*)




 
 

家庭教育支援セミナーのお知らせ

 5~7日ととても密度の濃いスケジュールが続き、ブログ更新がなかなかできませんでしたが、青森市で下記のようなセミナーがありますので、取り急ぎご紹介します。お近くに関心をお持ちの方がおいででしたら、ご案内いただければ幸いです。主宰の金澤さんは、フリースクール札幌自由が丘学園で長年スタッフを務め、北海道におるフリースクール活動の中心となたって活躍した方で、故郷・あおもりで、新たな事業展開を目指しています。
【家庭教育支援セミナー】(転送歓迎)
□日 時  平成23年8月20日(土) 13時~15時30分
□会 場  アピアあおもり 大研修室2(青森市中央3丁目17-1)
□内 容  第1部 講演会「子どもの不登校を向き合っている大人に知ってほしいこと」
          講師:野村俊幸(社会福祉士・精神保健福祉士)
       第2部 対談会(参加者からの質問を受けて) 
        「子どもの不登校と向き合っている大人にできること」        
         金澤拓紀(訪問支援ネットワークあおもり代表)  野村俊幸
□参加費  500円(学生以下無料)
□主催・連絡先 訪問支援ネットワークあおもり事務局
           (家庭訪問サポート「つがる・つながる」内) 
  090-2987-4053(金澤) E-mai : info@tsugaru-tsunagaru.com

*当ブログで体験レポート要約版の連載を始めました。

わが子が不登校で教えてくれたこと~体験レポート④(再)

 次女の不登校については学校にもきちんとお話して、「今、この子は安心して休息することが必要なので、先生や友だちのお迎えなどは控えてほしい。子どもの様子は、私どもの方からきちんと報告しますので」とお願いをし、学校も理解してくれました。
 すると、次女の身体症状は不思議なくらいすぐに消えて、朝から家の中でゲームをしたりテレビを見たりして過ごし、放課後になると友だち一緒に遊ぶようになって、そのうち、昼間も一人で外出できるようなりました。
 もちろん家では学校の勉強は全くしませんから、4月に学校から届けられる教科書の類はそのまま段ボールに入ったままで、もったいない話ですが、日の目を見ることはありませんでした。
 わが家に限らず、不登校のお子さんが家で一生懸命勉強するという話はほとんど聞いたことがありません。お子さんは何らかの理由で学校に強いストレスを感じて不登校になっているのですから、最も「学校の匂い」のする教科書などに気持ちが向くはずがありませんので、「学校に行かないなら、せめて家で勉強して欲しい」というのは無理があります。
 こうして不登校のまま小学校を終えましたが、中学進級時に学校に行くと言いだします。一見元気に不登校をしていたように見えた次女も、小学生なりに心の中は不安や心配でいっぱいだったよ文字色うで、中学進級をきっかけに意を決して学校に行くわけです。
 しかし、やっぱり雰囲気になじめず、今度ははっきりしたいじめもあって間もなく行かなくなり、中学校には結局2ヶ月ほど通っただけで、後は全く学校に行かないまま中学校を卒業しました。 
 次女はご多分にもれず、まずは腹一杯ゲームに没頭してましたが、そのうちにエネルギーが溜まってきたようで、全くひょんなことから函館ダンスアカデミーでジャズダンスを習い始め、やがて発表会やいろいろなイベントに忙しく飛び回るようになります。
 それでも高校進学については随分悩んだようですが、結局はダンスを優先するために時間が自由になるからということで、やはり有朋高校の通信制に進みます。

わが子が不登校で教えてくれたこと~体験レポート④

次女の不登校については学校にもきちんとお話して、「今、この子は安心して休息することが必要なので、先生や友だちのお迎えなどは控えてほしい。子どもの様子は、私どもの方からきちんと報告しますので」とお願いをし、学校も理解してくれました。
すると、次女の身体症状は不思議なくらいすぐに消えて、朝から家の中でゲームをしたりテレビを見たりして過ごし、放課後になると友だち一緒に遊ぶようになって、そのうち、昼間も一人で外出できるようなりました。
もちろん家では学校の勉強は全くしませんから、4月に学校から届けられる教科書の類はそのまま段ボールに入ったままで、もったいない話ですが、日の目を見ることはありませんでした。
わが家に限らず、不登校のお子さんが家で一生懸命勉強するという話はほとんど聞いたことがありません。お子さんは何らかの理由で学校に強いストレスを感じて不登校になっているのですから、最も「学校の匂い」のする教科書などに気持ちが向くはずがありませんので、「学校に行かないなら、せめて家で勉強して欲しい」というのは無理があります。
 こうして不登校のまま小学校を終えましたが、中学進級時に学校に行くと言いだします。一見元気に不登校をしていたように見えた次女も、小学生なりに心の中は不安や心配でいっぱいだったようで、中学進級をきっかけに意を決して学校に行くわけです。
しかし、やっぱり雰囲気になじめず、今度ははっきりしたいじめもあって間もなく行かなくなり、中学校には結局2ヶ月ほど通っただけで、後は全く学校に行かないまま中学校を卒業しました。 
次女はご多分にもれず、まずは腹一杯ゲームに没頭してましたが、そのうちにエネルギーが溜まってきたようで、全くひょんなことから函館ダンスアカデミーでジャズダンスを習い始め、やがて発表会やいろいろなイベントに忙しく飛び回るようになります。
それでも高校進学については随分悩んだようですが、結局はダンスを優先するために時間が自由になるからということで、やはり有朋高校の通信制に進みます。
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