「あさがお」例会より③:「心配な気持ち」よりも「できること」を伝える

 にもかかわらずそのような言葉がけをしてしまうのは、「子どものためを思って」のつもりが、実は自分の不安を言葉に出すことで、親が自分の気持ちを鎮めているからではないでしょうか。
 日常の家族生活がある程度落ち着いて保たれている場合は、まずその関係を壊さないことが基本だと思います。ただし、その場合「腫れ物にさわる」ような関わりでは、親も疲弊しますし、お子さんもそんな親の気持ちや雰囲気を十分に察知しますので、ギクシャクした関係になってしまいます。
 ですから、親自身の生活の大きな変化(定年や病気、連れ合いの病気や死去、家の改修や転居など)の節目、節目で、親自身の気持ちを伝え、お子さんのこれからのことを話し合うことは大切です。

 その場合、「このままでどうする」「面倒見れない」といった脅し的なスタンスでは、せっかく維持してきた親子関係自体が崩壊するかもしれません。ある親御さんは、まずは「自分が生きてる間はしっかり応援するよ」とはっきり伝えることが大事だと仰っていましたが、ナルホド!と思いました。
 「親が死んだらどうする」という言い方では、子どもは自分が責められ、行動を迫られるているように感じるでしょう。「生きてる間は~」というのは、「死んだ後は面倒を見ることができない」という意味でもありますので、内容的には同じことかもしれません。しかし、受け取る側は「しばらくは大丈夫そうだ」という安心感を持ち、前向きな気持ちにもなれるのではないでしょうか。
 もちろん、応援できる内容は、親御さんの経済状態や年齢、健康によって違いますから、その事実をしっかり説明したうえで、親としてできることを約束し、あとはお子さんご本人の判断と行動に委ねることで良いのではないでしょうか。
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