いわき市の講演会㉒:受容を基本に据えることが必要

時間の関係で全部を説明できませんので、一番基本になります原則4の「クライエントを丸ごと受けとめる」という「受容」について少しふれますが、現実にはなかなか難しくて、両者の距離が近すぎたり、支配的な力関係がある場合は特に難しいので、親と子や、先生と児童生徒の間などでは特に難しいと思います。
 不登校については、親御さんや先生から必ず出されるのが「不登校の理由を聞いても、言ってくれないから困る」という相談ですが、それは、「話したくても話せない」、本人も「うまく説明できない」のが現実だと思います。
 わが家に場合、長女と次女の中学校ではいじめがかなり大きなきっかけでしたが、次女の小学校での不登校はよく分らないのです。
 これもやはり本を書くときですから、次女が20歳くらいのころですが、彼女は「自分はいつも周りから明るく元気でいいねと言われていたので、明るく元気でいなくちゃいけないんだと思って、頑張りすぎたんじゃないだろうか」と話していましたので、当時は自分でもよく説明がつかなかったのです。
 そもそも、「私はかくかくしかじかの理由で学校に行くのがいやになったので不登校します」と説明できるくらいなら、不登校になるでしょうか?
 不登校の子どもが、最初に腹痛や頭痛などの身体症状を訴えるのは、ことばでは説明できないので「これ以上無理して学校に行ったら自分がダメになる」と、身体が信号を出して自分を守っている状態です。
 ですから、子どもの辛い状態を批判や注釈を加えないで、まして叱りつけて無理に連れて行くなどということは絶対に止めて、ともかく「学校に行きたくない、行けないという辛い状態なんだ」と、まずそのまま丸ごと受けとめることから出発する必要があるわけです。
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