ひきこもり対談⑱:安心してひきこもれる環境が力に

吉田 だから僕がひきこもりの親のことを修士論文でテーマにしようと思ったのは、親というのが一番身近な社会なんじゃないかなと思ったからです。

野村 そうでしょうね。

吉田 家の居心地が良くなれば、ひきこもりの当事者も思いっきり悩めるし、家は居心地良くなるということが彼らの生きやすさに繋がるんじゃないかなということで、そういう所を考えるべきなんじゃないかなと思います。

野村 私もそう思いますね。まずは、ひきこもっていても安心してひきこもれる環境をきちんと作る。ゴールがどこにあるのかはそのご本人、ご家族のその状況。あるいは本人のメンタリティなり、あるいは本人の病気であるのかないのか、障害があるのかないのか、どんなことに得意なのか不得意なのかというひとりひとりが違うのですから。就労というゴールだけではその可能性がない人はもう展望ないわけですよ。

杉本 そうですねえ。うん。

野村 でも、仕事は無理だけども例えばこういうことが出来るよだとか、あるいは家族の中で役割を果たしているということを、それぞれが果たしている役割を認めてあげる社会意識になってくれば「ひきこもり、ひきこもり」って別にそんなに大騒ぎする必要はないんじゃないかなって思いますね。

吉田 ああ~。

野村 要するに「社会の役に立たない」という目線があるんですよ。ひきこもりに関しては。


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

野村俊幸

Author:野村俊幸
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR