道南ひきこもり家族交流会「あさがお」例会の報告

 しばらく例会報告をしていませんdしたので、まず「あさがお」例会の様子をお伝えします。 
 3月8日の例会も22名(当事者・家族16名、サポーター6名)と多数の方が参加され、「精神疾患が気になる」方のグループと「それ以外」のグループでじっくり話し合ったほか、発達障害についての個別相談も実施しました。4月12日は総会を兼ねた例会で24名(当事者・家族18名、サポーター6名)が参加、全体での話し合いで悩みや情報を共有し合いました。
 3月・4月例会には、大変お忙しい中、顧問の精神科医・三上昭廣先生(函館渡辺病院理事長)も参加され、参加者からの悩みや質問について、たくさんの示唆に富むコメントをいただきましたので、それらの主旨を一部ご紹介します。
*原因追究が先に立つと本人を責めることになりがちで親子関係は改善しない。ひきこもるのは、今 の本人にとってはそれが必  要な段階なのだとまず受け入れ、本人が安心感を持てるような関わりに努め ることが大切で、そこから親子関係の改善が始   まっていく。
*家族関係が不安定で、本人が安らげないと、外に出ていく力も溜まっていかない。なので、本人が 居間で「ゴロゴロできる」よう  な<あずましい>環境になれば、とても良いと思う。
*ひきこもりの背景に「うつ病」などが隠されていることもあり、そんな場合に焦って働きかけては病状が悪 化する。また、急に本  人が元気になっていろいろ動き出したりすると、周りは改善したと喜びがちだ が、「躁転」により躁状態になっている場合もある  ので、かえって注意が必要である。
*いずれにしても、ひきこもりから抜けていくのは、薄皮をはぐような過程が必要であり時間がかか るので、家族の気持の安定   と、家族自身が元気でいることが大切である。その意味でも、このよう  な会でいろいろ話し合ったり、親自身が趣味などの楽  しい時間を持つことで、家庭の外の風にふれ、 心地良い外気を家の中にいれることも大事だと思う。
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8月のひききこもり関連行事のお知らせ

【ひきこもり当事者の集い「樹陽のたより」例会】
 8月9日(日)午前11時~午後1時、函館市総合保健センター(五稜郭町23-1)。ひきこもりを体験者した当事者が体験や悩みを語り合い、今後の進路や社会参加の取り組みなどについて話し合う。参加費無料。(連絡先:野村?090-6261-6984) 

【道南ひきこもり家族交流会「あさがお」例会】
 8月9日(日)午後2時~4時、函館市総合保健センター(五稜郭町23-1)。ひきこもり当事者や家族が集まり、体験や悩みを語り合い、ひきこもり者への関わり方などを学ぶ。臨床心理士や医療ソーシャルワーカーなどもサポーターとして参加。会員以外は資料代200円。
(連絡先:野村?090-6261-6984)  
 

「居場所づくり」大町市方式のご紹介

 7月4日~5日、「不登校・ひきこもり 講演会・相談会」で長野県大町市にお邪魔しました。講演会65名、相談会5名、家族会7名、支援者意見交換会18名と、主催者の予想を大きく超える参加者でした。私自身も、たくさんの方々と交流できてとても大きな学びの場になり、関係者の皆さまに心から感謝しています。
 これは、大町市が「子ども・若者社会参加促進事業」として、不登校やひきこもりの人たちの居場所づくりを進める一環として開催したもので、7月24日には大町市長が事業内容について記者発表を行いました。
 この事業は、児童デイサービスや障害者の生活・就労支援等を実施している市内3か所のNPO法人に、居場所の開設を委託して実施するもので、事業費は1,196,760円(長野県地域元気づくり支援金助成額426,000円)です。
 受託団体は既存の施設とスタッフを活用して事業を行いますので、このような予算で実施できるわけですが、全国には類似の予算を設けている地方公共団体もたくさんあると思いますので、子ども・若者支援に関わる部局が、大町市のようにやる気を出して工夫をこらせば、このような事業を行なうことは可能だと思います。
 そのためにも、悩んでいる、困っている家族・当事者が声を出していくことが大切だと思いますし、大町市のような取り組みが全国に広がっていくことを願っています。この事業紹介のパンフレットデータをご希望の方は添付ファイルでお送りしますのでご一報ください。また、この事業に関するお問合せは大町市子育て支援課へ ☎0261-22-0420(内線681・757)
メール:kosodateshienka@city.omachi.nagano.jp


「一人一人を大切に」の具体化:古山明男さん

 「多様な教育を推進するためのネットワーク(おるたネット)」のメールマガジンに、古山明男さん(平凡社刊「変えよう!日本の学校システム~教育に競争はいらない」の著者)が、次のような寄稿をされていました。とても示唆に富むものであり、編集部ご了承を得ましたので紹介します。

【「一人一人を大切に」の具体化 古山明男(おるたネット代表)】
 「多様な教育機会確保法」が超党派議員連盟の立法チームによって検討されている。この法律の大きな構造は、「普通教育を十分に受けていない子ども」の保護者が個別学習計画を申請し認定されれば、学校外での学習を義務教育と認めるというものである。今国会での成立を目指している。
 ここで、「普通教育を十分に受けていない子ども」という表現が重要である。これならば、決定的に学校不適応になる前に、「この子には、学校教育が合わない」という理由で、他の教育の道を選ぶことができる。スジのよい法律だと思う。一人一人の個別学習計画を作ることから教育を多様化していくからである。
 「一人一人を大切に」は、すべての人が言うが、これまで画一的な教育の枠の中に留まっていた。しかし、この法律によって、さまざまな事情や、多様な教育方法が現実に反映される。教育イノベーションが起こる引き金になるであろう。
 教育機関の認定から行くよりも、個別学習計画から行くほうが、クリエイティブな結果が出るだろう。それを可能にしたのは、たくさんの不登校の子どもたちの苦しみの声である。そのときに重要なのが、個別学習計画がどれだけの自由度を持っているかである。
 しかし、既存制度の中にいる人たちは、この法律のことを「学校の内容を校外で学んでもよい」としか理解していないであろう。その人たちが賛成してくれるから、法律が成立する。教育多様化を目指す法律としては、どうしても不十分なものになる。
 それを見越して、この法律を理念法としたのは、深い含蓄がある。法律では、できるだけ内容を細かいところまで決めないほうがよい。いま、具体的なことまで法律で決めようとすると、現状に近いもので固定されてしまうであろう。しかし、内容ではなく、「だれが認定するのか」「誰が認定の基準作りをするのか」については、法律段階で一歩でもいいから「民間から決定に参加する」のほうに寄せておくことが、今後のために重要であろう。

函館市教育委員会家庭教育セミナーのお知らせ

 毎年、函館市教育委員会では、保護者や教職員、地域住民等が集まる機会を活用した、家庭教育や子育て関する学習・研修会に、添付の各分野の専門家を講師としてを派遣する事業を実施していますので、ご紹介します。
【講師一覧】
・加茂章子(ウイメンズネット函館)~DVと子どもの影響
・小葉松洋子(湯の川女性クリニック)~健康教育
・齋藤敏子(日本ピア・サポート学会全国理事)~人間関係力の気育成
・諏訪麻依子(北海道大学函館キャンパス学生相談室カウンセラー)~発達心理、カウンセリング
・高柳滋治(はるこどもクリニック院長)~健康小児学
・野村俊幸(社会福祉士・精神保健福祉士)~不登校、ひきこもり、いじめ
・藤井壽夫(函館短期大学教授)~ネットラブル、小中学生の健全な発達
・保坂静子(函館短期大学非常勤講師)~食育、食全般
・本田真大(北海道教育大学専任講師)~子ども・親・親子関係の心理学

いわき市講演会㊾:終着駅を始発駅にするために

 不登校になって進学できない、ひきこもりりなって就職もできないということになりますと、本人も家族も「人生の終着駅」を目の前にしたような気持ちになります。
 不登校やひきこもりに限らず、子育てのいろんな場面はもちろんですが、人生においても終着駅に来てしまったような気持になることが何度もあると思いますが、終着駅で旅の疲れをすっかり癒して、また出発すればいいのです。
『どこからだって出直せる』、まさに『終着駅は始発駅』ではないでしょうか。
 そして、終着駅が始発駅になるためにも、「たけのこの会」のような活動がとても大事ですし、学校や関係機関の皆さまをはじめ、地域の皆さまのご理解と支えが必要ですので、ご支援ん、ご協力をお願い申し上げまして、お話を終わります。
 ご清聴ありがとうございました。

著書 『カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか』
文芸社セレクション・文庫版、700円+税 書店注文または送料著者負担により送付可

いわき市講演会㊽:終着駅は始発駅

 それと、「諺や言い伝えに学ぶ子育て・教育」ということでレジメにいくつか載せていますが、皆さんお馴染みのものばかりです。
「 急がば回れ」「 急いては事を仕損ずる」「待てば海路の日和あり」は、待つことの大切さを教えていますし、「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」というのは、時間の関係で省略しましたが、バイステックの原則6「自己決定の尊重」を見事に言い表しています。
「地獄への道は善意で敷き詰められている」は、親の思い込みや先回り、援助者側の独りよがりな関わりを厳しく戒めています。諺や言い伝えは、先人の経験と知恵が詰まっていますので、いま一度これをしっかりかみしめたいと思います。
 そして、最後に不登校やひきこもりの応援歌を紹介させてください。私は函館西高の出身で、その大先輩であります北島三郎の『終着駅は始発駅』という歌で、大ヒット曲ではありませんが、昭和52年の第25回紅白歌合戦でも歌っていますので、私は代表曲の一つだと思っています。
 その三番の『函館止まりの連絡船は 青森行きの船になる。希望を捨てるな 生きてるかぎり。どこからだって出直せる。終着駅は始発駅』という歌詞です。

いわき市講演会㊼:「親の会」の大きな役割

 そして、決してお子さんを否定しない、責めないことです。子どもが成長するには、一人ひとりいろんな道をくぐる訳ですが、「人生に無駄な体験はひとつもない」とよく言われます。たまたま自分の子どもにとっては、不登校やひきこもりが、そのために必要なプロセスだと受けとめることが、前向きな対応につながると思います。
 そうは言いましても、これを一人で、ご家族だけでやりきるのは、とても大変で難しいことだと思います。社会福祉や保健医療の分野では、近年特にこの「自助(当時者)グループ」と言わる分野の活動が重視されていますので、是非この「たけのこの会」のような当事者の集まりに参加し、ご利用いただきたいと思います。
 このような会では当事者同士のオシャベリが基本で、これがとても大きな力を発揮します。会に参加すると、自分と同じような悩みを持つ人がいることをが分かります。すると、「自分だけではない」ということで少し安心できて、それなら自分の話も分かってもらえるのではないかと感じ、安心して話ができます。話をするとても心が軽くなり、だんだんと自分の気持ちが整理されていきます。そして、いろんな人の体験談を通して自分自身を振り返ることもできるようになりますし、子どもが動き出した体験談や、子どもとどう接したかという具体的な経験を聞くことで、煮詰まった気持が解きほぐされ、子どもとゆとりを持って関われるようになっていきます。
 このように心の内にある不安や悩みを言葉にして吐き出し、表現することで、その苦痛が軽くなり安心感を持つことを「カタルシス効果」と言いますが、まさに「心が浄化される」わけです。

広木克行先生講演会のお知らせ

 下記のとおり、北斗市で広木克行先生の講演会が開催されます。私は何度も広木先生のお話をうかがっていますが、いつも新しい学びがあり感動しています。
【広木克行先生の子育てに役立つ話】
□日時 7月28日(火)午後1時~2時30分
□会場 北斗市立浜分小学校体育館(上履き持参)
□演題 「今 子どもたちに起きていること~子どもの心を理解するために」
□講師 広木克行先生(神戸大学名誉教授 不登校・登校拒否を考える会相談員)
□参加費 500円
□主催 第62回北海道作文教育研究 渡島・函館大会実行委員会
□問合せ・申込み 函館市立南本通小学校(☎0138-55-1281) 白戸礼美子教諭

いじめについての北海道新聞「読者の声」のご紹介

 7月16日の北海道新聞「読者の声」に拙稿が掲載されましたので、ご紹介しまs。
【不登校選べる環境必要】
    野村俊幸 65(函館市)
 岩手県の中学生が、いじめを
苦に自殺した。ひどいいじめは、
時としてこのように子どもの命を
奪う。死なないまでも、その
記憶が後になってフラッシュバ
ックし、精神疾患の引き金にな
ることもある。
 いじめはとても危険なものな
のだと、周囲はもっと深刻に受
け止めてほしい。「危険なとこ
ろには近づかない」のが鉄則だ。
だからひどいいじめを受けた場
合は、まずしっかり学校を休み、
安全確保を図ることが先決だと
思う。
 自殺した生徒は、担任に提出
するノートに「休みたい」と書
いたという。でも「学校は必ず
通うもの」という社会常識が支
配している中で、子どもが学校
を休むのは難しい。
 しかし、命を削ってまで登校
する必要はない。国会では、超
党派の議員連盟が「多様な教育
機会確保法案」の提出を検討し
ており、子どもの成長する場を
学校以外にも保障しようという
内容が含まれている。
 今回のような悲劇を繰り返さ
ないためにも、子どもが安心し
て不登校を選択できる環境づく
りに期待したい。

いわき講演会㊻:不登校・ひきこもりの「解決」とは?

 時間が参りましたので、体罰についてふれることができず申し訳ないのすが、「不登校・ひきこもりへの関わりのポイント」について最後にふれたいと思います。
 ひとつは繰り返し申し上げましたが、何と言っても「焦らない」ことです。先回りをしないで、信じて見守る、信じて待つという腹構えが必要ですが、そうは言っても事前にご質問いただいたように「いつまで待てばいいのか」という親御さんの疑問、不安な気持も、誠にもっともです。
 しかしこれは誰も分かりません。もし、いろんな相談を生業にしている人で、「何年後にこうなっている」「こうしてみせる」とご宣託をくだすような人がいれば、それは相当アヤシイです。
 そもそも不登校やひきこもりの解決、ゴールとは何か一人ひとり違うと思うのですが、強いて言えば、本人が悩み、苦しんでいる今の状態から、少しでも元気になることが大切で、この「少し」「少し」を繰り返すうちに、振り返ってみれば、何らかの歩みをしていたというイメージでしょうか。
 わが家の娘たちにしろ、先ほどまでの話ですとメデタシ、メデタシと感じた方もおいでかもしれませんが、私も、そして本人たちもゴールしたとは決して思っていません。本に書いた以降のことは、本人たちの了解を得ていないので、具体的にお話することはできませんが、子育てでも仕事でも自分の健康でも、次々といろんな問題が起きてきて、格闘している真っ最中ですので、本当にゴールはないとあらためて実感しています。

「多様な教育機会確保法案」に関する日経新聞社説

 国会情勢が緊迫化し、超党派議員連盟が検討を進めている「多様な教育機会確保法案」がたなざらしになるのではないかと心配しています。6月29日に日経新聞がとても説得力ある社説を掲載しています。
【「学校信仰」脱して多様な教育を探ろう】
 義務教育と聞けば、だれもが小中学校という「場」を思い浮かべるだろう。現に学校教育法には、保護者は子どもが満6歳になったら小学校に、そのあとは中学校に通わせる義務を負うとの規定がある。いわゆる就学義務だ。
 教育を受けるためには、とにかく子どもは学校に通わなくてはならない。その観念には抜きがたいものがある。義務教育の「義務」が「学校に行く義務」のように受け止められているのではないか。
 そんな常識を打ち破る構想が急浮上している。フリースクールなど学校以外の教育の場や機会を、義務教育のなかに位置づけようという機運だ。課題も少なくないが、教育の多様化へ向けた試みとして大いに注目したい。
 端緒になったのは昨年の教育再生実行会議の提言だ。不登校児の受け皿として、例外的に学校扱いされることもあるフリースクールなどについての論議を促した。
 これを受けて文部科学省は有識者会議を設置、本格的な検討が進んでいる。自宅学習も含めて学校以外での学びを認める場合にどんな経済的支援が可能か、学習の質をどう保障するか、成果をどう評価するかなど議論は具体的だ。
 超党派の議員連盟も、関連法案を議員立法で今国会に提出する方針を決めた。小中学校に行かせなくても保護者が学習計画をつくり、教育委員会が認定すれば就学義務を果たしたとみなす規定などを盛り込むという。
 こうした構想の背景には、そもそも学校にどうしても合わない子どもが少なからず存在するという認識がある。だからフリースクールなどを学校復帰までの一時的な場所としてではなく、学校とならぶ多様な教育機会のひとつとしてとらえる意見が主流だ。
 いわば「学校信仰」を脱却する画期的な動きだが、今後、制度設計は難航も予想される。行政が関与しすぎればフリースクールなどは本来の魅力を失い、逆に自由放任なら児童虐待などを見逃しかねない。学習塾が学校化するとの指摘もある。議論を徹底し、具体像を探ってもらいたい。
 義務教育について定めた憲法26条には、じつは「学校」の文字がない。国民は「ひとしく教育を受ける権利」を有し、保護者は子女に「普通教育を受けさせる義務」を負う――とあるだけだ。学校以外での学びの可能性は、この条文にも息づいていよう。

7月の不登校関連行事のお知らせ

 7月12日のひきこもり体験者の集い「樹陽のたより」は11名、家族交流会「あさがお」には19名が参加し、有意義で内容の濃い話し合いが行われました。
 7月の不登校関連行事は次にとおりですので、関心をお持ちの方にお知らせいただければ幸いです。

【登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会 例会】
7月19日(日)午後1時30分~4時、函館市総合福祉センターあいよる4階会議室(若松町33-6)。
不登校の子どもを持つ家族や過去に経験のある家族、教師、支援者らが集まり、
悩みや子どもとの関わり方などについて話し合う。資料代200円。
(連絡先:野村?090-6261-6984)

【「昴の会」~不登校をともに考える会 例会】
7月26日(日)午後2時~4時、北斗市七重浜住民センターれいんぼ~。
不登校やひきこもりの子どもを持つ家族や過去に経験のある家族、教師、支援者らが集まり、
悩みや子どもとの関わり方などについて話し合う。資料代300円。
16時から社会福祉士による個別相談も実施。
(連絡先:川崎?090-9438-0825)

また「いじめ自殺」の悲劇が…

 岩手県で「いじめ自殺」の悲劇が発生しました。これまでの悲劇がなぜ教訓化されないのか、怒りが湧いてきます。
 あらためて、「いじめ対策」の最重要課題は、被害者が安心して学校を休めるようにすることだと痛感します。「安全確保の鉄則は危険なところに近づかいないこと」という当たり前のことが、なぜ学校では通用しないのでしょうか?
 私は「義務教育=学校教育法で決められた学校に通うこと」という教育システムそのものにも原因があると考えています。
国会情勢が緊迫し、「多様な学び確保法案」が国会上程できるのか不透明になってきたのではないかと心配しています。
 子どもと家族が安心して不登校を選択できるような環境を作る上からも「確保法案」が何とか実現することを願っています。
これに関連して、次のようなイベントがありますので、参考までにご紹介します。

【多様な学び保障法を実現する会第5回総会/発足3周年記念公開イベン】ト
多様な教育機会確保法を知ろう~これまでの成果とこれからの取り組み~
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日 時:2015年7月26日(日) 13:00~17時頃
会 場:早稲田大学 戸山キャンパス33号館3階 第一会議室
参加費:500円(18歳以下無料)
プログラム(予定):
・ビデオメッセージ「多様な学びを法的に認めることの意義」
  汐見稔幸(白梅学園大学)
・講演「子どもの学ぶ権利を保障するために」
  喜多明人(早稲田大学)
・報告「多様な教育機会確保法(仮称)について ~これまでの経緯とこれからの方向性~ 」
  奥地圭子(フリースクール等検討会議委員/東京シューレ)
・討論「多様な学びを広めるため、私たちができること」
・「多様な学び保障法を実現する会」総会、その他

7月のひきこもり関連行事のお知らせ

 北見市や長野県大町市での「講演会&相談会」などで遠出が続き、ブログ更新が滞ってしまいました。取り急ぎ、7月のひきこもり関連行事をお知らせします。

【ひきこもり当事者の集い「樹陽のたより」例会】
 7月12日(日)午前11時~午後1時、函館市総合保健センター(五稜郭町23-1)。
ひきこもりを体験者した当事者が体験や悩みを語り合い、
今後の進路や社会参加の取り組みなどについて話し合う。参加費無料。
(連絡先:野村☎090-6261-6984) 
※今回から会場が総合保健センターに変更になっております。

【道南ひきこもり家族交流会「あさがお」例会】
 7月12日(日)午後2時~4時、函館市総合保健センター(五稜郭町23-1)。
ひきこもり当事者や家族が集まり、体験や悩みを語り合い、ひきこもり者への関わり方などを学ぶ。
臨床心理士や医療ソーシャルワーカーなどもサポーターとして参加。会員以外は資料代200円。
(連絡先:野村☎090-6261-6984)

いわき市講演会㊺:「障害」を環境との相互作用という視点を

一般的に、発達障害と言われる方々は、コミュニケーションがうまく取れず対人関係にさまざまな困難や辛さを抱えていますが、学校でも職場でも、以前はそれが大きな問題にならなかったのは「障害」という括りに入れて大騒ぎするようなことではなかったからなのだと思います。
 そもそもどんな障害であれ、それが生活上でどのような支障をきたすのかは、本人を取り巻く環境によって変化します。例えば足腰が弱り、あるいは障害があって自力歩行が困難になった場合、車椅子を利用できるのと利用できないのとでは、障害の表れ方が全然違ってきます。
発達障害が障害として強く意識されるのは、学校や職場、社会の環境が大きく変わり、コミュニケーションや人間関係の上手な対応が、ことのほか求められるようになったからだと思いますが、これは明らかに産業構造の変化が大きな背景になっています。
ひきこもり支援においても、このような発達障害の課題とともに、精神疾患を抱えている人が一定割合でいることも前提に考える必要があり、自助努力を強調するだけでは解決にはつながらないだけではなく、そのことで当事者をさらに追い詰め、ひきこもらざるを得ない状態に追い込んでしまうことの注意する必要があると思います。

いわき市講演会㊹:私もかなりADHDの傾向が(^_^;)

6月27日の北見教育講演会は主催者の予想を大きく超える100名余の参加者で、反応もとても良く、前後に「親の会」や個別相談会もあり、私自身もとても勉強になりました。4日・5日は長野県大町市で講演会&相談会があり出かけます。こちらも新たな出会いがあると思いますので楽しきです。 以下「いわき市講演会」の続きです。

 例えば、食生活の変化によって胃腸や循環器の疾病状況が変わってきたというのは分かりますが、人間の脳機能はそんなに急激に変わるものでしょうか? ですから、現在の診断基準に当てはめれば、発達障害だったのではないか思われる子どもたちは、昔から一定割合でいたと思うのです。
 実は私自身も、思ったことをすぐ口に出したり、後先考えずに行動に移したりするものですから、相当に「注意欠陥多動障害」と言われるADHDの傾向が強いと思います。
 私が小学校に入る前の話ですが、近くにその小学校があって、校庭などは子どもの格好の遊び場ですので、よく遊びに行っていました。あるとき、それは多分朝礼だったと思うのですが、中庭に集まった児童を前に、校長先生か誰かが、何かお話をしていました。それを見ていた私は、話をしている先生の後ろにあった廊下の窓に上がって、突然おしっこを始めたらしいのです。
 私は、子どものころからとてもおしっこが近くて、きっとがまんできなかったのだと思います。
当時、すぐ上の兄がその学校に通っていたものですからすぐにバレてしまい、「オメの弟だば、どもなんねな」と言われて、足はたいへん恥ずかしい思いをしたようです。昔のことなのではっきりしたことは覚えていないのですが、そのことでしかられたという記憶がないのです。
 今なら、さしずめ入学時の就学指導委員会で大問題になったと思うのですが、「野村の家のあの三男坊だから仕方ない」と思われたのかもしれませんし、オフクロはいつも口癖のように「オッチョコチョイにつける薬はないかねえ」と話していたことは覚えています。
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野村俊幸

Author:野村俊幸
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