良いお年をお迎えください(*^_^*)

 今年も拙いブログにお付き合いいただきありがとうございます。年明けのひきこもり・不登校関連行事は以下のとおりです。
 「不登校の親が越えなければならない5つの関門」は年明けも連載しますので、ご覧いただければ幸いです。
 暖冬の函館も、さすがに雪景色になりました。皆さんよいお年をお迎えください(*^_^*)

【 2016年1月の不登校・ひきこもり関連行事のご案内】
◆「ふぉろーず」勉強会 <概ね第1日曜日に開催ですが、今月はお休みです>
 ※ 思春期以降に自閉症スペクトラム障害(高機能自閉症・アスペルガー障害・その他の広汎性発達障
害)の診断を受けた方及びその可能性のある方の家族による勉強会
 □日時:今年は2月7日(日)からスタートです(13時30分~15時30分)
 □函館市総合福祉センター「あいよる」3階第2会議室(若松町33-6)
 □参加費:無料    □連絡先:野村(090-6261-6984)

◆ひきこもり当事者の集い「樹陽のたより」例会 <概ね第2日曜日に開催>
 □日時:1月10日(日)11時~13時、函館市総合保健センター2階第2健康指導室階(五稜郭町23-1)
 □参加費:無料    □連絡先:野村(090-6261-6984)
 
◆道南ひきこもり家族交流会「あさがお」例会 <概ね第2日曜日に開催>
 □日時:1月10日(日)14時~16時 
 □場所:函館市総合保健センター2階会議室(五稜郭町23-1) □資料代:200円(会員は無料)
 □連絡先:函館渡辺病院医療福祉科(0138-59-4198)  野村(090-6261-6984)  
◆登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会 <概ね第3日曜日に開催>
□日時:1月17日(日)13時30分~16時  
□場所:函館市総合福祉センター「あいよる」1階集会室(若松町33-6)
□資料代:200円(会員は無料)     □連絡先:野村(090-6261-6984)  

◆「昴の会」~不登校をともに考える会 例会 <今月は第1日曜日です>
 □日時:1月24日(日)14時~16時  16時から社会福祉士による個別相談も実施
□場所:北斗市七重浜住民センター「れいんぼ~」3階研修室(JR七重浜駅に隣接)
 □資料代:300円(会員は無料)     □連絡先:川崎(090-9438-0825)   

◆函館圏フリースクール すまいる http://hakodate-smile.jimdo.com/
 □「フリースペース」(小中高校生年代の不登校の子どもの居場所)は月~木の10時~15時、
   「学習 支援」「訪問サポート」は随時相談に応じ、個別対応いたします。
   また、毎週月曜日13時~15時、家族・関係者との個別相談を実施します(要予約)。
   会場は函館市大手町9-13「すまいる」
 □連絡先:事務所☎(月~木10時~15時):080-4349-6463
      代表・庄司メール:akashi.shoji@gmail.com  または野村(090-6261-6984)

◆はこだて若者サポートステーション(サポステ)
 □就労・就学していない15歳~39歳の方を対象に、就労に向けた相談やセミナー、職場体験、
   ボランティアなどの社会体験プログラムを実施し、ご家族からの相談にも応じています
 □場所・連絡先:北海道国際交流センター (函館市元町14-1) ☎0138-22-0325
 □参加費:無料

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不登校の親が越えなければならない5つの関門⑨

  しかし、親は子どもの感情表現を塞いでしまうことがよくありますので、原則3の「統制された情緒関与」、つまり「援助者は自分の感情を自覚し吟味する」という態度に心がける必要があるわけです。
  つまり、今自分どのような気持ちで、感情で、態度で相手に接しているのか、常にふりかえり、自覚することをしていないと、口に出さなくても、子どもに対する否定的な気持や感情は相手に伝わりますので、原則2を実現することはできないわけです。
  「親の会」や相談場面で、よく親御さんから「無理して学校に行かなくていい」と言っているのに、子どもはさっぱり元気にならない」とうお話をうかがいます。
  しかし、詳しく様子をうかがうと、確かに口ではそう言っても「学校に行ってほしい」というオーラが出まくっていて、お子さんはそれを敏感に感じ取りますので元気になるはずもなく、ときには「言ってることとやってることが違う」ということで、親への反発を強めることもありますので、まさに「目は口ほどに物を言う」の例えどおりです。

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不登校の親が越えなければならない5つの関門⑧

  また、ずっと後になって、長女も自分の体験を少し人前で話できるようになったのですが、30歳ころでしょうか、先生方の研修会で不登校のことを話してほしいという依頼があり、私も一緒に参加したことがありました。
  長女は何が辛かった、いろいろを話したのですが、その中に「お父さんのバタンとドアを閉める音が辛くて、今でも耳に残っている」という話には仰天し、ショックでした。
 その当時の私は、長女の不登校をしっかり理解し、受けとめていたわけではなくて、
そんな姿に腹を立て不満だったので、無意識のうちに、いつもよりドアを強く閉め、その音が、長女にとっては自分を責める音に聞こえたのだと思います。
  こういった体験から、私はバイステックの原則2と3の重要性を理解していきました。
  ケースワークではクライアントが自分の悩みや気持ちを思い切り吐き出せるように最大限の配慮をすることが大切で、そのことでクライアントは心が軽くなり、気持ちをあれこれ整理して解決の手掛かりを得ることができます。
  語ること自体に大きな治療的効果があることは、カウンセリングや相談活動ではよく知られていることで、原則2はかつては「意図的な感情表現」と訳されて、現在は「クライアントの感情表現を大切にする」と表現されていますが、まさにこのことを表しています。

不登校の親が越えなければならない5つの関門⑦

  すると今度は、そのくらい元気になったら、学校へ行けるのではないか、そこまで行かなくても、私もそうだったように、せめて家では教科書くらい開いて少しは勉強できるのではないか、考えるようになり、そんな子どもの姿にだんだん不満を募らせます。
  親の会では必ずと言ってよいほど、「テレビを見て笑っている子どもを見ると、イラッとする」とか、「ゲームやネットに夢中になってる姿を見ると腹がたってくる」という話が出ますが、私も振り返ってみると、とても反省することばかりです。
 そのひとつですが、長女が不登校のとき、私は単身赴任をしていましたので、週末しか帰らないのですが、たまに用事で平日家に戻ることがありました。
  長女にすると、予期しない父親の帰宅で、私が居間に入ったとたん、長女は条件反射のようにテレビのスイッチを消すのですが、私は当時、その意味が分かりませんでした。
  その当時、長女が観るテレビ番組と言えば、他愛のないアニメか、私からみれば全くくだらない、腹の立つようなバラエティー番組ばかりです。
  それでも私はグッとこらえて、そんな番組を観ることを批判したり、「くだらないテレビを見るくらいなら少しは勉強しろ」なんてことは言わないくらいには、長女のことを考えていたつもりですが、おそらく長女は、私のそんな気持ちを察知して、親を怒らせたくないという思いから、スイッチを消したんだと思います。

不登校の親が越えなければならない5つの関門⑥

  まずは親が一呼吸おいて、ゆっくり子どもと関わることが大切で、周りもそんな親御さんを「子どもを甘やかしている」とか「そんなことでいいの?」みたいに決して責めないほしいということです。
  このような関わり、つまり「非審判的態度で受容する」という第2の関門をクリアしても、次の第3の関門が待ち受けます。
  何とか子どもを受容して、親子関係が安定してくると、子どもはだんだん元気になってきて、表情が明るくなり、ゲームに昂じたり、テレビや漫画を見て笑ったりできるようになります。

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不登校の親が越えなければならない5つの関門⑤

(前回が④でした。失礼しました)
  しかし、ともかく現実は、いろんな要因やきっかけが重なり合って不登校になりますので、原因は特定できない場合が多いのですが、皆さんいかがでしょうか?
  私たちは、相手が自分にとって良いことをしてくれる場合や、自分にとって良いことが起きている場合に、そんなにしつこく「どうして」と尋るでしょうか? お子さんがテストで100点取ったときに、「どうして」「どうして」に聞いたり、詮索しますでしょうか? 
  つまり、焦って原因探しに走るのは、今起きていることを、自分にとって「良くないこと」「困ったこと」と考えているからなので、直接口に出して不登校を非難しなくても、原因探しに走れば、そのこと自体が子どもに対し「不登校は悪いこと」「親や先生を困らせていること」だという親の気持を子どもにぶつけ、受容していないことになってしまいます。
  そのことで、子どもはさらに苦しみ、お互いの関係が悪くなっていくという悪循環にはまっていきますので、繰り返しになりますが、冷静に原因を考えることはとても大切ですが、「焦って原因探しに走る」ことはマイナスだと申し上げたいわけです。
  子どもが何か辛そうだったり問題を抱えていそうなときは、受容という関わりを抜きに信頼関係を築くことは出来ませんので、学校に行かないことを責めたり叱ったり、まして無理やり学校に行かせようとしたり、学校に引っ張り出すようなことは、絶対にしないでいただきたいのです。
  そういう関わりをして、一時的に学校に戻ることができたとしても、後々大きな問題となってしっぺ返しを受ける例があまりに多くて、これについては「ひきこもり」についてお話する時間がありましたら説明します。

不登校の親が越えなければならない5つの関門⑤

  そのためには、原則5の「クライエントを自分の価値観に基づいて非難しない」という「非審判的態度」ということが重要になるのですが、先ほど申し上げた「原因探しに走る」ことは、これに反することになります。
  もちろん、冷静にじっくり原因を考えることは大切で、これまでの経験から、不登校になるきっかけとして、大きく次の4つがあるように思います。
  ひとつめはわが家もそうでしたが、「親の会」でもやはり「いじめ」がきっかけで不登校になるというお話しがとても多いので、親も学校も、不登校を「いじめがあるかもしれない」というサインとして受けとめ、深刻化する前に対応できるチャンスを子どもが与えてくてれいるんだと考えていただきたいのです。
  二つ目は、学校での体罰あ怖くて行けなくなるというケースも多いのですが、これは学校だけの問題ではなく、残念ながら日本では「しつけには体罰が必要」と考えている親御さんもまだ多いので、学校の体罰も見過ごしてしまいがちです。
  いずれにしましても「いじめ」や体罰は重大な権侵害であり時には犯罪にもなるという認識が必要ですし、こういったいじめや体罰が背後にある場合は、当然にも子どもの安全を確保し、人権を守るという取り組みが必要になって参ります。
  三つ目が、勉強が分からなくなって学校に行くのが嫌になる、四つ目は、友だち関係がうまくいかずで辛くなって行けなくなることもよくあります。
  これらについては、それが一時的な場合もありますが、お子さんに学習障害や発達障害といったお子さん自身に何らかのハンディがある場合もありますし、その場合はいくらお子さんを責めたり、強い指導をしても何も解決しませんし、かえって状態は悪化しますので、そのお子さんに合った個別の支援が必要になってきます。

不登校の親が越えなければならない5つの関門③

  親御さんや、そして先生方からも「不登校の理由を聞いても、言ってくれないから困る」というお話が必ず出ますが、それは「話したくても話せない」、本人も「うまく説明できない」のが現実だと思います。
  わが家の場合、長女と次女の中学校ではいじめが大きなきっかけでしたが、次女の小学校での不登校はよく分らないのです。
  これもやはり本を書くときですから、次女が20歳くらいのころですが、彼女は「自分はいつも周りから明るく元気でいいねと言われていたので、明るく元気でいなくちゃいけなんだと思って、頑張りすぎたんじゃないだろうか」と話していましたので、当時は自分でもよく説明がつかなかったんですね。
  そもそも「私はかくかくしかじかの理由で学校に行くのがいやになったので不登校します」と説明できるくらいなら、どうでしょう?不登校になるでしょうか?
  不登校の子どもが、最初に腹痛や頭痛などの身体症状を訴えるのは、ことばでは説明できないので「これ以上無理して学校に行ったら自分がダメになる」と、身体が信号を出して自分を守っている状態です。
  ですから、このような状態について批判や注釈を加えないで、まして叱りつけて無理に連れて行くなんてことは絶対にやめて、まずそのまま丸ごと受けとめることから出発する必要があるわけです。

不登校の親が越えなければならない5つの関門②

そこで私がやったように、必死になって子どもを学校に追いやるのですが、子どもは身体症状も出て動けなくなりますので、仕方なくであれ、しぶしぶであれ、「今はともかく休ませるしかない」という気持にまずはなれるかどうかが、最初の関門で、これをくぐって、やっとケースワークの原則でいう「受容」への入口に立つことになります。
 この「受容」について、「ケースワークの原則」の新しい訳では「丸ごと受けとめる」と表現していて、こう言うと誠に当たり前のことのようですが、しかしこれは現実にはなかなか難しくて、両者の距離が近かったり、支配的な関係がある場合は特にそうで、親と子や、先生と児童生徒の間などではとても難しいと思います。
 そして、その気持ちを維持するのはさらに難しくて、親は次の関門にぶつかります。それは「今はとりあえず仕方ないとして、いつまでもこれでは困る。不登校の原因が分って、それを取り除けは、学校に行けるようになるかもしれない」と考えて、一生懸命原因探しに走ります。

不登校の親が越えなければならい5つの関門①

 12月4日に開催された北見市立高栄中学校教育講演会「不登校・いじめへの対処」には、師走の金曜日の夜にも関わらず、同校以外の先生方や地域の関係者も含めて40名以上の方が参加され、質疑も活発でとても有意義な集いになりました。主宰いただいた高栄中学校の皆様に心から感謝申し上げます。前回のブログで「学校間格差」に触れましたが、このような学校が増えていくことを心から願っています。
 今回の講演では、先生方にも、子どもが不登校になった親が直面する悩みや、超えていかなければならい課題についてご理解いただきたく、「5つの関門」をケースワークの原則に即して説明いたしましたので、何回かに分けて連載します。今回は第1回目「受容の入り口に立つ」です。
【親が越えなければならない関門・その1】
 不登校は一人ひとり原因も経過も状態もちがいますので、マニュアル的な対応は禁物ですが、親がぶつかる壁や超えなければならない関門には、共通のプロセスがあるよう思います。
 ほとんどの親は、わが子が不登校になったことのショック、驚きや悲しみ、怒りなど、子どもに対する否定的な感情が渦巻き、それを子どものぶっつけますので、親子関係はひどい状態になります。
 親にしてみると、子どもは学校に行くべきもの、行くのが当たり前という価値観に支配されていますのでやむええない反応ですが、これは価値観といった大げさな表現をしなくても、世間の常識というか、あまりに当たり前のことなので、「何が起きたか分からない」という混乱状態と言った方が良いかもしれません。

不登校理解についての「学校間・教師間」格差をなんとかしないと…

 12月6日は「昴の会」~不登校をともに考える会の本年最終例会で11名が参加、こちらの会にも毎回初参加の方がおいでになり、不登校をめぐって悩むご家族は全然減ってことをいない実感します。
 そして、学校との対応で疲弊する体験が必ず語られます。不登校の理解と対応に関する鵜「学校間・教師間ん」格差があまりに大きく、無理解な学校・教師にあたった場合の被害は甚大です。しかし、まだごく一部ですが、学校・教師から積極的に「親の会」やフリースクール等に連携を求めるケースもあり、その場合はご家族もとても良い状態になります。
 根本的には「学校復帰」を第一とする教育成策が変わらないと解決しないでしょうから、学校以外の学びを公的に認め、支援する
教育制度への転換を改めて切望する年の瀬です。本年最後の「アカシヤ会」のお知らせです。
【登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会 例会】
 12月20日(日)午後1時30分~4時、函館市総合福祉センターあいよる4階会議室(若松町33-6)。不登校の子どもを持つ家族や過去に経験のある家族、教師、支援者らが集まり、悩みや子どもとの関わり方などについて話し合う。資料代200円。(連絡先:野村?090-6261-6984)


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