いわき市の講演会㉒:「原因探し」に走りがちになるが

 そのためには、原則5の「クライエントを自分の価値観に基づいて非難しない」という「非審判的態度」ということが重要になるのですが、現実には、往々にしてその逆のことをやってしまいがちで、その代表例でよくやるのがが、親も先生方もよく「原因探し」に走ることです。
 もちろん、冷静にじっくり原因を考えることは大切で、これまでの経験から、不登校になるきっかけとして、大きく次の4つがあるように思います。
 第1はわが家の子どもたちもそうでしたが、「親の会」でもやはり「いじめ」がきっかけで不登校になるというお話しがとても多いので、親も学校も、不登校を「いじめがあるかもしれない」というサインとして受けとめ、深刻化する前に対応できるチャンスを子どもが与えてくれているという気持で受けとめていただきたいと思います。
 第2は、学校で体罰を受けて、怖くなって学校に行けなくなるというケースが結構多いのですが、これは学校だけの問題ではなく、家庭でも真剣に考えなければならないことで、残念ながら日本では「しつけには体罰が必要」と考えている親御さんもまだ多いので、学校の体罰も見過ごしてしまいがちです。
 いずれにしましても「いじめ」や体罰は重大な権侵害であり時には犯罪にもなりますので、こういったいじめや体罰が背後にある場合は、当然にも子どもの安全を確保し、人権を守るという取り組みが必要になって参ります。
 第3が、勉強が分からなくなって学校に行くのが嫌になることがあります。
 第4は、友だち関係がうまくいかずで辛くなって行けなくなることもよくあります。
 これらについは、それが一時的な場合もありますが、お子さんに学習障害や発達障害といった何らかのハンディがある場合もありますし、その場合はいくらお子さんを責めたり、強い指導をしても何も解決しませんし、かえって状態は悪化しますので、そのお子さんに合った個別の学習支援や生活支援が必要になってきます。
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