「多様な学び」連載④:「義務教育=学校に通う義務」という誤解

 多くの人は「義務教育=子どもが学校に通う義務」と考えていないでしょうか。ここに大きな落とし穴があります。
 まず日本国憲法第26条(教育を受ける権利、教育の義務)の第1項で「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。」と規定しています。教育を受けることは国民の権利なのです。
 そして第2項で「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。」と規定しています。つまり、「義務教育」とは、保護者が「子どもの教育を受ける権利」を実現するための場を保障する義務を負うという意味なのです。さらに、「これを無償とする」ということは、国が制度としてそれを実施する責任を負うことです。
 この憲法に基づき、教育基本法第5条(義務教育)第1項で「国民は、その保護する子に、別に法律で定めるところにより、普通教育を受けさせる義務を負う。」と規定していますので、これは「普通教育を受けさせる」義務であり、子どもが学校に通う義務を定めてものではありません。
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