「いじめから命を守る緊急集会」講演録の連載⑫

【「いじめ自殺裁判」の教訓】その2 
 この判決がここで終わっていれば、子どもの人権を守るための有意義な裁判という評価になるのでしょうが、その一方で子どもや学校の現実を理解しているとは思えない判断もくだされています。
それは、自殺の予見に関する判断でありまして、学校は自殺の予見をできなくても、責任を逃れることはできないという判断までは良いのですが、この事件の場合、自殺の予見はできなかったとしており、問題はその理由です。
 判決では、被害者がいじめを受けて「自殺を考える程度に苦悩しているということであれば、その前兆として顕著な登校拒否症状が生ずるであろうことが考えられる」けれども、「被害者が家人に対しても深刻な苦悩の様子を明らかにしたということはなく、それ程目立った不登校もない」と言うわけです。
 いじめに遭っている子どもが家族ににもなかなか打ち明けられないというのはわが家の長女もそうでしたから、これは子どもの心情を全く理解していませんし、不登校していないから、周りもそんなに深刻に考えなかったとういうのも、子どもにとって不登校するというのはどんなに大変なことか、やはり全く理解していないわけです。
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