アカシヤ会11月・12月例会より②

 小学生の場合は、「勉強の遅れ」の心配もさることながら「集団生活ができないと社会性が身につかない」という不安(学校の先生もここを強調する方が多いようです)、中学生になればそれに高校受験をどうするかという問題が加わり、高校生以上になりますと「中退はしかたないがその後どうする」という焦りも出てきます。
 まずはご家族が「長期戦」の腹を固め、お子さんの可能性を信じ、親御さんご自身が「いろんな道がある」ことを理解してそのことをしっかりお子さんに伝え、お子さんに安心してもらうこと、そしてまずは家でしっかり休ませて、エネルギーを蓄える時間をお子さんに保障することが、不登校に関わる場合の出発点になります。

 強い強迫性の症状に悩む方も多いのですが、あるお子さんは通信制高校を卒業した後に家を離れて専門学校に進学を希望しています。ご家族は「大丈夫だろうか」と不安はありますが、「やってみなければ分からない」ので、本人が希望するのであればチャレンジしてみて「うまく行かなかったらいつでも戻ってくればよい」と考えています。
 「本人が決めたことだから最後まで頑張りとおすことが大切だ」というのも一理ありますが、とても辛い状態から動き始めた人に対しては逆効果になる場合が多くて、むしろ「逃げ道をつくるっておく」方が安心して動くことができますので、子どもが動き出したときに「過剰な期待」をしないこともまた大切な心構えだと思います。
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