函館アカシヤ会の紹介③

【「親の会」の意義】
 アカシヤ会のように、悩みを抱えた当事者が自ら集い、語り合うことを通して問題解決の道を探る集まりが「当事者グループ」「自助グループ」と呼ばれているもので、特に近年、保健・医療・福祉分野でとても重視されています。
 例えばアカシヤ会の例会では、「今うちはこんな状態なんです」「お宅はどうしてる?」「こんなことで困っているけど、どうしたらいいでしょう?」など、自分たちの現状を語り合うことが基本で、専門家からアドバイスをもらうわけではありませんが、それがとても大きな力を発揮します。
お子さんが不登校や「ひきこもり」になりますと、たいがいの親御さんは「なんでうちの子が」とうろたえ、「こんな恥ずかしいことは誰にも言えない」という気持ちになりますが、勇気を振り絞って会に参加していろんな方の体験を聞きますと、「ああ、うちだけじゃないんだ」ということを頭だけではなく身体で実感できます。すると不思議なもので、少し安心できます。
 自分が安心できると「ちょっと話してみようかな」という気持ちの余裕も出てきますし、なによりも「同じような体験をした人たちになら、私の気持ちも分かってもらえるかもしれない」と思いますので話しやすく、たくさん話をしますとそれだけ心が軽くなりますので、さらに前向きに考えることができるようになります。心理学でいう「カタルシス効果」です。
 そして、話しているうちに気持ちの整理ができて、良い考えもうかんでくるものです。このように、例会での語り合いは「ピア・カウンセリング」の役割を果しています。「ピア」は「仲間」という意味で、お互いに仲間同士で力を借りたり、貸したりしてエンパワーメントしようというもので、当事者グループはまさにその活動を実践しているわけです。

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