3月の例会等のお知らせ(函館地区)

 函館地域における3月の不登校・ひきこもり関連行事のご案内です。

◆サポステ「居場所」(就労・就学していない若者の交流の場)
・日 時:毎週火曜日・木曜日 (開設時間)12:30~16:30 
 ・場 所:HIFはこだて若者サポートステーション(元町14-1)
 ・申込先:サポステ事務局(0138-22-0325)
・参加費:無料

◆ひきこもり当事者の集い「樹陽のたより」
 ・日 時:3月11日(日)午前11時~午後1時
 ・場 所:函館地域生活支援センター2階(駒場町9-24)  
 ・連絡先:野村(090-6261-6984)
・参加費:無料

◆道南ひきこもり家族交流会「あさがお」
 ・日 時:3月11日(日)午後2時~午後4時
 ・場 所:函館市総合保健センター2階会議室(五稜郭町・中央図書館向かい)
 ・連絡先:函館渡辺病院医療福祉科(0138-59-4198)
 野村(090-6261-6984)
・資料代:200円(年会費納入の方は無料)
※今回は、八達障害者支援センター「あおいそら」コーディネーターの片山智博さんをお招きして、
 学習会と相談・意見交換会を行います。 

◆函館・登校拒否と教育を考える親の会「アカシヤ会」
・日 時:3月18日(日)13:30~15:30
・場 所:函館市総合福祉センター「あいよる」3階第1会議室((若松町33-6) )
  ・連絡先:野村(090-6261-6984)
・資料代:200円(年会費納入の方は無料)

◆「昴の会~不登校をともに考える会」
 ・日 時:3月25日(日)午後2時~午後4時  (午後4時~5時 個別相談)
 ・場 所:北斗市七重浜住民センター「れいんぼ~」(JR七重浜駅に隣接)
 ・連絡先:川崎さん(090-9438-0825)
・資料代:300円(年会費納入の方は無料)
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不登校支援フォーラム(主催:札幌自由が丘学園)

「もうひとつの学校」設立に人生をかけた二人の退職教師が語り合う素敵なフォーラムが開催されます!

【フリースクール札幌自由が丘学園シリーズフォーラム】
□日 時  2012年3月2日(金)18:30~20:30
□場 所  「かでる2・7」710号室(札幌市中央区北7条西2丁目)
□テーマ  「不登校と向き合った20年」
□語る人  奥地圭子さん(元小学校教師、NPO法人フリースクール東京シューレ理事長
             NPO法人フリースクール全国ネットワーク理事)
      亀貝一義さん(元高校教師、NPO法人フリースクール札幌自由が丘学園理事長
             札幌自由が丘学園三和高等学校校長) 
□参加費 500円(定員80名)
□主催・問い合わせ先  フリースクール札幌自由が丘学園(TEL:011-743-1267)
□後 援  札幌市教育委員会 北海道教育委員会 北海道新聞社
      朝日新聞北海道支社  読売新聞北海道支社

わが子が不登校で教えてくれたこと~体験レポート⑪

 おかげさまで、18日の沼田町講演会は土曜日のお午前にもかかわらず50名以上の参加者があり、皆さん熱心に聞いてくださいましたし、終了後に個別相談も入り有意義な会となりました。この問題では、最近は保健所がとても理解があり力になってくれますので、ネットワークの大切さを実感する日々です。以下は前回レポートの続きです。

【大切なコミュニティーワークの視点】
 前回は「学校だけで抱え込まない」というところで終わりましたが、そのためには「コミュニティワーク」という視点が必要です。ひとことで言えば「学校も地域における<子育てネットワーク>のひとつの機関」と考えようということです。
つまり、社会福祉の援助活動では、家庭や個人、あるいは特定の施設だけに解決を委ねるということではなく、地域の課題として問題を考え、解決の道を探ろうというコミュニティワークがとても重要であり、学校運営にもこれを取り入れてほしいのです。そのためには「ケアマネジメント」の手法をが必要です。
【ケアマネジメントの手法を生かす】
 介護保険が導入されて「ケアマネージャー」という職種がお馴染みになりましたが、ケアマネジメントの考え方をひとことで言いますと、クライエントの課題を解決するために、関係者が自分たちの提供できるサービスを吟味し「誰がどのような形でクライエントに関わるか」を協議して、できるだけ一か所で丸抱えしないで連携して対処するというものです。また、援助方針の決定に際しては「当事者の参加」が原則です。
 ところが、「不登校=問題行動」と考えてしまいますと、当事者である子どもを抜きに「不登校している子どもを何とかしよう」と考えて、学校だけで頑張ってしまいがちです。
 また、ケアマネジメントでは、今起きている問題を、クライエントの問題だけではなく、「援助者側の問題」も併せて検討します。つまりクライエントと援助者をひとつの「システム」として考え、そのシステムに何か不具合が起きているのではないだろうかと考えるわけです。
 そこで「子ども・家庭・学校」をひとつのシステムと考えますと、不登校は3者の相互関係に「何らかの不具合」が生じている現象です。それは「今のシステムを変える必要がある」というシグナルですから、「問題行動」ではなく何らかの「意味のある出来ごと」です。
【不登校をプラスのきっかけにする】
 ですから、きちんとしたサポートがあれば、むしろ「子ども・家庭・学校」の関係を見つめなおすとても良い機会になります。不登校を体験したたくさんのご家族からうかがうお話で必ず共通しているのが、「子どもの不登校はそれまでの親子関係を見つめ直すとても良い機会だった」ということです。
 同じように、子どもと学校の関係を見つめ直すとても良い機会のはずですが、子どもだけが変わるように責められているとしか思えないような事例が実に多いようで、とても残念なことです。

わが子が不登校で教えてくれたこと~体験レポート⑩

「しそーらすそふと」という発達障害当事者グループの通信「みんなのたから」に連載させていただいているレポートの10回目以降を紹介します。明日は沼田町での講演会なので、これから出かけますが、JRが順調に動いてくれるのを祈るばかりです(-_-;)

【不登校支援のポイント・続き】
④「時間がかかってもよい」と考え焦らない
 これもどのような相談にも言えることですが、不登校の場合に親や学校は「新学期になったら」とか「学年が変わったら」「修学旅行までには何とか」といった期限目標を設定しがちです。しかしこれは学校のスケジュールであって、その子どものリズムと一致するとは限りませんし、子どもにとってはむしろプレッシャーになるばかりです。
 また、保健室登校などでせっかく子どもが動き出したのに、「次はいつクラスに入れるか」などと焦って目標設定をしないでほしいのです。不登校のお子さんが登校を再開しますと、たいていは過剰適応し、100%の以上の力を出して必死に頑張っている状態になりますので、長く続かないのが普通ですから、上手に手抜き、息抜きできる援助が大切だと思います。

⑤「不登校の解決」はまず子どもが元気なることから  
 数多くの実例が物語っているように、「学校に行かないとその子の未来はない」ということは決してあません。学校復帰がよい結果を生む場合もあれば、学校の外で生きることがその子に合っていることもあり、どちらが正解なのか誰も始めからは分かりません。大切なのはその子が元気になることであり、元気になって学校に戻る子もいれば、戻らない子もいます。ですから、学校復帰はひとつの「結果」であって、「目的」ではないと考えて、まわりの人たちは不登校の子どもに関わってほしいと思いま。

⑥学校だけで抱え込まない
 つまり、子どもの成長をもっと長いスパンで考えてほしいのです。例えば、中学校が「がんばって不登校の子を早く学校にもどして高校進学につなげた」というのはその時点では学校にとって最善の努力をしたことになるのかもしれません。高校が「なんとか中退しないように援助して次の進学までつなげた」というのもそうかもしれません。
 しかし、その後のことまで責任を持てるわけではありませんし、そこまで求められても学校も困ると思います。これは、「ひきこもり」の相談支援に関わってから、特に強く感じることです。ひとことで言いますと、不登校がひきこもりの原因になるのではなく、「しっかり不登校しなかった」「安心して不登校をさせてもらえなかった」ために疲れ切ってしまい、ひきこもりに追い込まれたと考えざるをえ   ない事例がたくさんあるからです。
 ですから「学校にできることには限りがある」ということを、親も先生も、学校に関わるすべての人々がお互いに理解して、「学校だけで抱え込まない」ことが大切です。

「あさがお」1月例会より③

 親子の関係がギクシャクしているときには、親は「子どもとの関係」に一呼吸おくことが大切だと思います。ある親御さんが、『この会に参加していろんな方のお話しを聞いたことで、子どもを責めないですんだ。問いただすような会話ではなく、本人がやれていることを見るようにして、そのことが嬉しいという気持ちを伝えている』とお話しされていましたが、とても素晴らしいことだと思います。
 お子さんは近隣の除草などの手伝いを始めたそうですが、『それができるなら次はこれを』と言いたくなるのをグッと堪えて、自分自身の関心あることにエネルギーを向けようとしているそうですがそれはとても大切なことではないでしょうか。子どもは子どもの人生を歩むように、親自身も自分の人生を大切に生きたいと思います。

 「ひきこもり」を体験した青年が、『子どもは親との関係だけで生きている訳ではなく、社会生活の中のひとつの関係として親子のことを考えているのではないだろうか。自分も親とぶつかったこともあるが、それは親が憎いというよりも、社会生活が上手くいかない自分に対する不安や怒りを、親子関係の中で表現していたように思う。子どもが親を憎んでいたり全面拒否しているから会話ができない、と考えない方が良いと思う』とお話ししていましたが、ナルホド!と思った次第です。

「あさがお」1月例会より②

 「子どもと会話できない」という悩みですが、この「会話」というのが曲者で、親が考えているそれと、子どもが考えているそれとの「温度差」を理解する必要がありそうです。
 もちろん子どもも親のことを思っているでしょうが、一般的に、親が子どものことを心配したり思っているほどには、子どもは親のことをいつも考えているとは限りません。
 まして「ひきこもり」のように、親にとっては子どものことが心配でたまらない、あるいは不満でたまらない状態のときに、「子どもと会話しなければ」と思い詰めますと、それは「会話」ではなく、子どもにとっては「詮索」であったり「説教・非難」といったものに感じられると思います。

 そんなつもりはなくても、親の感情や意識は確実に子どもに伝わります。サポーターのカウンセラーさんから、ある不登校のお子さんが『最近お母さんのタメ息が増えてとても辛い』と話していたということが紹介されました。
 これについてある親御さんから、『自分も子どもがひきこもっているときに「親のタメ息が自分にはとても辛い」と直接言われたことがある』という体験が紹介されました。
 そのような親と子どもの心理状態のときに、親が「会話、会話」と求めても、子どもからは敬遠されるか、場合によっては激しく反発されて、親子関係が一層ギクシャクすることになりかねません。 

廣木克行さん教育講演会のお知らせ

 廣木克行さんの講演会につきまして、函館白百合学園からご案内をいただきました。私も一度、経済同友会主催の研修会で講演をうかがい、とても感銘を受けました。先生は全国各地の「不登校の親の会」の活動を支援されており、著書「子どもが教えてくれたこと」(「北水」発行)の前書きで『苦しみ悩む子どもと親を前にしても、学校を含む制度や環境の問題点を問わずに、親の責任だけを追求する考え方が依然として多いのですが、それは問題の解決を困難にする誤った考え方であることを、事実を通して明らかにする』と述べていますが、私も全く同感です。主催者よりチラシとチケットをお預かりしていますので、ご希望の方はご一報ください。

【廣木克行先生教育講演会】
□日 時 平成24年3月3日(土)16時~18時
□会 場 函館市民会館小ホール(2階和室に保育室を用意)
 □テーマ 「心の成長に大切なもの~小中高校生の保護者に向けて」
□講 師 廣木克行氏(大阪千代田短期大学学長)
□入場料 500円
□主 催 函館白百合学園中学高等学校吹奏楽団保護者会
□共 催 函館白百合学園中学高等学校PTA
□当日は、函館白百合学園中学高等学校吹奏楽団のミニコンサートもあります。

道南ひきこもり家族交流会「あさがお」1月例会より

「あさがお」2012年1月例会は、松の内が過ぎたばかりの8日という早いスタートにもかかわらず、家族・当事者11名、サポーター3名の14名の参加で、今回もやはり初参加のご家族がおいでになりました。たくさんの大切な話が出され、いつもながら内容の濃い例会となりました。

『子どもが会話に応じてくれない』というのは、大なり小なりどの親御さんにも共通した悩みですが、7年以上もお子さんと直接接触することができないでいるというお父さんの体験談は、そのような悩みを抱える親御さんにとっても衝撃的な内容です。
 ある方から『自分なら我慢できず、子どもを怒ったり、勝手にしろと突き放すかもしれないが、どうすればそうならずにいられるのだろうか』という率直な質問が出されました。
 これに対し、そのお父さんは『初めのうちは自分もそんな気持ちだったが、子どもは荒れていくばかりで何もよくならなかった。こちらがだんだんと「何とかなるだろう」とある種の「開き直り」の気持ちになっていき、子どもも少しずつ安定してきたように思う。「自分が死んだ後どうなるのか」という心配はもちろんあるが、今考えても結論が出ないことに悩むよりも、「いつか子どもと一緒にご飯を食べることができる」という希望を持ちたい』とお話され、参加者は深く感銘しました。
 お子さんは現在、母親とは直接話し合うことはできるようになり、先日は鍵を忘れて家に入れなかった父親が、インターフォンで鍵を外すよう頼んだらやってくれたそうで、お子さんの心が少しづつではあれ開かれてきているのではないでしょうか。
プロフィール

野村俊幸

Author:野村俊幸
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