書籍紹介①

 日常生活の中で、まとまって読書する時間を取れなくなっていますので、最近は旅行時のJR車中が最適の読書の機会になっています。28~29日、所要で札幌に出かけ、たまっていた本を何冊か「決済」できました。事故続きのJR北海道にはもっとしっかりしてほしいですが、今回は無事でした(^_^;) 11月のダイヤ改正で函館~札幌は所要時間が増え、だいぶ不便になりそうですが安全第一、時間が長くなった分、読書量が増えるとプラスに考えることにしましょう。
 今回の読書では「あなたがあなたであるために」(著:吉田友子、監修:ローナ・ウィング、中央法規、1200円+税)がとてもためになりました。サブタイトルが「自分らしく生きるためのアスペルガー症候群ガイド」で、知り合いの当事者から勧められただけあって、具体的でとても分かりやすく、当事者はもちろん、家族や支援
舎にとってみ、実践的に役に立つと思います。

「わが子が不登校で教えてくれたこと」(文芸社)千円+税
 残部僅少。書店・アマゾン等で注文または著者より直送可(送料は当方負担)

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不登校・ひきこもり講演会及び相談会(富良野)のお知らせ

 次のような事業がありますので、お近くにお悩みの方やに関心お持ちの方がおいででしたら、
お知らせいただければ幸いです。

【不登校・ひきこもり講演会及び相談会】
◇日時 平成25年11月6日(水)18:30~20:30
◇場所 富良野市文化会館2階中会議室(富良野市弥生町1-2)
◇内容 1 講演会(18:30~19:30)
        「不登校・ひきこもりの理解と支援~わが家の体験と相談現場から」
        講師 野村俊幸(社会福祉士・精神保健福祉士)
     2 個別相談会)19:30~20:30) 相談員:同上
◇参加無料
◇主催 富良野地方精神保健協会  後援 北海道富良野保健所
◇申込み先 富良野地方精神保健協会事務局(富良野保健所健康推進課内)
        ☎0167-23-3161 FAX  0167-23-3163        
        申込み締切:10月31日

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10月の不登校・ひきこもり関連行事のお知らせ

函館地域における10月の不登校・ひきこもり関連定例行事のご案内です。

◆函館圏フリースクール「すまいる」 小中高校生年代の不登校の子どもの居場所
 ・日時、場所:毎週月~木、10時~15時、函館市大手町9-13
 ・「高卒資格」取得に向けた学習支援の「フリースクールコース」も開設しています。 
・申込先:事務局(庄司:090-9522-1841) ・居場所参加費:半日500円、1日900円

◆「ふぉろーず」勉強会 <概ね第1日曜日に開催>
※ 思春期以降に自閉症スペクトラム障害(高機能自閉症・アスペルガー障害・その他の広汎性発達障    害) の診断を受けた方及びその可能性のある方の家族による勉強会です。
・日時:10月6日(日)13時30分~15時30分
 ・場所:函館市総合福祉センター「あいよる」(若松町33-6)
 ・参加費:無料    ・連絡先:野村(090-6261-6984) 

◆ひきこもり当事者の集い「樹陽のたより」例会 <注:今回は第1日曜日です>
 ・日時:10月6日(日)午前11時~午後1時
 ・場所:函館地域生活支援センター2階(駒場町9-24)
 ・参加費:無料     ・連絡先:野村(090-6261-6984)
 
◆道南ひきこもり家族交流会「あさがお」例会 <注:今回は第1日曜日です>
 ・日時:10月6日(日)午後2時~午後4時  
・場所:函館市総合保健センター2階会議室(五稜郭町23-1)   ・資料代:200円(会員は無料)
 ・連絡先:函館渡辺病院医療福祉科(0138-59-4198)  野村(090-6261-6984)  

◆登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会 例会 <概ね第3日曜日に開催>
・日時:10月20日(日)13時30分~16時
・場 所:函館市総合福祉センター「あいよる21」1階会議室(若松町33-6)
 ・資料代:200円(会員は無料)   ・連絡先:野村(090-6261-6984)  

◆「昴の会」~不登校をともに考える会 例会 <概ね第4日曜日に開催>
 ・日時:10月27日(日)14時~16時  16時~社会福祉士による個別相談
・場所:北斗市七重浜住民センター「れいんぼ~」3階研修室(JR七重浜駅に隣接)
 ・連絡先:川崎(090-9438-0825)   ・資料代:300円(会員は無料)

◆はこだて若者サポートステーション(サポステ)
 ※ 就労・就学していない15歳~39歳の方を対象に、各種社会体験やトレーニングのプログラムを   実施し、就労・就学に向けた支援を行っています(サポステは基本的に就労支援機関です)。
・日時:毎週火曜日13時~14時「就トレ」、14時~16時30分「居場所」
    毎週木曜日13時~15時「はこサポワーク」、15時~16時30分「居場所」
    随時、各種講座、職場見学、ジョブトレーニング、学校連携事業、本人及び家族の個別面接    相談(カウンセリング)等も実施しています。 
 ・場所:北海道国際交流センター はこだて若者サポートステーション(元町14-1)
 ・申込先:0138-22-0325   ・参加費:無料 

登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会 7・8月例会報告⑤

 このように同じ悩みが繰り返され続いているのは、「不登校の解決=学校復帰」とされ「学校に戻すにはどうしたらよいか」が「不登校対策」の中心になっているからです。
 これを根本的に改めるにはまだまだ時間がかかるでしょうが、その中でも少し明るい話題は、「親の気持ちの変化」の時間が以前よりは短くなったことだと思います。
 中学生のお子さんが偏頭痛で休みがちになり、やがてすっかり行けなくなってお母さんも悩みましたが拙書を読んでいただいたり、6月29日の奥地圭子さん講演会に参加されたことをきっかけに、お子さんに「ゆっくり休もう」と言ったところ、お子さんは「学校はとても疲れる。行きたくない」とお母さんに自分の気持ちをはっきり伝えることができ、それ以降偏頭痛は治まったそうです。
 もちろん、「このままで良いのか?」と心は揺れますが、例会に参加して同じ悩み持つ親御さんと語り合うことで、その揺れもだいぶ小さくなるそうです。例会で明確な答えが出るわけではありませんが、解決の手がかりを得る貴重な場になっていることは確かです。

登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会 7・8月例会より④

 「夏休み・冬休み明け」は不登校の子ども・家族にとって「鬼門」です。大概のお子さんは休み中は元気になります。すると親や先生は「これだけ元気になったのだから今度は登校できるはず」と考えがちですが、話は逆だと思います。
 体験者のお母さんが「学校が休みで、行かなくて良いから元気になるんです」とお話していましたが、全くそのとおりです。学校が何らかのストレス要因になっているので、一度すっかりストレスから遠ざかることが回復の近道ということはメンタルヘルスでは当然のことですが、なぜか不登校についてはこの常識がなかな理解されません。それだけ「学校は必ず行かなければならない」という呪縛が強いのだと思います。

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登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会 7・8月例会より③

お孫さんが不登校になり始めて心配というお祖母さんも参加してくださいました。やはり昼夜逆転し、お母さんや お祖母さんに暴言を吐いたり、拒否的になることもあって、心を痛めています。
 お子さんが不登校だった皆さんからは、『親や周りが学校に行かそう、行かそうとしている間は、子どもにとっては辛い気持ちが理解されず、自分が否定されていると感じるので、親や周りを拒否したり攻撃しがちになってしまう。こちらの気持ちを早く切り替えられるかどうかが鍵。子どもにとって今ゆっくり休むことが必要なんだとこちらが理解し、無理して学校に行かなくても良いと口に出して伝えてから子どもとの関係が良くなった』という体験が、異口同音に語られました。
 なかなかそれが難しく時間がかかるのも現実で、親子関係は煮詰まりがちになりますので、お祖母さんやお祖父さんがクッションになり、お孫さんが甘えることができるようになると、とても良い影響が出ると思います。前号でも紹介しましたが、Fonteの「孫の不登校」はとてもためになる連載です。

登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会 7・8月例会より②

 それでも「学校で得るものの方が大きく、家だけでは社会人として自立するのが難しいのでは?」という不安もぬぎいきれません。もちろん学校で学ぶこともたくさんありますので、学校生活が苦痛でなく、自分にとって役に立つと思えれば、学校でどんどんいろんなことを学び吸収してほしいと思います。
 でも、その場がとても苦手な人もいます。高校卒業後に進学も就職もうまくいかず、数年間ひきこもった経験のある若者は『学校では人間関係が苦痛なだけで、コミュニケーションを学校生活で学んだという実感はない。ひきこもっているときに自分なりに本を読んだりしていろいろ勉強し、少しずつ動き出していろんな人と関わりを持つようになってからコミュニケーションを学んだと思う』とお話しています。
 「学校でしか学べない」と思い込む必要はないのです。  

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登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会 7・8月例会より①

 7月21日の例会は16名の参加で、初参加や久しぶりの参加の方も多く、現在進行形の悩みを中心に語り合いました。8月18日の例会も16名名の参加で、最近また参加者が増えています。
 アカシヤ会は今年21年目に入りましたが、出される悩みは発足当初とほとんど変わっていませんし、全国で17万人もの小中高校生が不登校という状態が続いていることは、単にその子どもや家庭の問題として片づけることはできず、不登校を生み出す背景にもっと目を向けていく必要があると思います。
 例会では数々の名言が生まれますが、今回もたくさん出ました! お子さんが小学校で不登校だった先輩お母さんが、『人にはできないことがたくさんあって、「学校に行けない」というのはその中のひとつに過ぎないし、できることもたくさんある。学校に行ってても料理ができない子もいれば、学校にいかずに家にいて料理ができる子もいて、どっちが後で役に立つかわからない。できないことではなく、できることに目を向けましょう!』と話されていましたが、全くそのとりと思いました。
 わが家(野村)も次女が小学4年生から不登校でしたが、時間がたっぷりありましたのでいろいろ料理に挑戦し、共働きの私たちはとても助かりました。本人も自炊を始めたときに大いに役立ったようで、4人家族になった今も、炊事は苦にならないようです(*^_^*)

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自殺予防講演会のお知らせ

 函館市では、次のような「自殺予防講演会」を開催します。講師の大野先生は、認知行動療法の第一人者ですので、とても有意義なお話を聞くことができると思います。

◇日時:平成25年9月23日(月・祝日) 10時~12時
◇場所:函館市中央図書館視聴覚ホール
◇講演:「うつ病の理解」~認知行動療法を学ぶ~
◇講師:大野 裕 先生(国立精神・神経センター認知行動療法センター長)
◇講演会終了後、うつ病の方の家族を対象に、日ごろの思いなどを語り合ってもらうための集いを開催します(1時間程度)。
  参加を希望する家族は、下記問い合わせ先にお申込みください。
◇参加費無料、当日直接会場にお越しください。席に限りがありますので先着順とさせていただきます。
◇問い合わせ先:函館市保健福祉部障がい保健福祉課精神保健担当 ☎0138-21-3077

精神保健ボランテァイ養成講座のお知らせ

 私が理事を務めております函館地方精神保健協会で、下記講座を開催しますのでお知らせします。
【第18回精神保健ボランティア養成講座】
精神障がい者の特性の正しい理解と、ボランテティア活動に参加しやすい環境を地域に整備することを目的に開催しますので是非ご参加ください。
◇日時:平成25年9月18日~10月16日(全5回)
      毎週水曜日18時~20時
  ・第1回「統合失調症について(仮題)」 講師:三上昭廣氏(函館渡辺病院理事長)
  ・第2回「開かれてきた精神保健福祉の歴史」 講師:石橋恵美氏(精神保健福祉士)
  ・第3回「精神保健ボランティアについて」 講師:塚八政宣氏(富田病院医療ソーシャルワーカー)
       「地域の社会資源について」 講師:佐藤貴之氏(函館渡辺病院医療ソーシャルワーカー)
  ・第4回「医療機関・施設等実習」 ※10月7日~11日の日中
  ・第5回「地域の中で暮らす」 講師:当事者の方2名     
       「講座のまとめ(グループディスカッション)」
◇場所:函館市総合保健福祉センター 2階健康教室
◇定員:30名(函館市および近郊に住む18歳以上の方)
     定員になり次第締め切らせていただきます。
◇受講料:無料
◇問い合わせ・申し込み先:函館市障害福祉課 ☎0138-21-3077
◇主催:函館地方精神保健協会 北海道精神保健協会
◇後援:函館市 北海道渡島保健所 

道南ひきこもり家族交流会「あさがお」7・8月例会より③

 ひきこもりを体験した当事者の集いの「樹陽のたより」は、7月例会に初参加の方も含め9名、8月例会は初参加2名で11名の参加者でした。最近は、アスペルガー症候群など発達障害の診断を受けたり長期の精神科治療を受けている方もたくさん参加されますので、障害認定のプラス・マイナスについて話題になることがよくあります。   
 大きなプラス面では、障害や病気の状態によっては障害年金に該当する場合があり、7月は参加者のうち4名が、8月も5名受給していて、すぐに働けない場合は自分の自由になる収入があることで精神的にとても楽になり、将来の生活の見通しも持つことができると皆さん語っています。
 マイナス面としては、本人にまだ気持ちの準備ができていない段階で周りから強く言われて受診し診断名がつくと、「自分は障害者なんだ」と自己規定してしまい、今までやれていたこともできなくなると自信を無くす場合もあるとのではないかという意見も出されました。このように、「診断」はあくまで本人の生活条件をより良くしていくための「手段」であり、「目的」ではないことを再確認したいと思います。

道南ひここもり家族交流会「さがお」7・8月例会より②

 「就労経験あり」のグループでは、就労の中でとても辛い体験をしたり挫折したことで、再度就労に向かうことがなかなできない方もおります。そのような場合、叱咤激励してもうまくいかず、そんな親や周りの期待に応えられない自分を責めて、さらに自信を失うことになりかねません。
 ある親御さんは、仕事が長続きしないお子さんに対し、問いただしたり責めたりという関わりを続けてきたましたが、本人は口を開こうとはしませんでした。当例会に参加する中で、仕事を辞めるのは本人なりに何か理由があるはずで、「3か月しか働けない」ではなく、そのとき本人にとってはそれが精一杯だったかもしれず、そんな中で「3か月も働くことができた」のはとても素晴らしいという見方が必要なことにだんだん気がつき、仕事を辞めることを責めるのではなく、今できていることに目を向け、辛かったら無理をしないようにという声掛けをするようになってから、お子さんは涙ながらにこれまでのことを語り始め、サポステ相談も利用しようという気持ちになってきたそうです。
 「北風と太陽」という昔話もありますが、社会福祉の相談支援活動は、このような「受容」が出発点になります。ちなみに「樹陽のたより」はこの「受容」との語呂合わせ、明るい太陽に向かって伸びる樹のように生きたいという願いが込められています!(^^)!

道南ひきこもり家族交流会・:7・8月例会より①

 7月14日の例会は家族・当事者16名、サポーター名4名の20名が参加、8月11日の例会は家族・当時者16名、サポーター6名の22名が参加しました。最近は参加者数が増えていますので、少人数でじっくり話し合うためにグループに分かれることが多くなりましたが、この2回もお子さんが「就労経験なし・ほとんどなし」と「就労経験あり」の二つに分かれて話し合いました。
 前者では親としての「就労への思い」がたくさん語られ、就労を強く願っていますが、皆さんご自分のお子さんの状況をしっかり理解していて、的確に捉えてお話なさっていました。状況としては、
・働くことは必要なことかもしれないが、お金に困る状況でないため、焦りが見られない。
・働こうという意欲はないが、働かなければならないと思っている。
・働こうとして動き出したいが、良い出会い・相談できる人が得られない。
・自分の好きなことや得意なことを持っているが、それを就業と結びつけることが難しい。
・まずは人と話せるようになることが第一で、現段階で就業は話題に出せる状況にない。
・希望する職種や気に入った仕事でしか順応して働けないと思う。
などなどのお話しが出ましたが、どのような仕事でも選ばずに、まずは働こうとする意欲までは感じ取れないというのが皆さんから多く出たご意見です。その感じ取れない「必死さ」のなさが、自分や社会と折り合いをつけて仕事をして行くことに結びつかないのではないかと思われます。
 誰しもが折り合いをつけながら生きている社会ですが、ひきこもっている人たちはその折り合いがうまくつかない、または折り合いの付け方がよく分からないのかもしれません。そのもどかしい思いを理解して、個人の良さを見つけて認める『誰か』に出会って欲しい、きっかけをつかんでほしい、良い情報を得たいというのが参加者全員の共通する思いであることを再確認した話し合いでした。

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野村俊幸

Author:野村俊幸
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