ひきこもり対談⑫:学校は不登校をなぜ「嫌がるのか?

野村 それからもうひとつ学校にとっても賢明なのは、学校の立場からは「無理に来なくてもいい」とは言いにくいんですよ。

吉田 ああ~(笑)。そうですね。

野村 親にしてみると見捨てられたみたいな感じになるし、学校が責任放棄しているみたいな感じで学校に批判が向く場合があるんです。ですから「無理して来なくてもいい」というのは正しいアドバイスなんだけど、当事者の学校からするとそれはなかなか言いにくいことなんです。だから私はスクールソーシャルワーカーとか、私どものような第三者のところに話をつないで、そこから親にアドバイスしてもらうと上手く行くと思うんですよね。

杉本 なるほどね。うん。

野村 これは話が先に進んじゃうけれども、学校完結で全ての問題解決しようとすること自体に無理がある。

吉田 うん。そうですね。学校には「学校に来てもらう」というミッションが存在して、それを遂行する組織という側面があって、片や親側にもなにか固定観念のようなものがあると。何でしょうね。「来なくていいよ」っていわれるとあたかも親が学校に捨てられたように感じてしまいますね、それは。

野村 それと学校はとても責任感が強い方々が多い所ですから。そして”教えること”が仕事ですから、だから学校で教えられずに子どもがちゃんと成長したら、「学校」というものの存在意味がなくなるわけです。

杉本・吉田 (笑)。

野村 だって学校は、言ってみれば自分の存在根拠を否定されてるわけですから、本能的にね、不登校を嫌うんだと思います。

杉本 ああ~。その事情、良く分かります。
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