2月の引きこもり家族交流会より・その2

 長くひきこもっている人が劇的に変化して動き出すという話もあまり聞いたことがありません。そそれこそ薄皮を剥ぐように、あるいは行ったり来たりしながら少しずつ変化を積み重ねていく時間が必要だと思います。その変化をキャッチできたら、そのことを素直に喜び、そんな親の気持ちをお子さんに伝え、お子さんが自分を肯定できるよう、お子さんに寄り添うことが大切なのだと思います。
 親は欲張りなものですから、子どもに少し変化が出ると、すぐ次の行動を期待します。例えば、子どもが趣味の活動を始めると「それができるなら働けるはずだ」と思ってしまうというのもよくあるパターンです。あるご家庭では、お子さんがバンド活動に参加して元気になってきたそうです。親御さんも当初は「そんなことで食べていけないだろう」という思いがありましたが、今は「それがこの子にとって自分を取り戻す大切な機会なのだろう」と理解し、親御さんもライブを観に行くなどしてお子さんとのコミュニケーションが回復してきたそうです。
 親が描く目標やゴールから子どもの現状を評価するのではなく、その現状が子どもにとって必要なプロセスであり、「今、そのこと」の価値をしっかり認めることが大切なのだと思います。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

野村俊幸

Author:野村俊幸
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR