ひきこもり対談②:「あさがお」発足の経過など

【野村:続き】今日参加していただいたのがこの下にある「あさがお」という会なんです。これは何故出来たのかといいますと、最初「アカシヤ会」に来る親御さんのお子さんはほとんどが小学校中学校の不登校でしたが、こういう会ひとつしかありませんので、だんだん参加する方々のお子さんの中から高校に行ったけれども行けなくなったとか、大学に行ってから行けなくなったとかという親御さんが増えてきたんですね。そうするとご存知のとおり、中学校までの不登校と、高校に行ってからの場合はちょっと状況が違ってくるんです。
  そこでなかなか「アカシヤ会」だけではその親御さんの悩みをカバーするのは難しいと言うことと、年齢が上がるとひきこもり的な状 態とのセットみたいのが出てきますよね。それからやっぱり思春期から青年期ですから、精神的な疾患などが出やすい時期でもある。という事で「アカシヤ会」とは別に、この「あさがお」という会が出来ました。
  実は元々は精神科のドクターの呼びかけで始まった会なんです。ですから初めから精神科医とか、医療ソーシャルワーカー、心理カウンセラー、保健師などがサポーターとして入り、親が悩みを語り合うのだけれども、ある程度専門的立場からのアドバイスも受けながら運営を行うかたちで続いています。
  アカシヤ会が1993年のスタートで、「あさがお」が2003年のスタートで、「あさがお」については事務局が私と、それから渡辺病院という精神科病院の医療福祉課とが共同事務局を務めています。この渡辺病院というのは北海道の精神科医療の中でも、とても先進的な取り組みをしている、北海道の精神医療ではとても大事な役割を果たしてきた病院なので、そこが事務局というのは対外的に信頼度が高いんですね。 
  そして「アカシヤ会」については6年前に私が道庁職員を辞めて、民間人になったということで代表をやってくれということになりました。そうこうしているうちに北斗市という函館の隣の町からも結構参加者があったものですから、北斗市のほうでもやっぱり自分たちの地域にこういう不登校・ひきこもりの親の会が欲しいということで、不登校の親御さんとか、それをサポートする学童保育などに関わっている方たちによって「昴の会~不登校をともに考える会」という会が5年前に出来て、私もお手伝いしています。
  開催日はずらしてやっています。「あさがお」は第2日曜日、それから「アカシヤ会」は第3日曜日、「昴の会」は第4日曜日。ということでどれに参加してもOKですよという形ですから、両方だぶっている会員さんもいます。
  それともうひとつ、一昨年から始まったのは第1日曜日に「ふぉろーず」という勉強会が始まりました。これは自閉症スペクトラム障害が成年期以降に、つまり大きくなってから分かったり、親御さんがそうじゃないのかな?と思い悩み始めた親御さんたちの勉強会を行っています。「思春期以降に」という条件をつけているのは、例えば乳幼児健診などで小さいうちに発達障害の診断がついた場合には、親子で一緒に「療育」という支援を受けてきた場合と少し状況が違うわけです。


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

野村俊幸

Author:野村俊幸
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR