多様な学び⑫:今の学校に全ての子どもたたちを囲い込むことはできない!

 このような仕組みは1872年(明治5年)から続く日本の近代学校教育制度の根幹を揺るがす大改革ですから、制度設計にあたって解決すべき難問もたくさんあります。また、「公教育の解体につながる」という懸念も出されるでしょう。
 例えば、民間の進学塾が難問大学合格を目標とした進学塾を作り、エリート養成学校を開くことも考えられます。しかし、既存の学校自体が、偏差値によって序列化されていく受験システムにがっちりと組み込まれ、受験産業が隆盛を極めているのが現実ですので、「多様な学び保障法」がその分野を大きくカバーすることは考えにくいと思います。むしろ、そのようなコースに乗らない、あまり光の当たらなかった教育分野を充実させていくことに大きな役割を果たすことが期待されます。
 これまで述べてきたように、不登校・ひきこもり・いじめ・体罰などの問題が一向に解決しないのは、現在の学校教育が制度疲労を起こしていることの表れですし、既存の学校に全ての子どもたちを囲い込むことはもはや不可能です。
*「カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか」
 (文芸社セレクション・文庫版、700円+税)を発刊しました。
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