不登校・ひきこもりをめぐる杉本賢治さんとの対談①

 ひきこもり体験者である杉本賢治さんの編著「ひきこもる心のケア」(世界思想社)が好評です。杉本さんは以前からインターネットでインタビューサイト「ユーフォニアム」を立ち上げ、関係者への取材記事を紹介しています。
 2年前に私もインタビューを受けましたが、杉本さんは話の引き出し方がとても上手で、講演とは違った形で私の伝えたいことを記事にしてくださいましたので、連載でご紹介します。インタビューには北海道教育大学大学院で心理学を学ぶ吉田言さんも同席され、吉田さんの若い感性にも大きな刺激を受けました。
【第1回:インタビューの趣旨】
 インタビュー第三弾目はこの秋に函館のひきこもり当事者会及び家族会を見学したあと、これらの会合をコーディネートしている野村俊幸さんにお話を伺ったものです。野村さんは不登校、ひきこもり家族・当事者支援を含め、いじめ問題やソーシャルワーク、フリースクール、若者サポートステーションなど、道南地域において青少年の総合的支援を行っている極めてバイタリティ溢れる人です。今回は不登校とひきこもりの話を中心にうかがいました。また、この第三回目のインタビューは大学院で臨床心理学を学ぶ吉田言さんとの共同インタビューでもあります。今回も濃密な内容ですので、ぜひご覧下さい。

杉本 まずこちらの函館に伺う際に、道南の活動に関して言えば、不登校、ひきこもり、ひきこもりの親の会、サポートステーション、フリースクール。それら全部に野村さんという人が関与されていらっしゃる。その辺りで、本当にすごい人がおられるなあって。前からずっと思っていたんです。そこで野村さんご自身を紹介させていただく意味で、まず最初に個々、個別のグループにおいてどういう活動をされているのか。そのあたりをお尋ねしたいんです。いままでも同様のお話はされてきたと思うのですけれども。

野村 いや、意外とまとめて話をする機会ってそうあるわけではないんです。では活動状況の説明という所から入りますね。資料はいま私が関わっている会の一覧です。まず不登校の親の会が「登校拒否と教育を考える函館アカシヤ会」という会です。これはもう今年で21年目になります。私は途中からの参加なんですけれども、最初は「函館・登校拒否の親の会」って言っていたんですが、子どもが学校に行けなくなった・行かなくなったということで悩む親御さんたちが集まって作った会です。現在は親以外の方の参加も結構ありますので、名称を少し変えました。この会の立ち上げを中心的に行っていた養護教諭と親御さんが集まって会を作っていきました。私はちょうど下の娘の不登校の始まった頃にこの会に参加しました。基本的には通常の親の会と同様、毎月定例会をやり、年に1、2回講演会をやるという感じで「アカシヤ会」が格別他の地域と変わっている訳ではなくて、親が集まって悩みを語り合うという会です。でも本当にこの会に来て、元気になっていく親御さんはとても多くて。当事者の集まりの大事さとというものを私はここで実感出来たんですね。
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