体罰の根絶を!⑤~処分状況と危機管理

 また、平成24年度のデータでは、被害児童数は処分者の3倍ですから、1件の事例で複数の子どもが被害を受けていることを示していますので、仮にこの数字をあてはめますと、平成14年度以降10年10か月の被害児童数は約
15,000人にのぼります。
 これ自体が大変な数字ですが、職場の危機管理には必修科目ともいえる「ハインリッヒの法則」が学校現場にもあてはまるとすれば、これはさらに深刻な事態を示しています。
 この有名な法則は、アメリカの損害保険会社で調査を担当していたH.W.ハインリッヒが5千件の労働災害を分析した結果、重傷以上の重大な事故・災害が1件あったら、その背後には、29件の軽傷を伴う事故・災害が起こり、300件もの「ヒヤリ・ハット」した傷害の無い事故・災害が起きていたというものです。ですから、この「ヒヤリ・ハット」した事例をきちんと把握し、職場全体で共有して防止策を講じることが職場の事故・災害を防ぐことになります。
 福祉職場でもこの「ヒヤリ・ハット」に関するホウレンソウ(報告・連絡・相談)の徹底に取り組んでいると思います。それがきちんと行われていない職場では利用者の安全や利益の保護を実現することができませんので、私が道庁職員時代に福祉施設の指導監査業務に従事していたときも、施設監査の際などにははこういった事項も調査しましたし、もちろん学校現場でも日常的に取り組まれていると思います。
※お知らせ:「わが子が不登校で教えてくれたこと」(文芸社、千円+税)が残部僅少となりました。
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