学校に戻すだけではなく:古山明男さんの逓減②

  ところが現実は、法律が整備されていないために親が教育を手配できませんでした。現在の義務教育を定めた「学校教育法」は1947年の施行です。その時代は、家業を手伝うために学校に行かせてもらえなかったり、年季奉公に出される子どもたちがいる時代でした。そのため就学義務を定め、就学させない場合の罰則規定まで設けたのでした。
  それから70年、社会はまったく変わってしまいました。昔は「学校に行かせてもらえないかわいそうな子どもたち」が問題だったのですが、今は「学校に行かされているかわいそうな子どもたち」が問題なのです。義務教育はもっと柔軟になり、どんな立場の子どもも、自分に合った教育を受けられるようにしてほしい。それが、現在の要請です。
  この法律の第3条(理念)がこう言います。
「一 全ての児童生徒が豊かな学校生活を送り、安心して教育を受けられるよう、学校における環境の確保が図られるようにすること。」
 これは、「学校に来させなさい」ではありません。学校のほうの環境を整えてください、ということなのです。 
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