8月の講演会等報告②&「訪問支援のありかたと課題」緊急連載①

文字色文字色 8月6日(土)は13時から北海道社会福祉士会主催の「ひきこもり研修会」にシンポジストとして参加しました。120名を超える方が17時近くまでの研修会に熱心に参加、関心の高まりを感じ、心強く思いました。
 基調講演は竹中哲夫日本福祉大学名誉教授「ライフステージとひきこもり支援の方策と課題」というテーマで、引きこもり者と家族の年代やライフステージに沿って」丁寧に説明され、当事者にとっても支援者にとってもたいへん有意義でした。シンポジウム文字色の最後のまとめも「流石プロ!「という見事なもので、とりわけ「人生をより良く生きるための支援であり、支援者はその人の人生を決めることはできない」「ひきこもり者を社会がどのように受け入れるかも合わせて考えていかなければならない」というお話は、「ひきこもり」への否定的眼差しから「治療・矯正」といった関わりへの厳しい戒めであり、ソーシャルアクションも必要であることを、あらためて強く再認識した次第です。
 「訪問支援(アウトリーチ)のあり方と課題」というシンポジウムもとても内容の濃いもので時間が不足し、参加者との質疑応答ができなかったのは残念でした。小樽ひきこもり家族交流会の鈴木祐子さんは、ご自身のお子さんたちが不登校・ひきこもりをした経験にふまえ、長く親の集いを主宰してこられた方で、不登校のお子さんへ絵手紙を出したところとても喜ばれ、ずっと取り組んできたそうです。親御さんやお子さんに直接お会いして話を聴く活動も続けており、不登校やひきこもりを決して否定することなく、当事者や家族に寄り添う姿勢にとても共感しました。
 NPO法人レターポスト相談ネットワークの吉川修司さんは、ご自身の長いひきこもり体験にふまえて、訪問活動も含めた様々な相談支援活動を担っています。その中で、ご自分も「支援者というより発展途上の体験者」であることをいつも感じており、訪問者が「親と同じように自分を外に連れ出そうとしている人だ」と思われると、良い支援はできないという、とても謙虚な姿勢に強い感銘を受けました。
 NPO法人北海道若者育成機構「みらい」の五十嵐慎二郎さんは江別市を中心に精力的な訪問活動しており、配布されたデータによりますと昨年3月から今年6月まで692件の訪問支援を行い、34名が社会復帰したそうです。
 以下は、私の当日の発言要旨です(しばらく緊急連載します)。
【第1回】
 ご紹介いただきました野村です。 私は今回、パネラーとして参加して良いかどうか、たいへん悩みました。
 と申しますのは、私は具体的に訪問支援活動を実践しているわけではありませんし、どちらかと言いますと訪問支援は極めて慎重に、限定的に行われるべきだという意見ですので、シンポジウムの内容に水を差すのでないかと心配したわけですが、今日のテーマが「あり方と課題」ということですので、そんな観点からの発言もあって良いのではないかと思い、出しゃばってきた次第です。
 もちろん、私も訪問支援活動の大切さは理解しているつもりですし、私が相談員としてお手伝いしている「はこだて若者サポートステーション」でも、現在はまだ実施できていませんが、次年度は「高校中退アウトリーチ事業」に取り組む準備を進めています。また、函館では「樹陽のたより」というひきこもり当事者のグループがあって、そのメンバーの何人かが、まだ数件ですが家庭訪問してひきこもりの方の話し相手になったり、ご家族の方と交流したりという活動もしています。



スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

野村俊幸

Author:野村俊幸
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR