関連書籍⑱:教育問題5『欲張りすぎる日本の教育』

『欲ばり過ぎるニッポンの教育』 刈谷剛彦+増田ユリヤ 講談社現代新書 ¥740E
 教育を通じて日本社会の階層化が拡大することに警鐘を鳴らしてきた刈谷教授と、世界の教育事情に詳しいジャーナリストの増田さんの対談を基に、日本の教育をめぐる現状や多くの「改革」論議の問題点を鋭く分析しています。
 日本は<学校に依存することによって近代社会を作ってきた>ので、学校に過大な役割を期待しつづけ、それが「教育問題」を深刻化させているが、北欧のような福祉社会では<負荷が社会全体のいろんなところに分散しているので、学校が負う役割は比較的小さくてすむ>など、重要な指摘がたくさん詰まっています。
 「平等主義」幻想と、その対極とも言える「市場主義」万能論を批判し、日本の教育はまだまだかなりのレベルなので、欲ばり過ぎず、<身の丈にあった教育>を知ることから始めようという主張は、「教育改革」を考える際、是非心にとめておきたいことです。まさに題名がとおり、この改善抜きに教育の未来はなように思いました。

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