アカシヤ会例会より②:高校受験で頑張りすぎない・続

これは「子どもの高校生活への期待が過度」「志望校を高くし、同級生のいない学校で頑張ろうとしている」といった親御さんの心配にも通じるものがあるように思います。中高生年代に学年差は大きく感じてしまうと思いますが、『うちは学年をずらして良かったようだ』という報告もあり、「勇気を出して立ち止まる」ことは効果があるように感じました。編入などリスタートされた親御さんから、少し立ち止まって進んでいるお子さんの様子を聞くことができたのも良かったと思います。
  他にも、息子さんと二人暮らしのお父さんも参加され、息子さんの気持ちを懸命に理解しようと努力する姿が見られました。貴重な経験談をお聞かせくださった皆さん、本当にありがとうございました。受験生のいるご家庭は、しばらく落ち着かない日々が続きますね。こんなときこそ、アカシヤ会などをうまく活用し、辛い時期を一緒に乗り切りましょう。
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「介護悲劇」を繰り返させない!市民学習会開始時間の変更について

  2月4日に掲載しました標記学習会について、主催者から開始時間が13時に変更になっているとのご連絡をいただきましたので、あらためてお知らせいたします。
【「介護悲劇」は繰り返させない!市民学習会~ 「札幌介護殺人事件」が問うもの】
□日時 2016年3月5日(土)13:00~15:45
□会場 札幌市中央区東地区会館市民ギャラリー内(南2条東6丁目)
□参加費(資料代)300円。会場座席は72名です。早めにおいでください。
□第1部 報告『届かなかった「支援」と事件の真相』 千田忠氏(元酪農学園大学システム学部教授)
      講演『変わる家族、増大する困難』 笹谷春美氏(北海道教育大学名誉教授)
 第2部 パネルディスカッション
      「介護保険はどう変わる?」「介護支援事業者やケアマネージャーなど仕事から見る介護の実態」
      「危機介入や処遇困難事例への対処」「介護者支援の先進地栗山町の実際」
      「行政の役割」「自治体の支援策」など
□主催 札幌介護殺人事件を考える市民学習会準備会(事務局011-242-8190)
     連絡先メール kourei21@nifty.com
□後援 北海道新聞社

アカシヤ会例会より②:高校受験で頑張りすぎない

「別室登校だが他の子の言動を気にして辛そう」という話では、「いじめがまだあるのかもしれない。学校と話してみては」「辛くても登校しなきゃだめなの?」といった意見が出されました。公立高校(全日制)の入試選抜は、①評定(成績)や出席日数等がまとまられた「個人調査書」、②当日の受験点数の二つを各学校の基準で判断して決まるようです。ですので「受験があるから」と出席を促されれば「頑張って行かなきゃ」と思いがちですが、『人生のプロセスにすぎない高校受験で頑張りすぎると、入学後に燃え尽きることもある。高校は単位など出席日数がより厳しくなるので、義務教育中にしっかり休んだ方が良い場合もある』と、受験で力尽きでしまわないよう心配する声をもありました。実際に、我が家も出席日数や単位が厳しいプレッシャーになり退学の一因となりましたので、とても共感できます。

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TBS報道特集も良い番組でした!

  先日のブログでNHK「おはよう日本」が不登校新聞を好意的に紹し、当事者の声もしっかり伝えらた良い番組だったと紹介しましたが、夕方のTBS報道特集も良かったです。
  鳥取県の新田サドベリースクール、東京シューレ、京田辺シュタイナー学校が丁寧に紹介されていました。「今の学校は100%素晴らしいので、それ以外は必要がない」と確信している人や、「教育は国家統制の要なので多様な教育などトンデモナイ」という信念の人はともかく、 大半の視聴者には共感を呼んだのではないかと思います。
  インタビューで奥地圭子さんが、「学校否定ではなく、学びの枠を広げたい」とお話され、キャスターの方々も「多様な学び」の必要性に度々言及していたことも視聴者の皆さんの心に響いたと思います。フリースクールや「親の会」などに役割は増々重要になりそうです。今日は「函館アカシヤ会」の例会&新年会です。

今夕(20日)のTBS報道特集

  今朝(20日)のNHK「おはよう日本」で、不登校新聞が大きく紹介され、卒業式への対応で悩む不登校の子どもたちの声などが率直に報じられていました。
  今夕17:30からのHBC報道特集でも「学校を飛び出した子供たち!多様な学び」が放送されますので、早速録画予約をしました。当事者の声が広く社会に伝わることを願っています。

『カナナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか』
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登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会例会より①

  函館アカシヤ会も今年で23年目を迎えました。不登校について社会の理解が少しは進んできた面もありますが、不登校になったお子さんとご家庭の悩みや苦しみは、会が発足した当時と根本は変わっていないようです。
  それは「子どもは学校に行くのが当たり前」という「世間の常識」が変わっていないためで、この壁を崩していく歩みが、これからも必要という思いを新たにしています。
  さて、2016年最初の会報からの紹介ですが、昨年10月18日の例会は20名、11月15日の例会は18名、12月20日の例会は17名と、依然として多数の方が参加され、会の必要性を改めて実感しています。
  参加者数が多いので、一人ひとりがゆっくり話できるように、最近は2グループに分かれて話し合っています。たとえば、11月例会の「進路」を考えるグループには10名が参加、入学願書の準備や三者面談の時期ということもあり、中学3年生を持つ親御さんの悩みが中心となりました。

道南における「ひきこもり相談」の公的窓口について

最近は、ひきこもりに関する相談も受ける機関が開設されていますので、家族交流会等への参加と合わせて利用することで、様々な制度活用について情報が得られますし、常設なので必要性を感じたときにすぐ利用できるのも強みかと思います。会員の皆様には参考までに当該地域のリーフを同封しました。
@函館市保健福祉部生活支援第1課(☎0138-21-3089):函館市民
@北斗市生活相談支援センター(☎0138-74-2500):北斗市民
@おしまHOT(ほっと)かないセンター(☎0138-64-6280):函館市・北斗市を除く渡島管内在住の方
@生活就労サポートセンターひやま(☎0139-54-6300):檜山管内在住の方

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道南ひきこもり家族交流会例会より④

  社会と隔絶した状況は家族としてとても心配なので、どうしてもわが子を見るときにひきこもっている娘とか働いていない息子という具合にいつもひきこもりとセットで考えてしまいがちです。
  一人の人間として興味のあることや好きなジャンルの話題を共有することも固まっている自分が解放される機会となります。この解放感がエネルギーの獲得に大きな影響を及ぼします。是非、共通の話題で夢中になれる時間を作っていただけたらと思います。
  今回の参加者の娘さんがいろいろと心配される行動もある中で毎日ピアノを弾いているというお話しをされました。ご自分の好きな世界を持って、それを続けている姿が素敵に思えるお話でした。

【12月は田中敦さんを交えて、とても有意義な例会に】
  12月13日の例会は、NPO法人レター・ポスト・フレンド相談ネットワーク代表の田中敦さんに「近年のひきこもり支援の動向」というテーマで講演いただき質疑応答を行いました。参加者は27名で、とても視野が広がる有意義な集いとなりました。

【「樹陽のたより」例会も貴重な語らいの場に】
  11月は4名とこじんまりした会で、その分各人がたっぷり語ることができました。12月は12名と盛況で、田中敦さんにも参加いただき、貴重な情報交換の場となりました。

道南ひきこもり家族交流会例会より③:適度な距離感を

【大切な適度な距離感】
  自信を失うという面から考えると、ひきこもる原因となった経緯に自信喪失を経験していることもかなり関係していると思われます。挫折やプライドが傷つく経験、人間に対する信頼感を喪失する経験、悲しみと共に非常に多くのエネルギーがそぎ取られた状況です。いかにこのエネルギー損失を回復するか???そこが非常に難しいところで、どのご家族もそのためのかかわりをどうすべきか で悩んでいらっしゃいます。
  今回は親子以外の親族という立場で現在ひきこもっている方とかかわっている方の参加がありました。より良いかかわりを探して会に参加されたようですが、お話を伺っていくうちにそのかかわり方がとても暖かく、適度の距離を保ちながらも継続的でひきこもり状態をまったく話題にしていないことがわかってきました。

強迫神経症的な症状への対応②:「あさがお」例会より

  周りがいくら大丈夫と言っても,止めることができません。当人は不安を解消しようとして強迫行為をしないではいられなくなり、繰り返していきます。不登校になって少し経過した時点でも,「頻繁に手を洗う」「お風呂の時間が長くなった」という保護者からの報告が出ることがあります。今の状況に不安を抱えて辛い思いをしているので、家族の理解と支えがとても重要になってきます。
家族がやむにやまれぬ行為であることをよく理解して、見守る必要があります。
  医療機関と繋がることで投薬や療法などの適切な治療を受けて改善していくことができるので、生活面での支障を改善するためという共通認識を持って受診につなげたいところですが、病院につながらないケースも多々あって、難しい問題でもあります。
薬物治療に関してはできるだけ避けたいという家族の意識もあるかと思います。今回も話題に出たことですが、特に低年齢の子どもへの治療にはできる限り薬の使用は避けていきたいところです。ADHDのように多動が見られる場合でも薬物を使用せず、粘り強く「わかりやすさ」と「安心・安全感」をしっかり感じてもらうことが何より大切になります。
  しかし、周囲からの注意や叱責ばかりが多くなる状況で自信を失ったり、からかいやいじめの対象となったり、その環境から怒りをコントロールできなくなる状況が生まれると本人が一番苦しく辛くなっていく場合もあります。こういう場合には医療とよくよく相談して本人が社会生活を送るうえで今どうするか、周りの大人がどのようにかかわっているかをしっかり振り返って話し合っていくことも大切かと思います。

道南ひきこもり家族交流会例会より~強迫神経症的な症状への対応①

  しばらくぶりに例会の報告です。2015年11月分ですので、いささなか旧聞に属しますが、内容は現在進行形のことなので
紹介します
  11月8日の例会には23名もの方が参加しました。今回は会に長く参加されている方々と新しく参加された方々が同じくらいの割合で顔を合わせましたので、参加者同士の情報共有と会の状況理解を兼ねて、敢えてグループ分けを行わず皆さんの現状を語り合う形をとりました。
 今回も実感するのは、同じく「ひきこもる」という枠で語られる個々の状況も、本当に千差万別であり、お一人おひとりが抱えている背景、問題に丁寧にかかわる必要を痛感します。「ひきこもり」としてひとくくりにしないことが大切かと思われました。
  ひきこもり初期段階での生活についても、それぞれの事情によって部屋にこもったまま出てこない状況から自由に外出して外で時間を過ごす状況までかなりの違いがあります。また時間の経過と共に用事で外に出ていた方も外出の機会が減っていき、まったく外に出なくなるとか、家族と食事をせずに一人だけで部屋で食べるなど生活の仕方に変化が見られる場合もあります。
【強迫神経症的な症状への対応】
しかし、一方でその個別の様相ながら、時間の経過と共に現象として同じような傾向が見られてくる点も特徴的かと思われます。
その一つが強迫神経症的な症状です。これについては北海道新聞10月27日の記事が資料として配布されていますのでお読みになった方も多いかと思われますが、強迫性障害は不潔恐怖や手洗い強迫、被害・確認不安、加害恐怖などの障害で,漠然とした恐怖や不安が特定の具体的な場所に移ったものと考えられます。

「アスペルガーだからこそ私は私」講演会のお知らせ

 私が事務局を務めています「函館アカシヤ会」「道南ひきこもり家族交流会・あさがお」会員の白崎さん親子が、「アスペルガーだからこそ私は私~発達障害の娘と定型発達の母の気づきの日々」(生活書院)を出版しました。これを記念した講演会が下記のとおり開催されますので、関心をお持ちの方々にご紹介いただければ幸いです。
  なお、著書出版に至る経過や内容などが、2015年12月10日北海道新聞(夕刊・道南地域情報版)に詳しく紹介されていますので、ご希望の方は添付ファイルにて記事をお送りいたします。
【白崎やよいさんが語る「発達障害の当事者」だからこそ見えるもの】
□日 時 2月27日(土) 14時~16時
□場 所 函館蔦屋書店2階ステージ
□講 師 白崎やよい氏
□参加費 無料
□定員等 50名、申込み不要
□主 催 函館蔦屋書店 
□問合せ先 ☎38-47-3711
□当日は、お話のあと、質疑応答を行います。 また、本をお持ちの方には著者にサインをしていただく時間を取ります。

2015年の読書ベスト5・その2

 昨年は知人や交流のある団体なども、とても素晴らしい感動的な本を出版していますので、ご紹介します。
『ひきこもる心のケア~ひきこもり経験者が聞く10のインタビュー』
   杉本賢治 編  村澤和多里 監修  世界思想社
『アスペルガーだからこそ私は私~発達障害の娘と定型発達の母の気づきの日々』
   白崎やよい・白崎花代  生活書院
『東京シューレOB・OG100人インタビュー~東京シューレ30周年記念』  東京シューレ出版
『生きる~劉連仁の物語』
   森越智子 童心社
『君の蝶は今も翔んでいるか~ある「全共闘」後世代の思想的遺言』
   有土健介 自費出版

「札幌介護殺人事件」が問うもの市民学習会のお知らせ

 大変深刻で重要なテーマである下記学習会につきましてご案内をいただきましたので、 関心をお持ちの方々に広くお知らせいただければ幸いです。より詳しい内容のチラシデータがありますので、ご希望の方には添付でお送りします

【「介護悲劇」は繰り返させない!市民学習会~ 「札幌介護殺人事件」が問うもの】
□日時 2016年3月5日(土)13:30~15:45
□会場 札幌市中央区東地区会館市民ギャラリー内(南2条東6丁目)
□参加費(資料代)300円
□第1部 報告『届かなかった「支援」と事件の真相』 千田忠氏(元酪農学園大学システム学部教授)
      講演『変わる家族、増大する困難』 笹谷春美氏(北海道教育大学名誉教授)
 第2部 パネルディスカッション
       ・介護保険はどう変わる?
      ・介護支援事業者やケアマネージャーなど仕事から見る介護の実際
       ・危機介入や処遇困難事例への対処
       ・介護者支援の先進地栗山町の実践 など
□主催 札幌介護殺人事件を考える市民学習会準備会(電話011-223-4134)


2015年の読書ベスト5

 早や節分、加齢とともに時間の流れが速く感じます。昨年12月に白内障手術も受け「加齢なる変身」を実感しましたが、手術前は目が霞もひどく、読書量もさらに落ちたように思います(-_-;) その中から、特に印象に残ったベスト5を挙げます。昨年はブログでも「多様な教育機会確保法案」への言及が増え、その分、日本の学校教育の抱える構造的矛盾や限界を鋭く指摘した著書が多くなりました。
『真説・長州力』 田崎健太 集英社
『「昔はよかった」病』 パオロ・マッツァリーノ 新潮新書
『教育という病~子どもと先生を苦しめる「教育リスク」』 内田良 光文社新書
『子どもが自立できる教育』 岡田尊司 小学館文庫
『教育虐待・教育ネグレクト~日本の教育システムと親が抱える問題』  
  古荘純一・磯崎裕介 光文社新書

「子どもの居場所のつくりかた」のお知らせ

札幌での下記のイベントが開催されますので、関心をお持ちの方にご紹介いただければ幸いです。
【子どもの居場所のつくりかた】
 「子ども居場所」ってどんなところ?」「どうやってつくるの?」
 子ども居場所を運営する団体をゲストに招き、共通する居場所づくりの
 条件や課題を探っていきます。居場所づくりのヒントが見つかるかも!? 
□日 時 2016年2月21日(日)13:30~15:30
□会 場 かでる2・7 710会議室(札幌市中央区北7西2)
□ゲスト NPO法人Kakotam(ひとり親家庭の子どもの学習支援)
      苫小牧フリースクール検討委員会
      月寒公園プレーパークの会
□費 用 無料(事前申込不要)
□主 催 北海道フリースクール等ネットワーク(担当:高村)
      電話:011-743-1267 メール:fs_net@voice.ocn.ne.jp
□後 援 北海道教育委員会 札幌市教育委員会 札幌市 北海道新聞社
      朝日新聞社北海道支社 毎日新聞社北海道支社 読売新聞社北海道支社
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野村俊幸

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