函館アカシヤ会「多様な学びの場の創造」部会の紹介③

(2)教育システムを変更する議論も必要(続き)
 実は、今の学校に通えない子ども達のための「多様な学びの場」があったとしても、高校や大学などの入試制度が同じであれば、結局はその制度に合わせて勉強せざるを得ないことになります。つまり、どんなに多様な学びの場の選択肢があっても、進学のためにはその入試制度に合わせた勉強の仕方に修正せざるを得なくなります。
 ここに日本の教育を根本から変えなければならない問題の本質があります。
 1980年代からの「ゆとり教育」への転換の理由は激しい受験競争からくる弊害を取り除くためでした。つまり過度の詰め込み教育をやめ、生徒自らが課題を見つけ、自らが学んで解決していくという「学ぶ力」から「生きる力」を身につけさせようというものでした。
 そのための総合的な学習時間の設定でした。ところがその方針は2000年はじめに覆され、いまや再び「学力」を身につけさせるということと、規律を守らせるということに力点が置かれています。そして学習の動機付けにあるのはかつてと同じ「競争」です。少しでも上位のランクの学校へ進学することが将来を豊かに確実にするという戦後日本の「学歴信仰」を未だに引きずったランク付け価値観です。

※本日5月6日付「函館新聞」第2面「ニュース細見」に、当部会と函館圏フリースクール「すまいる」のことが 大きく紹介されました(*^_^*)
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