いわき市の講演会㉔:焦って原因探しは逆効果

 しかし、ともかく現実は、いろんな要因やきっかけが重なり合って不登校になりますので、原因は特定できない場合が多いのですが、相手が自分にとって良いことをしてくれる場合や、自分にとって良いことが起きている場合に、そんなにしつこく「どうして」と尋ねるでしょうか?
 お子さんがテストで100点取ったときに、「どうして」「どうして」としつこく聞いたり、詮索しますでしょうか? 
 つまり、焦って原因探しに走るのは、今起きていることを、自分にとって「良くないこと」「困ったこと」と考えているからなので、直接口に出して不登校を非難しなくても、原因探しに走れば、そのこと自体が子どもに対し「不登校は悪いこと」「親や先生を困らせていること」だという「非難のメッセージ」を送ることになってしまいます。
 今度はそのことで、子どもはさらに苦しみ、お互いの関係が悪くなっていくという悪循環にはまっていきますので、繰り返しになりますが、原因を考えることはとても大切ですが、「焦って原因探しに走る」ことはマイナスだと申し上げたいわけです。
 不登校であろうがひきこもりであろうが、受容という関わり方をせずにお子さんと信頼関係を築くことは出来ませんので、学校に行かないことを責めたり叱ったり、まして無理やり学校に行かせようとしたり、学校に引っ張り出すようなことは、絶対にしないでいただきたいのです。
 そういう関わりをして一時的に学校に戻ることができたとしても、後々大きな問題となってしっぺ返しを受ける例があまりに多くて、これについては後ほど「ひきこもり」のところで説明します。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

野村俊幸

Author:野村俊幸
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR