fリースクール支援等をめぐる動向・まとめ

 「多様な教育を推進するネットワーク」(おるたネット)の古山明男さんから、最近の動向についてとても分かりやすい解説メールをいただきましたので紹介します。古山さんのご著書「変えよう!日本の学校システム~教育に競争はいらない」(平凡社)は、2006年の出版ですが、今も全くそのとおりの内容で(ということは、いかに日本の教育が旧態依然かを示していることにもなるのですが)、教育改革を考える上での必読文献と思います。
【古山さんからのメール】
 最近の、フリースクール、不登校に関わる動きを解説しようと思います。まず、おおよその流れの見通しがあったほうがいいと思います。
 これまで、民間が独自にゆっくり動いていました。オルタナティブ教育を制度的に認めようという動きは、2002~2004年の教育特区から活発になりました。それによって、シュタイナー学園(藤野)、東京シューレ葛飾など、いくつかの事例はできました。それは「特例的に学校になれる」というものでした。多くのフリースクールは、制度の外側にとどまりました。
 そのため、2008年にフリースクール議連ができていたことをきっかけに、フリースクール全国ネットを中心に、新しい法律を作ろうと動きがありました。その動きが、現在「多様な学び保障法を実現する会」となっています。骨子案ができていて、2014年になると、国会議員にも働きかけはじめていました。
 それとは別に、2014年9月に文部科学省が動きはじめました。中心にいると思われる下村博文文科大臣は、2002年には教育特区を推進していました。安倍内閣での「教育再生実行会議」で就学義務見直しの一項が入ったことをもとに、フリースクール、不登校などの支援策を始めています。文科省が、新しい法律を作ろうとするか、従来の枠組みの中での特例を作ろうとするか、まだ不明です。
 「多様な学び保障法を実現する会」も、独自の法律案を練り上げることと、文科省の動きを見守ることと、両方で動いています。二つの流れが、同時進行しているため、わかりにくいと思います。
・「多様な学び保障法を実現する会」は、新しい法律を作りたい。
・文科省は、まだ、何をするか具体的には打ち出していない。
そういう段階です。おるたネットは、「多様な学び保障法を実現する会」に、団体会員として参加しています。
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