「いじめから命を守る緊急集会」講演録の連載④

【わが家の「いじめ・不登校体験】その4
 ですから、二十歳くらいになって彼女なりに自分の生活の方向性が見えてきて、生きて行くことに自信を持てるようになるまで、口に出すことができなかったのです。
 2005年にこの「わが子が不登校で教えてくれたこと」という本を出版したときに、家族であっても個人情報ですし、公開するからには本人たちの承諾が必要ですから、原稿を妻と娘たちに見てもらってチェックと修正を重ねたのですが、そのとき初めて長女は「何度も自殺することを考えた」と打ち明けてくれました。
 私は長女のことを結構分かったつもりになっていたのですが、彼女の一番辛かった状態を知ったのは最近と言ってもよいわけで、誠にお恥ずかしい話ですが意外と親は子どもの本当の姿を知らない場合が多いことを肝に銘じる必要があります。
 私は「いじめ」というとてもとても辛い状態の中に、長女を必死に送り出していたわけですから、最近の「いじめ」自殺の報道を目にするたびに、わが家も一歩間違うとそんな状況になったかもしれないと思い、胸が苦しくなる次第です。

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