北海道精神保健協会機関誌「心の健康」連載⑪

4 活動から見えてくる課題
(3)家族交流会でよく出される悩みについて(その5)
⑨ 「お小遣い」を渡すのは、甘やかすことになるではないだろうか?
【ヒント】「働いてもいないのにお金を渡すなんてトンデモナイ」というのは感情論としては分かりますが、本当にそうでしょうか?「何も欲しくない、買う必要もない」ということでは社会に出ていく意欲も湧いてきません。「消費」というのは社会と関わる貴重な機会であり、消費税を納税しますので社会にも貢献します。本人が自由に使うことのできるお小遣いを家計の許す範囲で定期的に渡すことは、「生きる意欲」を持ち続けるために、とても大切なことだと思います。
⑩ 親が面倒をみれなくなったらどうすればいいだろうか?
【ヒント】究極の親の悩みはこれかもしれません。無責任なようですが、おそらく「そのときにならなければ分からない」のだと思います。今具体的な解決の手だてが見つからない「将来の不安」に心をすり減らし、そのことでお子さんとの関係がさらに悪くなるよりも、親御さん自身が今の自分の生活を精一杯楽んではいかがでしょうか。多くの体験者が「自分のことで苦しむ親を見るのが辛かった。親には自分の生活を大事にして楽しんでほしい」と語っています。子どもとの「適度な距離感」が大切だと思うのです。

*「わが子が不登校で教えてくれたこと」(文芸社)千円+税
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