道南ひきこもり家族交流会「あさがお」紹介⑤

【活動から見えてくる課題】
(1)「ひきこもり」と不登校
 平成14年の国立精神・神経センターの調査では、ひきこもり相談者の約6割が何らかの形で不登校を経験しているとのことですが、会の活動を通しても「ひきこもり者には不登校経験者が多い」と感じています。そこから、世間一般では「不登校を早く治さないとひきこもりになる」という意見になりがちですが、話は逆なのです。
 家族や本人のお話をうかがいますと、不登校気味だったけど「何とか高校受験まではがんばった」とか「高校はだ ましだましクリアしたけれど、大学に入ってから行けなくなった」というケースがとても多いのです。
 このような場合は、「不登校がひきこもりの原因になった」というよりは、「しっかり不登校しなかった」「安心して不登校できなかった、させてもらえなかった」ために、十分なエネルギーが溜る間もなく追立られるように次の選択・行動をせまられ、無理に動いてしまった結果、すぐにエネルギーを使い果たし、動けなくなってしまったと考えるべきでしょう。
 ですから、様々な事情から学校との関係が辛くなった場合は、早めに学校をゆっくり休んで、十分にエネルギーを蓄えてから動き出す方が、「ひきこもり」にまで追い込まれることを防ぐことになります。
 なぜゆっくり休めないのか、休ませてもらえないのか、学校に戻ろうと焦ってしまうのでしょう。これは「学校という場から外れたらおしまし」「学校でなければ子どもがきちんと成長できない」というある種の思い込みから大半の人が抜け出せないことも背景にあり、とても根深い問題で一朝一夕には解決しそうにもありませんので「ひこもり」がより深刻な問題になってしまいがちです。
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