動き出すきkっかけは誰にもわからない

(「あさがお」例会より④)
 また、ある親御さんから、約15年間ひきこもり状態が続いていたお子さんが、フアンのアーティストのライブを観に出かけたのをきっかけに動きだし、ハローワークで休職活動を始めたそうです。
 外からは何も変化がないように見えても、本人の中ではいろんな思いや考えがが渦まき、活発な思考活動を展開しているのだと思います。そして、何をきっかけに動き出すかは、ひきこもっている本人も含めて誰も分かりません。
 ですが、本人にエネルギーが溜まらない限り動き出すjことはできないのは確かであり、親にできるいことは、そのエネルギーが溜まるのを邪魔しないで信じて見守っることだと思います。
 そのためには親も大変なエネルギーが必要であり、この親御さんのエネルギーに参加者一同感嘆した次第です。

*「カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか」
 (文芸社セレクション・文庫版、700円+税)を発刊しました。
  ご注文は、お近くの書店かネット書店・クロネコブックサービス(0120-29-9625)
  にお申し込みください。著者からお送りするここともできます(送料は当方負担)。
スポンサーサイト

お父さんのイイトコサガシを(^_^;)

(「あさがお」5月例会より③)
 今回、あるお母さんは「父親の考えを変えるように言っても無理なので、「『今は私が子どもとのことに対処するので、口出ししないでほしい』とハッキリ伝え、せめて邪魔しないようお願いした」とお話していました
 。「母は強し」と言えど、エネルギーにも限りがありますので、父親とのやり取りで疲弊してしまっては元も子もありませんので、確かにこれも一理あります。
 また、子どもに厳しい方は、自分もあまり誉められたり尊重された経験が少ない場合が多いので、「お父さんの何か少しでも良いところを見つけ、言葉に出して誉めたり感謝してどうか」という話も出されました。
 参加した多くのお母さんは「ウーン」と言って妙案は浮かばないようでしたが(^_^;)、「誉め殺し」ではなく、心からそう思えるところを見つけると、お母さんの気持ちも軽くなるのではないでしょうか。
 「子育て」と「夫育て」は共通項も多いようです(^_^;)

*「カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか」
 (文芸社セレクション・文庫版、700円+税)を発刊しました。
  ご注文は、お近くの書店かネット書店・クロネコブックサービス(0120-29-9625)
  にお申し込みください。著者からお送りするここともできます(送料は当方負担)。

父親の理解が壁に…

(「あさがお」5月例会より②) 
 しかし、お父さんは「いつまでもそれで満足してはダメで、その年齢にふさわしい働き方がある」というお考えのようで、本人に度々「ちゃんとした就職をするように」話をするそうです。すると本人はまた家族との関わりを避けて、ひきこもり気味の生活になることにお母さんは悩んでいます。
 このようなパターンはとても多くて、例会では「父親対策」も大きなテーマになります。当会には父親の参加も結構多くて、いささか肩身が狭いのですが(+_+)、会に参加されるお父さんたちは、ある意味、自分の価値観を転換するという格闘をくぐってきた方々なので、とても心強いです。でも、それはまだ少数派で、この壁をどうしたら崩せるのか、長い例会の歴史でも答は見つかっていません。

 *「カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか」
 (文芸社セレクション・文庫版、700円+税)を発刊しました。
  ご注文は、お近くの書店かネット書店・クロネコブックサービス(0120-29-9625)
  にお申し込みください。著者からお送りするここともできます(送料は当方負担)。

休息を保障することから信頼関係が回復

 「あさがお」5月例会に参加されたお母さんのお話です。
 お子さんはパソコン関係の専門学校を卒業して就職したのですが、職場の上司と先輩からの指示が食い違うなど仕事の進め方に悩んで体調を崩し、自宅に戻ってきた方がいます。
 しばらくしてから、地元の観光施設や介護施設などで仕事を始めました。本人は一生懸命で、親から見ても頑張っているようでしたが、雇用契約を継続してもらえなかったり、仕事量が減ってきて収入も減り、仕事を続ける意味が分からなくなって退職しました。
 そんなことが繰り返されるたびに本人は自信を失くし、ひきこもり気味の生活になりました。
 お母さんは以前例会に参加したことがあり、「仕事ができなくなったときは本人を責めないで、ゆっくり休息させてあげる」「本人の気持ちが外に向いてきたなら、仕事のことは『一緒に考える』という姿勢で臨み、押しつけや先回りをしない」「通常の就職にこだわらず、何かできそうなことから始める」など、例会で話された体験談がとても役に立ち、そのように関わるよう努めたそうです。
 そんなこともあってお母さんとの関係は良好になり、会話も普通にできるようになりました。そのうち親戚の農家から声がかかり、手伝いに行くようになって、本人はだいぶ元気になりました。いわゆる「一人前の収入」ではありませんが、お母さんは「それでもOK」と思っています。

道南ひきこもり家族交流会&当事者会例会報告

  「あさがお」の5月11日例会は、家族・当事者12名、サポーター4名の16名が参加、最近ひきこもり気味になった方のお話を中心に参加者それぞれの体験を出し合いました。
 6月8日の例会は、家族・当事者16名、サポーター4名の21名が参加、人数が多くゆっくり語り合えないということで、「ひきこもり期間が長期化し膠着状態になっている」場合と、「比較的最近ひきこもりになったり、少し動きがある」場合の2グループに分かれましたが、2時間があっという間で、まだまだ話し足りませんでした。
 「樹陽のたより」の5月例会は7名、6月例会は12名が参加し盛況でした。ということで、各人がひとこと感想を記載する「樹陽のたより」通信は3ページになりました。
 新たな道を求めて札幌に転出する方、社会福祉士資格の取得を目指して通信教育を受講し始めた方、介護職員初任者研修を受講終了し求職中の方など、いろんな動きも出ています。また、他人の目が気になりなかなか外出できないので、この会に参加することで外との繋がりを保とうと努力している人もいて、お互いの立場を尊重しながら、気軽なおしゃべり会を続けています!(^^)!
*「カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか」
 (文芸社セレクション・文庫版、700円+税)を発刊しました。
  ご注文は、お近くの書店かネット書店・クロネコブックサービス(0120-29-9625)
  にお申し込みください。著者からお送りするここともできます(送料は当方負担)。

高校生の不登校に対し配慮をお願いしたいこと

【函館アカシヤ会6月例会より③】
 また、高校生の親御さんのお話では、先生はそのお子さんに登校するよう説得したり、「このままだと進級が難しい」といった脅かしは一切ないそうです。むしろ、本人にも親御さんにも、「必ず今の高校を3年で卒業しなければだめと考えずに、休学したり、無理なく行けそうな学校に移っても良いのだから、ゆっくり考えよう」というスタンスで関わってくれているそうです。
 お子さんは先生を信頼しており、話し合いができる関係が保たれているのは、先生のそのような配慮があるからではないかと思います。是非多くの学校が、無理に登校を迫らず、同時に生徒を見捨てず、本人や家族が少しでも安心できるような適切な情報提供に努めていただくよう願っています。

*「カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか」
 (文芸社セレクション・文庫版、700円+税)を発刊しました。
  ご注文は、お近くの書店かネット書店・クロネコブックサービス(0120-29-9625)
  にお申し込みください。著者からお送りするここともできます(送料は当方負担)。


今できていることを最大限尊重してほしいです

【函館アカシヤ会6月例会より①】
 今回参加されたお母さんたちは、お子さんの不登校が始まってから、かなり早い段階で「無理強いはダメ」ということに気がつき、お子さんを見守る姿勢に変わったのは素晴らしいと思います。
 ただ、やはり「このままでいいのだろうか」という不安はぬぐえませんし、家庭の努力だけでは限界もあります。それだけに、学校の対応がとても重要ですが、とてもありがたい実例が話されました。
  小学生のお子さんについての体験ですが、他の児童と会う心配のない放課後の遅い時間に登校し、担任の先生とおしゃべりしたり、本人が望めば勉強も教えてくれるそうで、本人は嫌がらず通っています。
 これは担任だけの判断ではなく、学校としてそのような受入体制をとっているようです。今のところ「それじゃ次は朝からおいで」というような働き掛けもないそうで、ここがとても重要です。
 保健室登校でも放課後登校でも、それは「通常のクラスに戻るための準備」ではなく、「今できていることが100点」と学校全体で認めてあげて、決して先を急がない対応が大切なので、この学校がそうであることを心から願っています。

*「カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか」
 (文芸社セレクション・文庫版、700円+税)を発刊しました。
  ご注文は、お近くの書店かネット書店・クロネコブックサービス(0120-29-9625)
  にお申し込みください。著者からお送りするここともできます(送料は当方負担)。

家庭が学校へのこだわりをやめることから

 「函館アカシヤ会」6月例会には10名が参加、そのうち小学生、中学生、高校生のお子さんが現在不登校中というお母さんが4名おいでになりました。
 それぞれ経過や事情は違っていますが、共通しているのは、お子さん自身が「学校に行きたいけどいけない」「修学旅行だけでも行きたい」「このままで将来は大丈夫だろうか」と訴えていることです。一般的に不登校になるお子さんは真面目な子が多いので、「思うようにならない自分」を責めてしまい、さらに辛くなってしまいます。
 あるお母さんが、「もう少しチャランポランな方が良いのだけれど…」と仰っていましたが、その気持ちはとても良く分ります(^_^;) 「無理に学校に行かなくてもいいんだ」とお子さん自身が思えるようになると、グンと楽になるのですが、「みんな学校に行ってるのに」「義務教育だから」「高校くらいは卒業しないと」という「世間の常識」から、子どもが自由になるのは至難の技だと思います。
 ですから、まずは家庭が学校へのこだわりをやめ、お子さんの不安な気持ちを和らげる緩衝地帯になってほしいと願っています。
「カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか」
 (文芸社セレクション・文庫版、700円+税)を発刊しました。
  ご注文は、お近くの書店かネット書店・クロネコブックサービス(0120-29-9625)
  にお申し込みください。著者からお送りするここともできます(送料は当方負担)。

アカシヤ会5月イベントより②

 今回もそうですが、アカシヤ会の公開イベントは渡島檜山管内の全ての学校に毎回ご案内しています。それだけに、いつも学校関係者の参加が少ないのが残念ですが、今回嬉しいこともありました。それは、遠方の高校の先生が不登校気味の生徒さんを心配し、どのように対処したら良いか相談においでになったことでした。
 高校の不登校や中退問題は、そこに至る経過や背景は様々ですし、仮に中退した後のサポートも考慮するととすれば、当該学校だけで対処することは難しいと思います。
 私どもの会がどの程度お役に立つか分かりませんが、学校だけだ抱えこむよりは、一緒に考えることで何か手がかりを得ることができるかもしれませんので、是非多くの学校に私たちの取り組みを知っていただきたいと願っています。

*「カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか」
 (文芸社セレクション・文庫版、700円+税)を発刊しました。
  ご注文は、お近くの書店かネット書店・クロネコブックサービス(0120-29-9625)
  にお申し込みください。著者からお送りするここともできます(送料は当方負担)。

アカシヤ会5月イベントより①

 5月18日は「子どもの未来を支援する道南ネットワークの集い」を開催、不登校やひきこもり、発達障害などの当事者会や相談支援に関わる12団体が活動紹介を行い、市民・関係者約70名が参加しました。
 これだけの団体が一堂に会するのはおそらく初めてで、5組の方の個別相談も併せて実施することができ、とても有意義なイベントとなりました。集いでは各団体の報告の後、「不登校」「ひきこもり」「発達障害」の3グループに分かれ質疑・意見交換を行いましたが、最も参加者の多かったのは発達障害のグループで、関心の高まりや悩む方が多い現状が浮き彫りになりました。
 それだけに「発達障害が不登校やひきこもりの原因になる」と短絡的に考えるのではなく、「発達障害について周囲が十分理解せず、不適切な対応をすることで本人が辛くなり、自信をなくして学校に通えなくなったり、就労や社会参加ができなくなってしまう」という視点が必要であることをあらためて強く思いました。

「カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか」
 (文芸社セレクション・文庫版、700円+税)を発刊しました。
  ご注文は、お近くの書店かネット書店・クロネコブックサービス(0120-29-9625)
  にお申し込みください。著者からお送りするここともできます(送料は当方負担)。

道南ひきこもり家族交流会「あさがお」関連情報

※ひきこもり体験者の集い「樹陽のたより」の3月例会は12名が参加、4月例会は8名が参加しました。様々な福祉制度 
  や医療機関の利用の仕方、家族との関係を良くする工夫うなど、いろんなことが話し合われています。

※「てらっこ塾」 自閉症児施設職員や特別支援学級で教員をされていた大久保悠さん(31歳)が、 実践的で豊富な経験  を生かし、「自閉症のままで生きられる地域・社会を目指す」を目標に、家庭 訪問による学習・生活支援を始めまし    た! 詳しくは090-4524-0693へお問い合わせください。

※「ふぉろーず」 思春期以降に自閉症スペクトラム障害(高機能自閉症・アスペルガー障害・その他の広汎性発達障害)  の診断を受けた方及びその可能性のある方の家族による勉強会です。
  毎月第1日曜日の13:30~15:30、函館市総合福祉センター「あいよる」で開催しています。
  参加費は無料、お問い合わせは野村へ(090-6261-6984)

「カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか」
 (文芸社セレクション・文庫版、700円+税)を発刊しました。
  ご注文は、お近くの書店かネット書店・クロネコブックサービス(0120-29-9625)
  にお申し込みください。著者からお送りするここともできます(送料は当方負担)。






道南ひきこもり家族交流会・4月例会より①

4月13日の例会は、家族・当事者23名、サポーター7名の30名が参加し、発達障害者支援センターあおいそらチーフコーディネーターの片山智博さんに「発達障害~自閉症を中心に」というテーマで講演いただき、発達障害の基本についてとてもよく理解できました。
 さらに「自閉症支援風ひきこもり支援」ということで、自閉症支援の考え方や方法が、ひきこもっているお子さんの関わる上でも役に立つというお話を、ステップ1からステップ3の段階に即して具体的に説明いただきました。「まずはやりとりを成立させる」ことが大事で、直接の会話にこだわらず、メール・手紙・ホワイトボード・メモ帳など、ハードルの低い方法を選ぶことや、親にも本人への関わり方で反省すべき点があったとすれば、言葉や文章にしてしっかり伝えることが大切とのことです。仮に発達障害があるとすれば、「脳のはらきの違い」や「発達のでこぼこ」がユニークな個性になるか、不適応行動の基になるかは理解と支援次第ということですので、お子さんの状態に気がかりなことがあれば、まずは「あおいそら」にご相談ください。☎0138-46-0851です。

続きを読む

福祉なんでも相談会のお知らせ

【ソーシャルワーカーデー・福祉なんでも相談会】
□日時 7月21日(月・祝日)10時~14時
□会場 函館市総合福祉センターあいよる21(若松町33‐6)3階大会議室
□目的 福祉に関わる専門団体が集まり、医療や介護、福祉に関わること、人間関係や仕事など
     生活全般の困りごとについて、個別面談により質問や相談を受けます。
□相談担当者 下記の団体に属する社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、
          その他相談援助経験をもつ者
□主催団体  北海道社会福祉士会道南地区支部
        北海道医療ソーシャルワーカー協会道南支部
        北海道精神保健福祉士協会道南ブロック  
        北海道介護福祉士会道南支部
        函館市社会福祉協議会
□相談申込み・お問い合わせは「ゆあ社会福祉士事務所」☎0138-83-8471へ

*「カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか」
 (文芸社セレクション・文庫版、700円+税)を発刊しました。
  ご注文は、お近くの書店かネット書店・クロネコブックサービス(0120-29-9625)にお申し込みください。
  著者からお送りするここともできます(送料は当方負担)。

道南ひきこもり家族交流会の3月例会より②

 学齢期の不登校体験が長く、卒業後も社会に出ることができず、そのまま家だけが生活の場になっている場合は、体験の幅が狭い分、動き出す手がかりを見つけにくいという現実がありますが、これを本人の努力不足と責めても話は前に進みません。
 今回の参加者にも「家のことはいろいろやる」という方も結構おられますので、「学校に行ってないのだから、働いてないのだから、そのくらいは当然」という気持ちではなく、それが家族の助けになっているのであれば、まずそのことを言葉に出して感謝し、「誰かに役立っている」ことを本人が少しでも感じることができるような関わりが大切だと思います。
 また、ずっと不登校状態が続く中でも高認試験を取ったお子さんがいます。本人は「大学に行きたい」という気持ちがあるようですが、親御さんにしてみると受験のハードルも高く、将来のことを考えると専門学校で実務を身に付けた方がいいのではと考えています。しかしここは、実現するかどうかはともかく本人の気持ちを尊重して、一緒に考え必要な情報を入手することから始めた方がよいのではないでしょうか。動き出す手がかりは、あくまで本人の中にありますので。
*「カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか」
 (文芸社セレクション・文庫版、700円+税)を発刊しました。
  ご注文は、お近くの書店かネット書店・クロネコブックサービス(0120-29-9625)
  にお申し込みください。著者からお送りするここともできます(送料は当方負担)。

道南ひきこもり家族交流会の3月例会より①

 3月9日の例会は、春の足音に抗うような吹雪にもかかわらず、家族・当事者19名、サポーター4名の23名が参加、ゆっくり語り合うために当事者が「就労経験あり」と「就労経験(ほとんど)なし」の2グループに分かれましたが、重要な話がたくさん出されて時間が全然足りませんでした。
 一度社会に出た後に様々な事情からひきこもった人は、それだけ辛い体験をしていますので、動き出すには膨大なエネルギーが必要で、時間もかかります。
 しかし、どうしても本人は「ちゃんとやれていた」自分を基準にして今の自分を見てしまい、ますます自信を失くするという悪循環に陥りがちです。
 家族もまた「せっかく○○に就職したのに」「あんなに頑張って働いていたのに」など、親の期待に応えていた子どもの姿と今の姿を比べ、どうしても批判的な、あるいは落胆した気持ちを子どもに向けがちです。
 これが子どもの自信をさらに失わせ、親子関係そのものがギクシャクし、時には激しい親子のバトルに及ぶ場合もあります。
 ですから、過去はいったん横に置いて、今の辛い状態を、本人も親もまず認め合うことが出発点になると思います。そして、以前と同じように働くことにこだわらず、家の中でやれそうなことを見つけたり、趣味やボランティアなどから始めてみるといった柔軟な対応が望ましいと思います。

*「カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか」
  (文芸社セレクション・文庫版、700円+税)を発刊しました。
  ご注文は、お近くの書店かネット書店・クロネコブックサービス(0120-29-9625)
  にお申し込みください。著者からお送りするここともできます(送料は当方負担)。
プロフィール

野村俊幸

Author:野村俊幸
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR