「いじめから命を守る緊急集会」講演録の連載⑥

【わが家の「いじめ・不登校」体験】その6
 次女はどちらかというと自分の思ったことをはっきり口に出す方で、先生の質問に応えることができると思うとその都度大きな声で「ハイ」と手を挙げたり、音楽の時間に「大きな声で歌いましょう」と言われたので大きな声を出したら自分だけが目立ってしまったというようなことがあったそうです。
 あるとき、先生から「お宅のお子さんは帰国子女のようですね」と言われたことがありましたので、周囲からは変わった子に見られたのかもしれまんが、そんなこともあって「いじめ」のターゲットにされ、2か月くらいで通学を止めました。
 このときは、そのいじめグループが学校外でもいろいろトラブルを起こしていましたので、学校もいち早く「いじめ」と気がつき、「ちゃんと解決するから学校に戻ってほしい」とおっしゃったのですが、次女は「もう学校はいい」という感じで、いわば自分から学校に見切りをつける形で行かなくなりました。
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次女はどちらかというと自分の思ったことをはっきり口に出す方で、先生の質問に応えることができると思うとその都度大きな声で「ハイ」と手を挙げたり、音楽の時間に「大きな声で歌いましょう」と言われたので大きな声を出したら自分だけが目立ってしまったというようなことがあったそうです。あるとき、先生から「お宅のお子さんは帰国子女のようですね」と言われたことがありましたので、周囲からは変わった子に見られたのかもしれまんが、そんなこともあって「いじめ」のターゲットにされ、2か月くらいで通学を止めました。このときは、そのいじめグループが学校外でもいろいろトラブルを起こしていましたので、学校もいち早く「いじめ」と気がつき、「ちゃんと解決するから学校に戻ってほしい」とおっしゃったのですが、次女は「もう学校はいい」という感じで、いわば自分から学校に見切りをつける形で行かなくなりました。

「いじめから命を守る緊急集会」講演録の連載⑤

【わが家の「いじめ・不登校」体験】その5
(次女の場合)
 次女は今年28歳になりましたが、小学4年生の1学期が始まって間もなく不登校になりますが、それまでは友だちもたくさんいて、先生にも可愛がられて元気に暮らしていてましたので、原因はいじめではなかったと思うのですが、この本を書くときに次女が言ったことは「自分は明るく元気でいいねと、いつもみんなから言われていて、そうしないと悪いと思って頑張ってしまい、疲れてしまったんじゃないだろうか」という話で、当時は本人もよくわからなかったわけです。
 私たちは姉のときの反省がありましたから、次女に対しては無理に学校に行かせようとはしませんでしたので、勉強は全くしないで、家でたっぷりゲームをしたりマンガを読んだりして概ね元気に過ごしていましたが、中学に進級する段になって学校に行くと言いだします。
 これもこの本の書くときに初めて次女から聞いたことですが、次女が言うには「お父さんは私が家で気楽に不登校していたように見えたかもしれないけど、小学生のときも小学生なりに『このまま大きくなって、ちゃんと進学や就職ができるだろうか』とか、心の中は不安や心配でいっぱいだった」とのことで、ともかく中学進級をきっかけに彼女なりに意を決して学校に行くわけですが、やはり姉と同じように、みんなと同一歩調を求められる女子のグループになじめませんでした。

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次女の場合)
 次女は今年28歳になりましたが、小学4年生の1学期が始まって間もなく不登校になりますが、それまでは友だちもたくさんいて、先生にも可愛がられて元気に暮らしていてましたので、原因はいじめではなかったと思うのですが、この本を書くときに次女が言ったことは「自分は明るく元気でいいねと、いつもみんなから言われていて、そうしないと悪いと思って頑張ってしまい、疲れてしまったんじゃないだろうか」という話で、当時は本人もよくわからなかったわけです。
 私たちは姉のときの反省がありましたから、次女に対しては無理に学校に行かせようとはしませんでしたので、勉強は全くしないで、家でたっぷりゲームをしたりマンガを読んだりして概ね元気に過ごしていましたが、中学に進級する段になって学校に行くと言いだします。
 これもこの本の書くときに初めて次女から聞いたことですが、次女が言うには「お父さんは私が家で気楽に不登校していたように見えたかもしれないけど、小学生のときも小学生なりに『このまま大きくなって、ちゃんと進学や就職ができるだろうか』とか、心の中は不安や心配でいっぱいだった」とのことで、ともかく中学進級をきっかけに彼女なりに意を決して学校に行くわけですが、やはり姉と同じように、みんなと同一歩調を求められる女子のグループになじめませんでした。

「いじめから命を守る緊急集会」講演録の連載④

【わが家の「いじめ・不登校体験】その4
 ですから、二十歳くらいになって彼女なりに自分の生活の方向性が見えてきて、生きて行くことに自信を持てるようになるまで、口に出すことができなかったのです。
 2005年にこの「わが子が不登校で教えてくれたこと」という本を出版したときに、家族であっても個人情報ですし、公開するからには本人たちの承諾が必要ですから、原稿を妻と娘たちに見てもらってチェックと修正を重ねたのですが、そのとき初めて長女は「何度も自殺することを考えた」と打ち明けてくれました。
 私は長女のことを結構分かったつもりになっていたのですが、彼女の一番辛かった状態を知ったのは最近と言ってもよいわけで、誠にお恥ずかしい話ですが意外と親は子どもの本当の姿を知らない場合が多いことを肝に銘じる必要があります。
 私は「いじめ」というとてもとても辛い状態の中に、長女を必死に送り出していたわけですから、最近の「いじめ」自殺の報道を目にするたびに、わが家も一歩間違うとそんな状況になったかもしれないと思い、胸が苦しくなる次第です。

「いじめから命を守る緊急集会」講演録の連載③

【わが家の「いじめ・不登校」体験】その3
 実は、長女の不登校のきっかけは、ひどい「いじめ」があったことがずっと後で分かるのですが、私が長女から直にいじめの体験を聞くことができたのは、彼女が二十歳くらいになってからでした。
 彼女の話では、自分は女子のグループに入るのが苦手で、休み時間いつも一緒、トイレに行くのも連れだってといった雰囲気に馴染めないし、皆が盛り上がる、例えば芸能界の話題などにも「なんでそんなことが面白いんだろう」みたいな気持ちでついていけず、どのグループにも入ることができないで孤立し、そこを男子のいじめグループに狙われ、ひどいデマを流されたり、殴る、蹴るといった暴力も受けました。
 それを聞いたときに私は、娘に「なぜ親に話してくれなかったのか」と聞きましたら、彼女は、「親に心配をかけたくない」という気持や「親が怒って学校に話を持ち込んだら、仕返しされるのが怖かった」ということはもちろんあるけれど、「口に出してしまうと、自分がいじめられていることを自分で認めてしまうことになり、その惨めさに耐えられなかった」という話でした。

「いじめから命を守る緊急集会」講演録の連載②

【わが家の「いじめ・不登校」体験)その2
 そのうち、そんなことが毎日続くようになり、親はさらに心配になって「何か隠れた病気があるのではないか」ということで病院を連れ回すのですがどこも異常はありませんので、今度は「怠けではないか、ずる休みではないか」と疑い出します。こういう経過とやり方は大概どの親もやってしまうパターンで、ここから泥沼にはまっていきますが、私も本当にいろんな手を尽くします。
 先生に家庭訪問してもらう、毎朝友だちに迎えにきてもらう、しまいには車に押し込んで、学校まで連れて行くなどという、今から考えればやってはならないすべてのことをやってしまいました。ところが、そうやって学校に行かせようとすればするほど、長女の体調は悪くなってしまい、3年生に入るとほとんど行くことができなくなりました。そうしますと、当然のことながらこれではどこの高校も入れないと心配になります。
 そこで、もう1年残って登校するようがんばり、その次の受験に備えようという、今から考えれば全く馬鹿げた判断をしてしまいます。
 これで長女を決定的に追いつめてしまい、学校へ行くどころの話ではありません。家からも出られなくなり、部屋の中は荒れ放題で、昼夜逆転して生活のリズムはメチャメチャになってしまいまして、当時は「ひきこもり」という言葉はまだありませんでしたが、今から考えればまさに「ひきこもり」状態です。

「いじめから命を守る緊急集会」講演録の連載①

 9月29日に函館市総合福祉センター「あいよる」で開催した「いじめから命を守る緊急集会~いじめ問題にどう対処すべきか」(主催:函館圏フリースクール「すまいる」、 函館・登校拒否と教育を考える親の会「アカシヤ会」、共催:函館心理士会)で私が講演させていただいた「親ができること、なすべきこと~わが家のいじめ・不登校体験から」の講演録を連載します。

【わが家の「いじめ・不登校」体験】
 ご紹介いただきました野村です。私は教育問題の専門家ではありませんが、娘たちがいじめによる不登校を体験した一人の親として、子どもを守るために何をしなければならないか、ということに絞ってご提案させていただきます。
 (長女の場合) そこで、ごく簡単にわが家の体験をまずお話させていただきますが、長女に対しては今考えても、本当に申し訳ないことをしたと思います。長女は38歳になりますが、中学2年生のとき、朝、学校に行く段になると、頭が痛い、お腹が痛い、吐き気がするなど、様々な症状を訴えて、トイレに駆け込んだり、玄関先にうずくまってしまいます。
 今から25年も前にのことですから、私も全く知識がなく、はじめは風邪くらいに考えて、とりあえず学校を休ませますが、お昼頃になるとそんな症状も消えて、家の中では普通に起きています。一日中寝ているわけではないので、親は「学校へ連れて行けば何とかなるだろう」と思い、また、学校も「連れて来てくれれば何とかしますから」と言いますので、ともかく必死になって学校に行かせようとしました。

「いじめから命を守る緊急集会」講演レポートのご紹介

 9月29日に開催された「いじめから命をまもる緊急集会・いじめ問題にどう対処すべきか」(主催:函館圏フリースクール「すまいる」、函館登校拒否と教育を考える親の会「アカシヤ会」、共催:函館心理士会)は約80名の方に参加いただき、北海道教育大学函館校教授・大坂治氏に「学校ができること、なすべきlこと~子どもの人権を守るために」という素晴らしい講演をいたただき、質疑・意見交換も1時間では全然足りないほどで、とても有意義な集いになりました。私も下記の内容でお話させていただきましたが、その講演レポートができましたので、ご希望の方に添付ファイル(ワード、A4版10ページ)でお送りいたします。(転送歓迎)
 函館も初雪となちました。皆さまご自愛ください。

【親ができること、なすべきこと~わが子のいじめ・不登校体験から】
   講師:野村俊幸(社会福祉士・精神保健福祉士)
◇わが家の体験~長女の場合、次女の場合
◇「いじめへの対処の鉄則~まず「逃げる!」=学校を休む
◇想定される疑問・反問
 ① 辛いにことに耐えるのも人生、辛いことから逃げてはいけない
 ② 仲直りさせる、加害者に謝罪さえることで解決を図る
 ③ 加害者を出席停止にしないと不公平だ
 ④ 学校に通わないと子どもはちゃんと成長できない
 ⑤ 不登校が長引くと進学などが不利になる
◇「いじめ自殺」裁判の教訓
 ① 小川中学校事件(福島地裁いわき支部)
 ② 知覧町いじめ自殺事件(鹿児島地裁)
◇教育関係者へのお願い

函館登校拒否を考える会「アカシヤ会」9・10月例会より④

 高校生以上の年代になっても子どもが動き出さなかったり、高校中退といった事態を迎えますと、「もうすぐ社会人なのに」と親の焦りはさらに大きくなりがちです。しかし、お子さん自身も歳を経ていろんなことを学んでいますから(学校に行かなくてもテレビやネットなどしっかり見ていて、世の中ことを実によく知っているお子さんが多いのです)、一番焦り、辛い思いをしているのは本人です。
 社会につながりたいという気持ちがあっても、それまでの辛い体験やいろんな事情が重なって踏み出すことに大きな不安を抱えている若者がたくさんいますので、外の出ることができない方に対する訪問支援に函館圏フリースクール「すまいる」(小中高校生年代のお子さん)と「はこだて若者サポートステーション」(高校中退若しくはそのリスクを抱えた方、高校未就学者など)が取り組み始め、まだ件数は少ないですが家庭訪問を始めています。
 家庭訪問は、あくまで本人の希望によるもので、親が差し向けるといったやり方はうまく行きませんが、子どもへの関わり方も含めてどちらの機関でもご相談に応じていますので、お気軽にご連絡ください。

函館登校拒否を考える「アカシヤ会」9・10月例会より③

 親はそんなに簡単に「悟り」を開くのは無理な話ですから、揺れる気持ちを共有し、どうしたら良いかを語り合うのがこの会の一番の目的です。それが有益だからこそ、来年で20年を迎えることができるのだと思います。
 親が自分の不安をできるだけ軽くするには、進路をめぐる正確な情報を得る努力も必要ですので、先輩親御さんの体験はとても役に立ちます。
 通信制高校を利用した方、定時制高校を利用した方、高校卒認定試験で大学に進学した方、北星余市高校を利用した方など様々で、どれが良いかははやってみなければ分かりません。
 先輩お母さんが「中学校はだまっていても卒業できるのだから、本人がその気持ちになればいろんなルートがあるので焦らないで」とお話しされていましたが、全くそのとおりだと思います。「受験、受験」と先回りすることで、かえって本人がその気持ちになることを妨げてしまうことが多いようです。

函館登校拒否を考える「アカシヤ会」9・10月例会より②

 あるお母さんは「登校を無理強いしいて子どもがすっかり体調を崩してしまい、間違っていたことに気が付いたので、両親揃って子どもに謝った」とお話しされていました。子どもに直に謝るというのは、親としてとても勇気のいることですので、とても感動しました。やはりそこから親子関係が改善されていったそうです。

 ところが、家で休んでいるとだんだん元気になっていくのに、全く勉強しないでゲームばかりしたり、「ノホホン」としているように見えて、今度は高校受験のことが気になり、そんな子どもの状態を心から受け入れることができず、親の気持が苦しくなって、無意識のうちに子どもにそんな雰囲気を伝えてしまい、せっかく良くなり始めた子どものとの関係がまたギクシャクしてしまうというプロセスも、大なり小なり皆さん共通しているようです。
 「何気ない日常会話やニュースの話題などでは子どもと話が弾むのに、進路に関係した話題になると会話を拒否してしまう」という話しが出されましたが、それはこのような状態を象徴しています。

函館登校拒否を考える「アカシヤ会」9・10月例会より

 函館・登校拒否と教育を考える親の会「アカシヤ会」の9月16日の例会は16名もの参加者で時間が全然足りなくて、皆さんに十分お話しいただけず申し訳ありませんでしたが、2名の初参加の方が「とても勉強になった」と仰って入会いただき、例会を続けてきて良かったと、あらためて思った次第です。10月21日の例会は12名が参加、初参加のご夫婦や久しぶりに参加されたかたもおいでになり、「いじめ」への対応、義務教育終了後の進路や居場所などについて、様々な体験や悩みなどが話し合われ、とても有意義でした。
 9月例会には、お子さんが中学生という方が5名、10月にも3名参加され、やはり高校進学をめぐる悩みがたくさん出されました。不登校が始まった直後は何とか登校させようとして親子バトルを繰り広げ、これではダメと思い直してまずは休むことを認めたら、子どもが落ち着いてきたというのは皆さん共通して体験したことです。

障がい者地域生活支援セミナーのお知らせ

【2012年度障がい者地域生活支援セミナー・障害者虐待防止法をどのように活かすか】(転送歓迎)
 本年10月に施行された障害者虐待防止法の概要や課題を理解し、障がい者に対する虐待を防止する上での問題点、対応法について、先行して虐待防止システムを構築している子ども福祉や高齢者福祉の現場実践の知見を横断的に捉えつつ、権利擁護の実践を担う社会福祉士としてどのような支援が求められているかを考えます。
《主  催》 社団法人北海道社会福祉士会
《日  時》 平成24年12月1日(土)13時00分~17時00分(受付は12時30分~)
《会  場》 ACU 12階 中研修室 1206  札幌市中央区北4条西5丁目アスティ45
        JR札幌駅南口出口より西の方角に向かって徒歩5分
        地下鉄さっぽろ駅より徒歩3分
《定 員》 70名(定員になり次第締め切らせていただきます)
《参加対象》 北海道社会福祉士会会員・非会員、その他障がい者の地域生活支援に関心のある方
《参 加 費》 無料
《内  容》
  受 付 (12:30~13:00)
 1 開 会(13:00~13:05)
 2 講 演(13:05~14:30)テーマ「障害者虐待防止法の概要と課題」(仮題)
       講 師:弁護士 延命 政之 氏
 3 シンポジウム(14:40~17:00)
      テーマ「障がい者の地域生活支援と虐待防止システム確立に向けて」(仮題)
      シンポジスト 岩内厚生園 園長 高橋 一彦氏
             渡島・檜山圏域障がい者総合相談センター めい 所長 藤原 茂法氏
              旭川市神楽・西神楽地域包括支援センター  センター長 今井 敦氏
       コーディネーター 札幌学院大学准教授 松川 敏道 氏
《申込方法》裏面の申込用紙を11月26日までにFAX等にて送付ください。
(郵送される場合は、お手数でも申込書をコピーしてお使いください)
《申込・問い合わせ先》 社団法人北海道社会福祉士会 
            〒001-0010 札幌市北区北10条西4丁目1 SCビル2階
            TEL011―717―6886 FAX011―717―6887

セミナー「生活保護における自立支援」のお知らせ

【道南社会福祉士セミナー「生活保護における自立支援」】(転送歓迎)
 このたび、北海道社会福祉士会道南地区支部では、「生活保護における自立支援」と題し、道南社会福祉士セミナーを開催いたします。ついては、首都大学東京岡部卓教授をお招きして、現在、様々な形で報道等がなされている「生活保護」にはどのような問題が存在し、どのような支援が必要なのかを探ることを目的として研修会を開催する運びとなりました。生活保護受給率が増加傾向にある今、保護受給へ至る背景をとらえながら、地域と共に自立に向けた支援には何が必要かを考えたいと思います。各種支援に関わる関係機関の方ならびに関心を持つ市民の方々も是非ご参加ください。
《日 時》  平成24年11月23日(金・祝) 14:00 ~ 16:30 (開場13:30) 
《会 場》  函館市亀田福祉センター 2F 第2会議室
       (函館市美原1丁目26番12号  TEL 0138-42-7023)
《対 象》  各種支援に関わる関係機関の方ならびに関心を持つ市民・学生
《参加費》  無 料(お問い合わせ・お申し込みは裏面をご参考ください)
《内 容》 ○開会挨拶
○基調講演(90分)「自立支援プログラムの背景と成果について」
     講師 首都大学東京・都市教養学部教授   岡部 卓 氏
○実践報告(30分)「函館市における取り組み」
          ・函館市就労等意欲喚起プログラム事業について
            発表者 自立支援センター茜 社会福祉士   西元 臣二氏
          ・被災生活保護受給者に対する生活再建サポート事業について 
            発表者 ゆあさ社会福祉士事務所 所長 湯浅  弥 氏
○トークセッション(20分)「道南地区における、自立支援プログラムの構築について」
          コメンテーター 首都大学東京・都市教養学部教授  岡部  卓 氏
                 生活再建サポート事業支援コーディネーター 池田真紀 氏
講師/コメンテータープロフィール
 岡部 卓 氏(首都大学東京 都市教養学部教授)
   日本社会事業大学社会福祉学部卒業。明治学院大学大学院社会学研究科社会福祉学専行修了。福祉事務所ソ   ーシャルワーカー、日本社会事業大学日本社会事業学校教員を経て、現・首都大学東京都市教養学部教授。   専行社会福祉学。
池田 真紀氏(被災生活保護受給者に対する生活再建サポート事業 支援コーディネーター)
    東京都板橋区板橋福祉事務所現業員として14年勤務。平成23年4月北海道被災者支援ネット生活相談セン    ター長7月札幌市北区第2地域包括支援センターを経て、平成24年4月から現職。北海道社会福祉士会事務    局、被災生活保護受給者に対する生活再建サポート事業支援コーディネーター、7月にヒューマンハーバ     ー・AⅠを開業。




≪連絡先:ゆあさ社会福祉士事務所:0138-83-8471≫

道南ひきこもり家族交流会「あさがお」9・10月例会より⑤

 「樹陽のたより」の9月例会は7名が参加、10月例会は8名が参加しました。
 障害者雇用枠で仕事を続けているアスペルガー症候群の方が、職場の理解が進まず(「障害を治して頑張ってほしい」と病気と障害の区別がつない、「障害なら掃除とお茶汲みくらいしか頼めない」など)体調を崩して入院しましたが、人事責任者と「すてっぷ」の連携により問題を解決し今は元気に職場復帰しているといった体験なども話され、「障害=マイナス」ではなく、様々な福祉的支援を活用することで、人生をプラスに転化できることを学びました。こんな具合に、とても有意義な語り合いの場になっています。

道南ひきこもり家族交流会「あさがお」9・10月例会より④

 また、オンラインゲームの場合は「自分はそこで重要な役割を果たしており、ある種の生きがいを感じることができた」と話す方もいて、バーチャルな世界ではあっても、「ひきこもり」者が社会とつながる貴重な場にもなっています。
 ただし依存症のような重篤な状態になって著しく健康を損ねる恐れもありますので、そういった分野に詳しい専門医と相談のうえで、適切な治療と並行して制限を加えていくことが必要な場合もあるでしょう。
 親の一方的な判断や感情論からゲームやネットの禁止を強制すると、重大な家庭争議を招きかねません。ネットやゲームから抜け出した体験者は、「他人からの強制や叱責ではなく、自分自身の中に他への関心が芽生え、そちらにより大きな価値を見出したからで、気がついたら抜けていたという感じ」で、他へ関心を向けることができたのは「今の自分が否定されず、まずは今の自分で良いと思えるようになったから」ともお話ししていますが、とても示唆に富む体験談だと思います。

道南ひきこもり家族交流会「あさがお」9・10月例会より

 「ゲームやネットにのめり込んでいるので、ひきこもりから抜けられないのではないか」という思いを多くの親御さんは持ちますが、ゲームやネットが「ひきこもり」の原因ではなく、そのような状態の不安感を少しでも和らげるためにゲームやネットに集中しがちになります。
 NHKラジオの「子どものこころ相談」で著名な心理カウンセラー内田良子さん(アカシヤ会の講演会に何度もおいでいただきました)は「不安の海に溺れて、命が沈んでしまわないための浮き輪やビート版の役割を果たしている」と仰ってますが、本当にそう思いますし、当事者の皆さんも同じような話をされていました。
 また、オンラインゲームの場合は「自分はそこで重要な役割を果たしており、ある種の生きがいを感じることができた」と話す方もいて、バーチャルな世界ではあっても、「ひきこもり」者が社会とつながる貴重な場にもなっています。

道南ひきこもり家族交流会「あさがお」9・10月例会より②

 親としては必死に説得して、何としても止めたいと思うのは当然ですが、その際、道理を説いたり、叱責したり、理由を問いただすというのは、おそらくほとんど無力だと思います。
 まずは「死にたいくらい辛い気持ちなんだ」ということを親としてしっかり理解し、受けとめてあげることが出発点になります。「死にたい」というのは、本人の心がイッパイイッパイになっている状態ですから、その気持ちを少しでも吐き出してもらい、「心の隙間」ができるよう手助けすることが求められます。子どもの辛さに心から共感すれば、親が一緒に泣いてしまうかもしれませんが、それも良いと思います。 
 また、そのように思い詰めているときは、身体も固くなりとても疲れた状態になっていますので、スキンシップが可能であれば、肩を揉んだり、背中をさすったり、手を握り合うということなども、とても大切です。
 そして焦らないで時間をかけて、本人がそのように思わざるをえなかった経過や状況を理解することで、お子さんに対してどのように関わっていくことが良いのか、考える手がかりも得ることができるのではないでしょうか。

道南ひきこもり家族交流会「あさがお」9・10月例会より①

 9月9日の例会は当事者・家族20名、サポーター4名が参加し、1年ぶりに参加の方や、初参加の方も3名おいでになり、ぎりぎり16時30分まで語り合いが続き、それでも話が尽きませんでした。
10月7日の例会は当事者・家族19名、サポーター4名が参加、学齢期からそのままひきこもったグループと、一度就労してから離職しひきこもったグループに分かれて話し合いました。

 子どもが「死にたい」と言ったときやそのような素振りを見せたとき、親は衝撃を受け、うろたえます。今回の例会でも、そんな体験をした親御さんや当事者の方のお話しがたくさん出され、お互い涙にくれながらの語り合いとなりました。しかし、会に参加されるご家族が素晴らしのは、その体験を通して親子関係のあり方を見つめなおし、プラスに転化していく努力をされてきたことだと思います。
 個々の具体的事例の記載は控えますが、そんな局面で特に心掛けたいことについて、皆さんが体験を通して語ったことや、心理カウンセラーの大杉さんの助言をいくつかご紹介します。

ひきこもり支援イベント2件のお知らせ

10月は長期の旅行に加え、PCが壊れるなどアクシデントが続き、ブログ更新をほとんどできませんでしたが、やっと復活しましたので、またお付き合いいただければ幸いです。まずは11月のひきこもり支援事業のお知らせです。(転送歓迎)

【ひきこもりサポーター地域総合育成事業】
■日時:11月7日(水) 13:30~16:00
■会場:函館市総合保健センター2階健康教育室(五稜郭町23-1)
■内容:ワークショップ「ひきこもり支援の実際」
      ファシリテーター 阿部幸弘さん(精神科医)
      報告・発表 道南ひきこもり家族交流会「あさがお」のご家族
              ひきこもり体験者 田中透さん
              はこだて若者サポートステーション など
■対象者:保健医療福祉・教育などの分野で相談支援活動に関わる方
      ひきこもりに悩んでいたり関心のある方など
■16時終了後、事例相談会も行います(支援者・当事者どちらの相談にも応じます)
■参加費:無料
■主催:北海道ひきこもり成年相談センター ℡:011-861-6353
■共催:北海道国際交流センター(はこだて若者サポートステーション) ℡:0138-22-0325
*チラシ申し込みは10月29日となっていますがまだ受け付けており、当日参加もOKです。

【サテライトSANGOの会】
■日時:11月11日(日) 14:0~16:30
■会場:函館市総合保健センター2階(五稜郭町23-1)
■内容:が運営する「SANGOの会」(概ね35歳以上の方を対象とした自助グループ)のメンバー
     2~4名を囲んでの体験交流や話し合い
■対象者:ひきこもり当事者またはその家族(年齢は問いません)
      ひきこもりの相談支援活動に関わる方      
■参加費:無料
■主催:NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク ℡:090-9754-3164
■共催:道南ひきこもり家族交流会「あさがお」 ℡:090-6261-6984(野村)
  *「あさがお」11月例会とジョイントして開催します。

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野村俊幸

Author:野村俊幸
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