関連書籍紹介⑤:「ひきこもり」シーリーズ1

 今回から「ひきこもり」が注目(「社会問題」化)され始めたころの本を紹介します。まずはやはりこれ。功罪の評価が大きく分かれる「古典」ですが、必読文献には違いありません。

『社会的ひきこもり』 斉藤環  PHP新書 ¥657E
「ひきこもり」を世に知らしめ、これで斉藤環氏がひきこもり問題の第一人者としてブレイク。1998年発刊なので10年以上経りますが、本書で示された理解と支援のあり方についての基本的枠組みは、現在も多くの識者に引き継がれています。(厚生労働省の「定義」も基本的にこれに依っていると思います)
 「治療的アプローチ」の強さや、「ひきこもり」というネーミングそのものが、ひきこもりに対する否定的イメージを生み出しているのではないか、個人・家庭の病理とされ社会的視点が不足しているのではないかといった批判に留意しつつ、当事者や支援者にとって、一度は目を通した方がよい文献と思います。
 特に、「ひきこもりシステム」という考え方や、臨床事例にふまえた実践編は参考になりますし、<正論・お説教議論の克服>という指摘は、ひきこもりの理解と支援にとってとても大切なことを再確認したいものです。
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