6月の不登校・ひきこもり関連事業のお知らせ

函館地域の6月は、不登校・ひきこもり関連イベントがテンコモリです!(^^)!

◆函館圏フリースクール「すまいる」 小中高校生年代の不登校の子どもの居場所
 ・日時、場所:毎週月~木、10時~15時、函館市大手町9-13
 ・「高卒資格」取得に向けた学習支援の「フリースクールコース」も開設しています。 
・申込先:事務局(庄司:090-9522-1841) ・居場所参加費:半日500円、1日900円

◆サポステ「居場所」 就労・就学していない若者の交流と社会体験の場
・日時:毎週火曜日13時~14時「就トレ」、14時~16時30分「居場所」
     毎週木曜日13時~15時「はこサポワーク」、15時~16時30分「居場所」 
 ・場所:北海道国際交流センター・はこだて若者サポートステーション(元町14-1)
 ・申込先:0138-22-0325 ・参加費:無料  ※サポステは基本的に就労支援機関です。

◆「ふぉろーず」勉強会 思春期以降に自閉症スペクトラム障害(高機能自閉症・アスペルガー障害・      その他の広汎性発達障害) の診断を受けた方及びその可能性のある方の家族による勉強会
・日時:6月2日(日)13時30分~16時  <概ね第1日曜日に開催>
 ・場所:函館市総合福祉センター「あいよる」3階第2会議室(若松町33-6)
 ・参加費:無料    ・連絡先:野村(090-6261-6984) 

◆登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会 ランチ例会
・日時:6月5日(木)11時~13時ころ   ・場所:「すまいる」事務所(大手町9-13)
 ・連絡先:野村(090-6261-6984)  ・昼食を各自持ち寄り懇談、参加費無料

◆ひきこもり当事者の集い「樹陽のたより」例会
 ・日時:6月9日(日)午前11時~午後1時  <概ね第2日曜日に開催>
 ・場所:函館地域生活支援センター2階(駒場町9-24)
 ・参加費:無料     ・連絡先:野村(090-6261-6984)
 
◆道南ひきこもり家族交流会「あさがお」例会
 ・日時:6月9日(日)午後2時~午後4時  <概ね第2日曜日に開催>
・場所:函館市総合保健センター2階会議室(五稜郭町23-1)   ・資料代:200円(会員は無料)
 ・連絡先:函館渡辺病院医療福祉科(0138-59-4198)  野村(090-6261-6984)  

◆登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会 例会
・日時:6月16日(日)13時30分~16時  <概ね第3日曜日に開催>
・場 所:函館市総合福祉センター「あいよる」3階第1会議室(若松町33-6)
 ・資料代:200円(会員は無料)   ・連絡先:野村(090-6261-6984)  

◆「昴の会」~不登校をともに考える会 例会
 ・日 時:6月23日(日)14時~16時 (16時~17時:個別相談)  <概ね第4日曜日に開催>
 ・場 所:北斗市七重浜住民センター「れいんぼ~」(JR七重浜駅に隣接)
 ・連絡先:川崎さん(090-9438-0825)   ・資料代:300円(会員は無料)

◆登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会 20周年講演会&拡大例会
・日 時:6月29日(土)13時~17時 講師:奥地圭子さん、地域の活動紹介など
     6月30日(日)10時~13時 奥地さんを囲んでの拡大例会(「あいよる」3階第2会議室)
・講演会場:函館市総合福祉センター「あいよる」4階会議室(若松町33-6)
 ・講演会テーマ:不登校・ひきこもりの理解と支援、多様な学びの場の創造をめざして
 ・連絡先:野村(090-6261-6984) ・講演会参加費:500円 拡大例会:200円(会員無料)

※「あいよる」駐車場が満車の場合、日曜日は「あいよる」前の「八幡通り」が路上駐車可能です。
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函館アカシヤ会 3・4月例会報告④

 いろいろ辛い体験で精神的にダメージを受けたお子さんが昨年大学に進学し、親元を離れて頑張っています。まだまだ心配な状態が続いていますが、親御さんは「大学を続ける、続けない」ではなく、「笑ってご飯を食べてくれればそれで良い」という気持ちでお子さんと向き合っていて、例会に参加することで「そんな初心に帰ることができる」とお話されています。また、ある親御さんが「今できていることを100点と考えよう」とお話されていましたが、ナルホドお思いました。親や先生は、どうしても自分の物差しから子どもの姿を評価しがちで、それが子どもを追い詰める場合があります。100点の内容はその時々の子どもの状態によって違って良いんですね!

 さて、間もなく6月。アカシヤ会にとって、本年のメインイベント、奥地圭子さんをお迎えしての20周年記念講演会を6月29日(日)13時~17時に開催します。たくさんの方に参加をお待ちしています!(^^)! 詳細はあらためてご紹介します。

コメントお礼&「アカシヤ会」例会報告③

 こまめさん、いつもご丁寧なコメントありがとうございます(*^_^*)「逆風」というタイトル名のとおり、20年経っても(アカシヤ会は今年20周年です)不登校やひきこもりに対する世間の逆風はほとんど弱まっていないように感じています。なかなか店じまいできないようです… 仰るとおり「安心」が第一なのに「将来の心配」が先に立ち、家庭も学校も子どもにとって安心できる居場所にならない場合が多いように思います。

 例会報告の続きですが、進路決定をめぐっては、お子さんも気持ちが揺れています。長期の不登校の後で高校や大学・専門学校に進学しても続けることができるか、親としては心配です。「無理して進学したはいいが、やはり行けなくなったらダメージがさらに大きくなるので、進学を止めた方が良いのではないか」という気持ちになったり、進学すればしたで「せっかく行ったのだから何とか続けてほしい」と願うのもまた、親心です。
 どれが正解ということはないので、その時々でのお子さんなりに一所懸命考えて選択していますので、「親が先回りして決めた」いう気持ちにお子さんがならないように関わることが大切だと思います。
 これは「親が何も口を挟まない」とか「子どもに好きにさせる」という意味ではありません。親はまず子どもの話を、気持ちを真剣に聴く必要があります。例会参加者のお母さんがその際は「真っ白い気持ちで聴く」ことが大切とお話されていました。
 また、親としての意見や考えがあるのは当然ですが、それを伝える際は「〇〇しなさい」「〇〇した方が良い」という言い方ではなく、「私は〇〇だと思うよ」という言い方に心がける、というお話もされていましたが、全くそのとおりだと思います。

「函館アカシヤ会」3・4月例会より②

 通信制高校を選択したお子さんも、自宅で独学で単位を取るのは結構シンドイのではないかと心配される親御さんもおられます。わが家の娘二人も有朋高校の通信制でしたが、学習は基本的には自己管理ですので、その心配はよく分かります。函館圏フリースクール「すまいる」では「高卒資格」取得に向けた学習支援コースも開設しましたし、「すまいる」に来所できない場合は、訪問支援という方法もあります。お子さんによっては、外部との接触にまだまだ強い不安を感じている方もいますので、フリースクールでも無理強いは禁物ですが、お子さんが動き出そうとしたときに、ご家族がいろんな支援ルートを知っていることはとても大切ですので、お気軽にご相談ください。(「すまいる」庄司代表携帯:090-9522-1841)
 なお、「すまいる」は、北海道渡島総合振興局社会福祉課・同桧山振興局社会福祉課が実施する生活保護家庭の学習支援事業を受託し、取り組みを始めました。経済格差が教育格差を生み、それが「貧困の再生産」を生出だす構造を少しでも変えていく力になればと考えています。

「函館アカシヤ会」3・4月例会より①

 登校拒否と教育を考える「函館アカシヤ化」の例会は毎月第3日曜日です。
 3月17日の例会は14名の参加で、時節柄、やはり進路をめぐる問題が大きなテーマとなり、「高校進学を決めたが、その後が心配」といった話がたくさん出されました。
 4月21日の例会も16名とたくさんの方に参加いただきました。今回は、函館圏フリースクール「すまいる」の若いスタッフ3名と不登校について勉強したいという教育大学函館校の学生さん1名も参加し、グッと若返った集いになりました(^_^;) 1年ぶりに参加された会員さんの「初心に帰る」というお話も心に沁みました!

 例会ではこんな体験も紹介されました。お子さんが不登校のままで中学校を卒業しましたが、高校には進学の予定です。その中学校の校長先生が、「仮に高校でうまくいかなくなっても、子どもを決して責めないでください。『また行けなくなった』と考えるのではなく、『頑張って高校受験にチャレンジしたこと、入学できたというお子さんの努力を親が積極的に評価してあげてください」とお話しされたそうですが、とても大切な視点だと思います。このように考えてくださる先生が一人でも増えてくれることを願っています。

道南ひきこもり家族交流会「あさがお」3・4月例会報告④

 4月の総会&例会には、顧問の三上昭廣先生(函館渡辺病院理事長・精神科医)にも参加いただきました。三上先生からは、これまでの豊富な臨床体験を通して「一番苦しんでいるのは本人で、ひきこもっている状態に心から満足している人はいない。ひきこもりに限らず精神科治療でも『カツ』を入れてうまくいったためしはない。認知症のお年寄りに対しても、行動を叱りつけるほど状態は悪化する。人とうまく関われないことの背景に「発達障害」があるとすれば、それはその人の『脳のタチ(性質)』であり、それをまず認めてあげられるのは親しかいない。家族関係が安定しているのは、皆さんが子どもを責めずに寄り添ってきたからで、素晴らしいことだと思います」とお話されました。
 
 「樹陽のたより」の3月例会は5名、4月例会は7名の参加でした。この会に参加するのが家族以外と話をする唯一の機会という方もおりますし、最近はアスペルガー症候群の診断を受けたか受診予定という方が多く、「障害」をどのように理解し、日常生活や求職活動のプラスに活用するにはどうしたら良いかなどについて話し合いが行なわれ、参加者は「とても役に立つ」とお話したいます。

道南ひきこもり家族交流会「あさがお」3・4月例会より③

 4月14日は例会&総会で当事者・家族22名、サポーター5名の27名と多数の方が参加され、今回は初参加の方の悩みや質問を中心に話し合いました。
「通信制高校を卒業したが次の道に進むことができず自宅にいる期間が長くなっている。食事も身だしなみもきちんとし、家族との会話もあり日常生活は安定しているように見えるが、このまま家庭内の生活に安住してしまうのではないか」「通信制高校を卒業後、単発のアルバイトはしているが、もう一歩前に進むことができないようだ。どんな働きかけをしたら良いか迷っている」といったことが話題にのぼりましたが、これは大なり小なり多くのご家族に共通する悩みだと思います。
 お話をうかがいますと、通信制高校に進学する以前に、学校生活や友達関係などで様々な辛い体験が重なり不登校になっていたとのことで、これも多くのご家族に共通することと思います。
 親として「このままでいいだろうか?」と不安になるのは当然でしょうが、話し合いの中で、ひきこもり体験者の方が「親の心配はもっともだけど、心配するほど子どもも不安になり、そんな自分を否定してしまう。まずは『これまで十分頑張ってきたので、今のあなたで良い』と伝えてほしい」と発言されていました。なかなか難しいことではありますが、ここが出発点になると思いました。

道南ひきこもり家族交流会「あさが」3・4月例会より②

 しかし、受診を勧める場合も、家族の側が「子どもの状態を何とか改善したい」という思いから本人に働きかけても、ほとんど効果がないことも話し合いの中で明らかになっていますので、「受診につなげる妙案はない」「焦ってもうまくいかない」と家族の側も腹を固め、長期戦で臨む覚悟も必要でしょう。
 今回、ひきこもりを体験した当事者の方が「動けなくなるには必ず理由があるが、その時は本人もそれがよく分からず苦しんでいて『時間が止まった状態』になっている。そのとき、親が今の時間を起点に『こちらに来るように』と言っても、さらには『この先どうなるのか』という将来の時間を起点に働きかけても、本人の心には響かない。親御さんにも本人が立ち止まっている時間まで戻ってもらい、『引っ張る』のではなく『寄り添って一緒に歩む』とい形で関わってもらえれば、気持ちが楽になると思う」と発言されましたが、とても示唆に富むお話だと思いました。

道南ひきこもり家族交流会「あさがお」3・4月例会より①

 しばらくブログ更新が滞ってしまい、申し訳ありません。「アカシヤ会20周年」をはじめ5~6月のイベントやフリースクール「すまいる」・サポステ新規事業等の広報で渡島・桧山管内各市町村・同教育委員会など関係機関周りをしており、なかなか時間が取れませんでした。今回は、「あさがお」例会の状況を連載します。 

 3月10日の「あさがお」例会は当事者・家族19名、サポーター4名の23名が参加、今回も人数が多いので、ひと周り発言いただく形ではなく、悩んでいるテーマを出してもらい意見交換を行う方式で進めました。
 今回は「強い対人不安を抱えているようで、大学院を中退してから外との繋がりを持つことができないでいる子どもに、どのように関わったらよいか」という悩みが出されました。この方の場合は一人暮らしで、食事等の日常生活は自力で行うことができ、身だしなみもきちんとしているけれど、家族以外の人とは、電話やメールを含め直接接触することができないそうです。
「ひきこもり」に至る経過や状態は一人ひとり違いますが、大なり小なりご本人が対人不安や強迫症状を抱えていて、それが日常生活を大きく制約していることは、今回参加された大半の家族に共通していました。訪問看護を利用している方もおりますが、ほとんどが継続的な受診をしていませんので、はっきりとした医学的な判断はできません。
 しかし、適切な精神科治療につながれば状態が改善すると思われる事例もありますので、本人が今の状態に辛さを感じ、何とかしたいと訴えるような場面があれば、そのような機会には率直に受診を勧めることが必要だと思います。

いじめ・体罰を考える講演&寄席

 当地域の5~6月イベント第2弾のお知らせです。

【「昴の会」4周年・「すまいる」1週年記念講演会&寄席】
◆日時 2013年5月26日(土)14時~16時30分
◆会場 北海道北斗市七重浜十問センター「れんぼ~」1階大ホール
◆内容 14:00~「すまいる」1周年記念講演 庄司証氏(すまいる代表)
           『すまいる~1年の軌跡、そしてこれから』
     14:45~ 昴の会4周年記念寄席『親の顔』 東家キムチさん
     15:20~ 講演『いじめ・体罰を考える~わが家の体験と相談現場から』     
              講師:野村俊幸(社会福祉士・精神保健福祉士)
     16:10~ 質疑応答
◆参加費(資料代) 300円
◆主催 「昴の会」~不登校をともに考える会(川崎:090-9438-0825)
      函館圏フリースクール「すまいる」(庄司:090-9522-1841)
◆後援 北斗市 北斗市教育委員会 登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会)
      道南ひきこもり家族交流会「あさがお」
      一般財団法人北海道国際交流センター(はこだて若者サポートステーション)

 
 

函館アカシヤ会「多様な学びの場の創造」部会のご紹介④

(2)教育システムを変更する議論も必要(続き) 
 今また新たな状況が付け加わっています。経済格差問題です。バブル崩壊後、顕著に国民の間の経済格差が広がり、それが子どもの貧困問題を生んでいます。日本は先進国のなかでも10位以内に入る子どもの貧困国です。経済格差はそのまま学力格差にもつながっています。家庭が貧困にある子どもは競争にも加われず希望のない子ども時代を過ごしています。かたや経済的環境に恵まれていても競争ストレスに疲れ果て、健全な精神的成長をできない子ども達も多くいます。
 いじめ問題、自殺問題、そして私たちアカシヤ会が20年に渡り活動してきている不登校問題は現在の競争的教育システムに対しての子どもの意見表明そのものです。そしてそれは悲痛な意見です。これをこのままに据え置いて多様な学びの場さえ増えればよいというわけにはいきません。
 教育の目的とはいったいなんでしょうか。そのことを私たちは深く考えたことはあるでしょうか。今までのように全て政府・官僚に「おまかせ」でよいのでしょうか。大切な子どもたちが明るく元気に育ち、その彼らが私たちの国あるいは世界の新たな歴史を創造することを考えたとき、私たち自身の今のあり方が未来の歴史につながっているのです。
 「多様な学びの場の創造」部会は、いろいろな立場の人に意見交換に参加してもらいながら、教育のあるべき姿を共に考え、そしてそれを日本社会に発信していく部会です。つまり国民的議論のうねりを沸かせていくための部会です。そこから教育変革のエネルギーを生み出していきます。

函館アカシヤ会「多様な学びの場の創造」部会の紹介③

(2)教育システムを変更する議論も必要(続き)
 実は、今の学校に通えない子ども達のための「多様な学びの場」があったとしても、高校や大学などの入試制度が同じであれば、結局はその制度に合わせて勉強せざるを得ないことになります。つまり、どんなに多様な学びの場の選択肢があっても、進学のためにはその入試制度に合わせた勉強の仕方に修正せざるを得なくなります。
 ここに日本の教育を根本から変えなければならない問題の本質があります。
 1980年代からの「ゆとり教育」への転換の理由は激しい受験競争からくる弊害を取り除くためでした。つまり過度の詰め込み教育をやめ、生徒自らが課題を見つけ、自らが学んで解決していくという「学ぶ力」から「生きる力」を身につけさせようというものでした。
 そのための総合的な学習時間の設定でした。ところがその方針は2000年はじめに覆され、いまや再び「学力」を身につけさせるということと、規律を守らせるということに力点が置かれています。そして学習の動機付けにあるのはかつてと同じ「競争」です。少しでも上位のランクの学校へ進学することが将来を豊かに確実にするという戦後日本の「学歴信仰」を未だに引きずったランク付け価値観です。

※本日5月6日付「函館新聞」第2面「ニュース細見」に、当部会と函館圏フリースクール「すまいる」のことが 大きく紹介されました(*^_^*)

函館アカシヤ会「多様な学びの場の創造」部会の紹介②

(2)教育システムを変更する議論も必要
 「多様な学び保障法」の骨子は、現在の学校に行けない子ども達が違うスタイルの教育機関を選べるようにすべきという考えです。これは多様な学びの場の実現において大きな意味を持ちます。
 同時に、私たちは現在の学校自体も変わっていくことで、不登校や登校拒否にならなくてもすむようになるべきだと考えています。なぜならば、全国12万人もの小中学生の不登校数、5万人の高校生の不登校と、また5万人の毎年の高校中退数を見たとき、比較する他国のデータはありませんが、普通の感覚で考えても異常な事態であると言わざるを得ません。もしもそれでよしとするならば、「多様な学びの場」は、いまの教育システムに適合できない子ども達のための「受け皿」づくりというだけの意味になってしまいます。
 もちろん緊急にはその「受け皿」が必要ですが、未来永劫に渡って、不登校を生み続ける学校とその受け皿となる教育機関という類別になるだけです。本来は、今の学校も子ども達が学ぶ場としての選択肢の一つとして見なされるべきです。

函館アカシヤ会「多様な学びの場の創造」部会について①

 先に第2回「多様な学び勉強会」のお知らせをしましたが、「登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会」がなぜ 「多様な学びの場の創造」部会についてを立ち上げたのか、説明させていただきます。その大きな目的は、日本の教育システムを変革するエネルギーを生み出すことです。
(1)「多様な学び保障法を実現する会」の誕生
20年間このような例会を積み重ねて参りましたが、不登校をめぐる悩みは基本的に変わっていません。これは当会に限らず全国どこで話をうかがっても同じですし、不登校は一向に減る気配を見せませんので、これは日本の教育システムをめぐる問題と深く結びついていると考えざるを得ません。ただ戦後できあがってきた教育システムを変えるということ自体、簡単なことではなく、時間をかけて国民的議論をしていく必要があります。
 しかし現状のままでは、現在の不登校あるいは登校拒否の児童・生徒は国連児童憲章や日本国憲法、そして子どもの権利条約に保障されている「教育を受ける権利」に照らした場合、なんらの保障もされていません。
 そういう子ども達のための居場所作り、あるいは学ぶ場の提供をしているのが各地域のフリースクールや独自の教育理念やスタイルをもつシュタイナー学校などです。しかしながら学校教育法に基づく教育機関ではないので、一切公的な財政支援はなく、いずれも苦しい運営を余儀なくされているのが実情です。
 そこで全国のフリースクール運営者や独自の教育スタイルの学校運営者、子どもを支援するさまざまな団体の代表者、著名な教育学者などが教育問題シンポジウムを通して協議を重ねた結果、2012年7月に「多様な学び保障法を実現する会」が結成されました。
 この保障法の骨子は、
○保護者は市町村に届けることで子どもが選択した「学びの場」を選ぶことができる。
○その「学びの場」は登録された学習機関であれば、自治体から学習支援金を受け取り、授業料に充てることができる。
 というものです。現在、実現する会では総会を開きながら保障法の内容をさらに検討しています。 

函館アカシヤ会「多様な学び勉強会」のお知らせ

 函館もこの時期としては例年にない寒さで、は桜前線も足踏み、GWに間に合うかどうか、気がかりです。
5~6月、不登校・ひきこもり関連のイベントが続きますが、第1弾をお知らせします。
【函館アカシヤ会 第2回「多様な学び勉強会」】
◇日 時 5月25日(土)13:30~15:30
◇会 場 函館市総合福祉センター「あいよる」2階第2会議室
◇テーマ 「子どもの現状と教育課題」
◇話題提供者 小林恵美子さん(チャイルドラインはこだて代表) 
   養護教諭という立場から子どもたちを支え続け、20年前に「アカシヤ会」を立ち上げました。
   小林さんのお話を受けて、参加者でたくさん語り合いましょう!
◇参加費(資料代) 200円
◇主催 登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会「多様な学びの場の創造」部会
  (連絡先)運営委員・高石さん(090-1304-0586)
  (部会の趣旨)2012年7月に「多様な学び保障法を実現する会」が、全国のフリースくールや
    シュタイナー教育など独自の教育実践をいている方々や教育学者などで結成されました。
    既存の学校制度にこだわらず、子どもたちが健全に成長できる「学びの場」をどう作ることができるか、  
    いろいろな立場の方々と意見交流するために勉強会をスタートさせました。
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野村俊幸

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