関連書籍紹介⑧「ひきこもり」シリーズ4

『ひきこもりの「社会理論」~「ひきこもり」完全理解のために』 市野善也  新風舎文庫 ¥850E
 ひきこもり当事者の体験記などが少しず世に出始めていますが、自身の辛い体験をここまで精緻に分析・考察し、「ひきこもり理解の一般理論」へと普遍化・定式化したものは、本書が初めてではないでしょうか。哲学、論理学、社会学、教育学、経済学など、おそらくは著者が独学で学んだであろう博覧強記の知識を総動員しての作業に圧倒されます。
 強引な論理展開や学術的正確さなどの面で批判されそうな部分や、分かりにくい文章もありますが、そんな些末な問題を超えた迫力が本書の魅力だと思います。特に「不登校の社会的背景」は、拙書「わが子が不登校で教えてくらたこと」でも力量不足で書ききれなかった「日本の教育をめぐる諸問題」~なぜ日本の教育は機能不全に陥りつつあるのか~を見事に解明しており、痛快でした。
 当事者が語る「引きこもり理解」の決定版ともいえる本書ですが、出版社が倒産しましたので、絶版になっているとすればまことに残念です。

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関連書籍紹介⑦:「ひきこもり」シリーズ3

『引きこもり狩り~アイメンタルスークル寮生死亡事件/長田塾裁判』
  芹沢俊介編 雲母書房 ¥1600E

 ショッキングな題名ですが、戦慄の現実から目をそむけてはならないと思いますし、サブタイトルの事件の本質を最も的確に表現しています。
 『引きこもりという言葉のなかにはすでに引き出すという言葉が引きこもりにたいする否定的対語として埋め込まれている』という芹沢さんの指摘や、長田塾裁判原告団の多田弁護士が、『「こもる」ことには己を守る「己守り」、親にとっては子を守る「子守り」、民主主義社会の根幹をなす「個を守る」という大切な意味がある』という指摘を関係者は真摯に受けとめるべきであり、「引き出し屋」の跋扈を許さないための必読文献といえます。
 また、愛知教育大講師の川北稔さんが「アイメンタル事件報道の概要」で、北海道新聞「読者の声」の拙稿を引用してくださったことに心から感謝を申し上げます。

関連書籍紹介⑥:「ひきこもり」シリーズ2

『ひきこもり~その心理と援助』 西村秀明編著 教育資料出版会 ¥1600E 
 『元祖「ひきこもり」は天照大神』という説明にナットク!ひきこもりを個人や家庭の病理としてではなく、社会的関係性をふまえて理解することの重要さを指摘し、『ひきこもるにはひきこもるだけの事情がある』という理解が必要で、不登校、ひきこもり、フリーター、ニート、少し前にはステューデントアパシー、モラトリアム、オタクなど、否定的な評価で語られてきた青年の姿は、社会の「ひずみ」に対する発信ではないのか、社会がそれをどのように受けとめてきたのか、と鋭く告発する。
 2名のひきこもり当事者と4名の親からのメッセージも収録、『「ひきこもり」を克服すべき問題とする社会のほうが、より問題を抱えているのではないか』など、たくさんの胸を打つ指摘が。こころの健康科学事業「地域精神保健活動のガイドライン」に対する批判も鋭い。必読の一冊です。 
 (実は、道南ひきこもり家族交流会で、会に愛称つけようということで例会で話し合ったとき、一番最初に出てきた案が「アマテラス会」でした(^_^;) 慎重審議の結果、以前にブログでお伝えしたように「あさがお」となりましたが)

関連書籍紹介⑤:「ひきこもり」シーリーズ1

 今回から「ひきこもり」が注目(「社会問題」化)され始めたころの本を紹介します。まずはやはりこれ。功罪の評価が大きく分かれる「古典」ですが、必読文献には違いありません。

『社会的ひきこもり』 斉藤環  PHP新書 ¥657E
「ひきこもり」を世に知らしめ、これで斉藤環氏がひきこもり問題の第一人者としてブレイク。1998年発刊なので10年以上経りますが、本書で示された理解と支援のあり方についての基本的枠組みは、現在も多くの識者に引き継がれています。(厚生労働省の「定義」も基本的にこれに依っていると思います)
 「治療的アプローチ」の強さや、「ひきこもり」というネーミングそのものが、ひきこもりに対する否定的イメージを生み出しているのではないか、個人・家庭の病理とされ社会的視点が不足しているのではないかといった批判に留意しつつ、当事者や支援者にとって、一度は目を通した方がよい文献と思います。
 特に、「ひきこもりシステム」という考え方や、臨床事例にふまえた実践編は参考になりますし、<正論・お説教議論の克服>という指摘は、ひきこもりの理解と支援にとってとても大切なことを再確認したいものです。

関連書籍紹介④

 2月に3回ほど、これまでに読んで印象に残こり、勉強になった書籍紹介シリーズを掲載しましたが、その後いろんな事業に追われて中断していました。今年も年の瀬を迎えますので、遅ればせながら再開します。まずは、不登校理解のパイオニアである故・渡辺位の名著から。

【不登校理解の基本テキスト! 親や先生の発想を変えることから!】
『不登校は文化の森の入り口』 渡辺 位 東京シューレ出版 ¥1800E
 渡辺さんは児童精神科医で、ご自身がかつて登校拒否を病気として扱った臨床体験の反省から、大人の側の問題であり、日本の学校システムそのもの問題であることに気がついていった経過が分かりやすく述べられています。
 登校拒否・不登校をめぐる「視座の転換」において渡辺さんが果たした役割はとても大きく、本書は不登校理解の「基本テキスト」と言えるでしょう。<このごろは「バツイチよ」なんて、堂々と言える時代になったのに、子どもは学校バツイチがだめなんだな。おかしいと思うんですよ。これはすごい差別。昔は「女、子ども」と言われたけど、今は子どもだけは置いてけぼり。子どもに選ぶ権利を認めない><(子どもの在りようは)子どもと関わっている大人自身の子どもに向けられる表情、発言内容、語調、態度、姿勢などはもちろん、その大人自身のその子どもに対しての主観的批判、評価をはじめ、その時の気持ちなどといった心の在りようも無関係ではない>といった、ドキッとするお話がたくさん詰まっています。

わが子が不登校で教えてくれたこと~体験レポート⑨

 前回、先生の家庭訪問や友だちのお迎え学校の「善意」かもしれないが、子どもにとっては大きな負担になるとお伝えしましたが、ここで注意しなければならない「不登校支援のポイント」をいくつかまとめてみました。
①「誰のための援助か」を常に検証する
 これは不登校やひきこもりの支援にかぎらずどのような場合にも言えることで、何かの援助を行う場合、それは「誰のために、何のために」ということを常に検証する必要があります。不登校の場合は、周りが一生懸命子どもを学校に戻そうとしがちですが、それが目的とすれば、それは本当に子どものためなの援助なのか、それとも不登校を減らすという学校にとって必要な取り組みではないのか、あるいは親が安心するための取り組みになっていないか、よくよく吟味してほしいのです。「善意の道は地獄へ通じる」いう西洋の諺をしっかりく頭に入れてかかる必要があります。

②「不登校も選択肢のひとつ」という柔軟な発想を持つ
 「個別化」の原則でもふれたように、子どもは一人ひとり違いますので、学校というステージで自分を大いに自分を研く子どもいますし、そうでない子どもがいてもいいはずですから、「不登校も選択肢のひとつ」と考え、まずはゆったり構えてほしいと思います。

③「不登校=問題行動」と短絡的に考えない
 そのためには、不登校自体を「問題行動」と捉えないことです。そのように見えるのは、不登校に伴って表れる子どもの様々な状態~身体症状、学習意欲の低下、昼夜逆転、自傷行為、家庭内暴力など~が「問題のある」つまり「改善や治療が必要な状態」に見えるからです。しかしこのような現象は、まわりの人たちが不登校を「問題行動」として否定的に見るため子どもが「誰も自分のことを理解してくれない」と絶望的な気持ちになって引き起こされる場合が多く、いわば「問題行動」に追い込まれているわけです。そして、周りがそのことでさらに不登校を否定的に評価することで「問題行動」をエスカレートさせるという悪循環に陥る事態がしばしば起こります。
 このような悪循環を、精神保健の分野では「二次的行動」「二次障害」と言い、当事者をそのような状態に追い込まないように充分気をつけるのですが、親や学校がこういう対応をしてしまう例がとても多いように思いますので、十分に注意する必要があります。
 

「アカシヤ会」10月例会より②

 不登校のお子さんは、どちかというとナイーブで横並び意識が苦手だったり、正義感が強くて自分の考えをはっきる述べるといったタイプのお子さんが多く、こういった個性はとても素敵なものですから、それが押しつぶされそうになったらその場からいったん「避難」して、じっくり自分を生かせる道を探った方が得策ではないでしょうか。
 中学時代ずっと不登校でしたが、福祉関係のボランティア活動にやりがいを見出し、高校は頑張って通学して福祉系大学に合格、来春親元を離れるお子さんがいます。そのお子さんは「中学時代に不登校していたから、中学校の生活で余計な消耗をしないですみ、エネルギーを溜めることができたので高校生活も頑張ることができた」と話しているそうですが、全くそのとおりだと思います。
 ですから、子どもに「学校に行かなくてもいいよ」と伝えてしまうと、そのままずっと不登校になるのでは、という心配はもっともですが、お子さんが安心して不登校できないと、上記のお子さんのようにエネルギーを溜めることはできません。進路についても、今はいろんなルートがあり、「通常の高校受験から一般の高校へ」という道が、そのお子さんに合っているのかどうか、じっくり考えてみる必要があると思います。
 それと、親御さんは、「いろんなルート」についての確かな情報を得る努力は必要ですが、その情報をお子さんに伝えるタイミングと伝える姿勢が大切で、こちらは「情報提供」のつもりでも、お子さんにとっては「親から指示された」と感じることがよくあります。焦らず、子どもを信じる気持ちが何より大切だと思います。

「アカシヤ会」10月例会より ①

 10月の例会は2名の初めての方や半年ぶりの方を含め11名の参加者でした。今回も「現在進行形」の親御さんが抱く不安や悩みには共通しているものがたくさんあり、しかもそれはアカシヤ会がスタートして以来繰り返し語られてきたことですので、不登校に対する理解や適切な対応の仕方が、まだまだ社会全体には浸透していないことを、例会のたびごとにあらためて再認識し、会の役割の大切さを実感している次第です。
 中学1年生の夏休み明けから不登校になったお子さん。小学校時は学校行事のとき辛そうで、中学に入ると友だち関係が上手くいかないでどのグループにも入れかったそうです。お母さんは無理して行かせることは間違いと考えていますが、この後どうなっていくのか心配です。
 また、小学6年生のお子さんが不登校になっているお母さんのお話では、小学5年のとき行き渋りがあり、車で学校に送るなど何とか登校させようとしたが子どもの具合がますます悪くなったので、今は無理させないようにしているそうです。でも、「休んでいいよ」と言ってしまうとこのままずっと不登校のなるのではないかと心配です。
 このような悩みや経過は、大半の親御さんが大なり小なり経験したと思います。不登校お子さんは、どちらかと言うと物事の善悪・白黒をはっきりさせたいという感性や、納得いくまで完璧なものを目指したいという気持ちが強く、周りとそこそこ上手くやって適当なところで手を打つことが苦手で、しかもナイーブな方が多いので「横並び」の同調圧力が強い今の学校の雰囲気がとても辛いわけです。
 中学校ではその傾向がさらに強くなるのに加えて、受験競争へのプレッシャーも強まりますので、中学生で不登校生が急増するのは当然の現象です。

最近の「あさがお」例会の話題から①

 最近の道南ひきこもり家族交流会「あさがお」の例会は、は9月、10月が14名、11月が13名でした。一時期20名を超える会が続いて参加者に十分語っていただけないこともありましたので、ひとグループで話し合うにはこのくらいの人数が限界かもしれませんが、それでもたくさんの話題が出され、時間が足りなくなります。9月以降の例会で出されたことをいくつかご紹介します。

「ひきこもり」が長くなりますと、見た目の本人の様子はほとんど変わらないと思いがちです。しかし、例会に来て近況を話し合いますと、家族はそれほど大した変化と考えていないエピソードや、一見「後退」のよう見える出来事も、話を聞いた参加者にとっては意味のあることに思える場合が数多くあります。今回も「身体接触を求めて赤ちゃん返りをしたように見える」「以前ほどゲームにも集中できなくなったようで、イライラしている感じがする」「自分には必要がないと言って、通院やカウンセリングを止めてしまった」「作業所に通い始めたがお腹が痛いと訴える」といった話が出され、それ自体は家族にとって心配な状態だと思います。
 しかし、別の角度から見ると、身体接触という形でこれまでより感情表現をたくさん出来るようになったわけですし、ゲームに集中できないのは他に何かを求めたいという気持ちが自分の中に湧いてきているのかもしれません。通院やカウンセリング中断も確かに心配ではありますが、自分の考えをはっきり打ち出せたとも言えますし、お腹が痛くなるのは、今のプログラムが本人にとって過重なことのサインかもしれません。家族や周囲の人たちが、本人の小さな変化を肯定的にすくい取り、関わっていくことで、本人もまた気持ちを和らげ、前向きの方向につながるのではないでしょうか。

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「ひきこもり」が長くなりますと、見た目の本人の様子はほとんど変わらないと思いがちです。しかし、例会に来て近況を話し合いますと、家族はそれほど大した変化と考えていないエピソードや、一見「後退」のよう見える出来事も、話を聞いた参加者にとっては意味のあることに思える場合が数多くあります。今回も「身体接触を求めて赤ちゃん返りをしたように見える」「以前ほどゲームにも集中できなくなったようで、イライラしている感じがする」「自分には必要がないと言って、通院やカウンセリングを止めてしまった」「作業所に通い始めたがお腹が痛いと訴える」といった話が出され、それ自体は家族にとって心配な状態だと思います。
 しかし、別の角度から見ると、身体接触という形でこれまでより感情表現をたくさん出来るようになったわけですし、ゲームに集中できないのは他に何かを求めたいという気持ちが自分の中に湧いてきているのかもしれません。通院やカウンセリング中断も確かに心配ではありますが、自分の考えをはっきり打ち出せたとも言えますし、お腹が痛くなるのは、今のプログラムが本人にとって過重なことのサインかもしれません。家族や周囲の人たちが、本人の小さな変化を肯定的にすくい取り、関わっていくことで、本人もまた気持ちを和らげ、前向きの方向につながるのではないでしょうか。

SSW研修会報告

 11月12日午後2時から、北海道社会福祉士会道南地区支部研修会「地域と学校をつなぐ~スクールソーシャルワークの実践から」が函館短期大学で開催されました。この日は北星余市高校教育講演会など関連のあるイベントも開催され参加者がどうなるか心配でしたが、約60名もの参加者があり、主催者としてはホットしましたが、日置真世さんの講演が素晴らしく、もっとたくさんの方聞いていただきたかったと思いました。
 「SSWとは何か」の基本的理解から日置さんの札幌市での具体的な実践、SSW活動をめぐる現状と課題、日置さんの実践のベースになっている釧路市の地域生活支援事業の紹介と、密度の濃い内容をとても分かりやすく講演んいただき、あっという間に90分で、全然時間が足りず、もっともっとお聞きしたいことがあり、窮屈な日程で日置さんには申し訳ありませんでした。
 子どもたちをめぐる課題を学校で抱え込むことではもはや問題解決しないことはあきらかであり、あまりにも多くのことを学校に求めすぎることで学校が疲弊し、先生も子どもたちも辛い状態に追い込まれていますし、困難を抱える子どもたちの問題の背景に、家庭が抱える問題が大きくのしかかっており、要支援家庭への適切な関わりが求められている現状から、SSWが不可欠のシステムであることをあらためてしっかり確認することができました。日置さんの原則的かつ柔軟な取り組みにたくさんの示唆をいただき、SSWは「学校応援タイプ=学校のエンパワーメント」が大きな役割であることを学ぶことができました。
 また、釧路での実践報告は圧巻で、「冬月荘の実践」で全国から大きな注目を集めているNPO法人地域生活支援ネットワークは事業規模が5億円、有給う職員160人とうかがい、度胆を抜かれましたが、まさに福祉を通じたまちづくり、地域おこしの壮大な実験が繰り広げられていることがよく分かりました。
 今回は、社会福祉士会の会員や連携団体のみならず、渡島桧山管内の全市町村・教育委員会と全学校にもご案内しました。養護教諭の方を中心に先生方も一定数参加いただきましたが、もっともっと学校関係者の皆さんへの理解を広げていく必要性を痛感した次第です。
 あらためまして、超ご多忙の中、貴重な講演をいただきました日置さんに心から感謝申し上げる次第です。ブログをご覧の皆さまも、機会がございましたら是非日置さんの話をお聞きになるようお勧めします。














合同教研に参加しました

 11月5日の最終JRで釧路から札幌に戻り、6日は「2011合同教育研究全道集会」の「不登校・登校拒否・高校中退」分科会に参加、不登校支援のソーシャルワークという視点から、教育制度と不登校の関係について提言させていただきました。その他のレポート発表も、子どもの立場や心に寄り添った学校現場におけるていねいな取り組みや、北海道高等学校教職員センターにおける電話相談の現状など、とても実践的なものでたいへん勉強になりました。
 討論にはフリースクールや「親の会」関係者も参加し、多面的な意見交換が行われました。具体的に不登校や高校中退に悩む子どもたちにどのように関わっていったらよいかという「個別支援」レベルの話にとどまらず、競争と選別、管理強化が進む現在の教育システムそのものを問題にしていかない限り、根本的な快活にならないことや、先生が「不登校」したくなるような学校現場に子どもたちが通いたいと思うはずがないといった意見、現在の学校教育法で認められた学校しか子どもが学び成長する場がないと思われている現状を打開するためにもオルタナティブ教育が必要であること、札幌市がフリースクールへの公的支援を打ち出したことは一筋に光明になるかもしれないなど、とても重要な意見や情報がたくさん出され有意義な会であっと思います。
 それだけに、参加者がわずか十数名で(一日目の5日は25名ほどの参加だったそうですが)、現場の先生が少ないことが残念でたまりません。先生方がどんどん余裕をなくしていることも背景にあるのでしょうが、不登校の持つ意味について、学校現場でもっともっと考えていただきたいと願うばかりです。






11月の不登校・ひきこもり関係定例会のお知らせ

 11月の函館地域における不登校・ひきこもり関連の定例会は下記のとおりですので、関心をお持ちの方にご案内いただければ幸いです。

◆はこだて若者サポステ「居場所」(就労・就学していない方の交流の場)
・日 時:毎週火曜日・木曜日 (開設時間)12:30~16:30 
 ・場 所:HIFはこだて若者サポートステーション(元町14-1)
 ・申込先:サポステ事務局(0138-22-0325)
・参加費:無料

◆ひきこもり当事者の集い「樹陽のたより」
 ・日 時:11月13日(日)午前11時~午後1時
 ・場 所:函館地域生活支援センター2階(駒場町9-24)  
 ・連絡先:野村(090-6261-6984)
・参加費:無料

◆道南ひきこもり家族交流会「あさがお」
 ・日 時:11月13日(日)午後2時~午後4時
 ・場 所:函館市総合保健センター2階会議室(五稜郭町・中央図書館向かい)
 ・連絡先:函館渡辺病院医療福祉科(0138-59-4198)
 野村(090-6261-6984)
・資料代:200円(年会費納入の方は無料)

◆函館・登校拒否と教育を考える親の会「アカシヤ会」
・日 時:11月20日(日)13:30~15:30
・場 所:函館市総合福祉センター「あいよる」3階第2会議室((若松町33-6) )
  ・連絡先:野村(090-6261-6984)
・資料代:200円(年会費納入の方は無料)

◆「昴の会~不登校をともに考える会」
 ・日 時:11月27日(日)午後2時~午後4時  (午後4時~5時 個別相談)
 ・場 所:北斗市七重浜住民センター「れいんぼ~」(JR七重浜駅に隣接)
 ・連絡先:川崎さん(0138-49-3245)
   個別相談は野村(090-6261-6984)
・資料代:300円(年会費納入の方は無料)

道東講演会報告~貴重な出会いの場に

 11月4日の中標津講演会(北海道中標津保健所・根室圏域障がい者総合支援センターあくせす根室共催)は50名を超える参加者で、保健・福祉関係者だけではなく学校関係者、当事者・家族の方々にも多数参加参加いただきました。質疑応答もたくさん出されて密度の濃いものになりましたが、特に「生きていることの大切さを家族がお互いに確かめ合うことから始めてほしい」という精神障がい者家族会の方の発言は
胸に響きました。 不登校支援に関わっていますと、毎年のように夏休み明けに子どもの自殺が続くことに胸が潰れる思いです。今年もそうでした。「学校は命と引き換えにしてまで行く必要はない」ことを、あらためて訴えたいと思います。
 講演会の後に家族交流会がもたれて20名近い方々が参加、時間をオーバーして夕方5時ころまで熱心に語り合いました。当事者が直接交流するのは当地では初めてとのことで、私の講演などよりも、貴重な出会いとこれからのつながりのきっかけづくりとして、とても有意義な会になったと思います。今回の主催者のように、公的機関が各地でこのようなきっかけづくりをしてくだされば、とても心強いと思いました。会場がホテルのダンスホールということで、とてもリラックスできて、最後の「終着駅は始発駅」も、いつもより高いキーで声が伸びたかもしれません(^_^;)
 翌5日の午後は釧根地区社会福祉士会主催の社会福祉セミナーでした。午前中時間があり、社会福祉士会の旧知の美女に春採湖や幣舞橋周辺を案内いただき、ハッピーな気分に(*^_^*) その後くしろ若者サポートステーションを見学させていただき午後から講演会でしたが、こちらも約60名が参加、社会福祉士会
の会員以外にも学校、行政、医療機関や福祉団体の関係者など多方面からの参加者が多く、ネットワークの広がりにとっても有意義な会となりました。
 質疑応答も活発で、あるベテラン保健師が「子どもが学び成長するための公的な場が学校しかないということが、不登校という課題を生み出しているのではないか」という趣旨の発言をされましたが、いわゆる「不登校問題」~不登校が「問題行動にされてしまうという問題~の本質を突いたものであり、とても嬉しくなりました。
 そんなわけでとても充実した道東ツアーとなりました(*^_^*)



講演会報告など

 いろんな行事が立て込み、ブログ更新が滞ってしまいました(-_-;)
 10月29日のいわき市での講演会は、まだまだ復旧・復興途上にもかかわらず約50名もの参加者がありました。会場の舞子浜病院も津波の直撃で大きな被害を受け、亡くなられた職員もいるという中で、このような会を開催いただいたことに、心から感謝いたします。質疑応答の時間も1時間以上あり、たくさんの大切なお話をうかがうこともできましたし、主催の「たけのこ」の会は20年以上活動を続けている家族会で、素敵な方々がたくさん参加していて、こちらが元気をもらいました。ご夫婦で参加されている方が多いのも特徴で、お父さんパワーがとても力強く感じられました。また、こういった活動を理解のある精神科医療機関がしっかりと支えていることにも強い感銘を受けました。
 講演会の前日は水戸市に、翌日は福島市で茨城県庁と福島県庁の友人たちと再会、大震災と原発事故対応の第一線で奮闘している様子や様々な取り組みもうかがうこともでき、とても有意義な旅になりました。
 11月1日は「北海道教育の日」ということで、函館市立中部小学校のPTA研修会で「子どもの心の発達と支援~不登校・ひきこもり支援をてがかりに」というテーマ講演させていただき、約30名の保護者や先生方が熱心に聞いてくださいました。この日は全クラス公開授業ということで授業参観もでき、「地域に開かれた学校づくり」の実践を見学することもでき、密度の濃い日々となりました。








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