いわき市の講演会⑦:不当の実数はもっと多いはず

 特に中学生では37人に一人ですから、単純平均で1クラスに一人くらいはいるという計算になりますが、私は17万人という数字は不登校の実態を表すとは、とても思えません。
 と申しますのは皆さまご存じのとおり、これは「年間30日以上、病気などの明確な理由がなく休む」という人数であり、例えば保健室や相談室に登校するなどして30日以上欠席にならない子どもは不登校にはカウントされませんので、実質的に不登校状態の子どもや、さらには行き渋りながら無理に登校している、いわば潜在的な不登校の子どもはその何倍もの人数になると思います。
 それと最近特に気になるのが、何日か休むと、すぐに学校から精神科を受診するように勧められるケースが増えていて、もちろん、最近は子どものうつ病も増えていますので、病気の場合はきちんとした治療が必要ですし、理解のあるお医者さんにつながりますと、無理して登校しないでゆっくり休むようにアドバイスをいただき、親子ともども少し安心し、学校も分かってくれる場合もありますので、私は受診そのものを否定するわけではありません。
 しかし、受診して何からの病名がつきますと、これは不登校ではなく、病欠にカウントされるわけですから、まさか、不登校の人数を少なくするために受診を勧めている訳ではないでしょうしが、親もお子さんも不登校を否定しないで少しゆっくり休息すると元気を回復するケースまで病気にされてしまう心配ももありますので、このあたりはマニュアル的な対応にならないよう、十分に配慮が必要だと思います。
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