「あさがお」例会より②:「親の不安」をぶつけるのは逆効果

 現象的には「甘えている」ように見え、周囲からは「家が居心地良すぎるから本人が動かない」など「小さな親切、大きなお世話」の「アドバイス」を受ける場合もあり、ご家族も不安になります。
 そこで親は、「自分が元気な間はこのままでやっていけるかもしれないが、こちらが先に死ぬだろうし動けなくなるだろうから、そうなったらどうするつもりだ」とついつい聞きたくなります。今は直接口に出さなくても、「いつかは話さなければならないのではないか、どのタイミングで話したらよいだろうか」と思いあぐねている親御さんも多いと思います。
 このような場合、まず確認したいのは、ひきこもっているご本人も、口に出して言わないだけで、今の状態に満足し、このままで良いと思っているわけではなく、「親が亡くなった後、自分は一人でやっていけるだろうか」ということは、ひきこもっているご本人が一番心配していることです。
 そのことを直接問われても、今の自分ではどうしていいか分からないことですので、結論を出せないことの結論を求められても答えることができず、自分の無力さや不安感をさらに募らせ、何かしようとしても、かえって足がすくみます。また、人が不安感にかられて動き出した場合は良い結果を生まないことは、ひきこもりや不登校に限らず、私たちも日常生活でよく経験することだと思います。

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