いわき市講演会㉘:ひきこもりと不登校の関係を考える

 さらに、青年期に特有の心理的不安とも重なって、先ほども申し上げたように、精神疾患のような症状を訴える方も多いものですから、精神科医や保健師、スクールカウンセラー、医療ソーシャルワーカーなどの専門職の方々にも会員になっていただき、2003年に「道南ひきこもり家族交流会」を立ち上げ、現在は函館渡辺病院という北海道でも先進的な精神医療に取り組んできた精神科病院の医療相談室と私が共同事務局を務めています。
 次に「ひきこもりと不登校の関係」について考えてみます。ひきこもりを経験した方やご家族のお話をうかがいますと、程度の差はあれ不登校気味の方が多く、「何とか高校受験まではがんばった」とか「高校はだましだまししながらクリアしたけれど、大学に入ってから行けなくなった」というケースがたくさんあります。
 レジメでは「ひきこもり相談者の約6割が何らかの形で不登校を経験している」という平成14年の国立精神・神経センターの調査結果を紹介していますが、こういったことから、世間一般ではどうしても「不登校を早く治さないとひきこもりになる」という話になりがちです。
 しかし私は、この家族交流会を進めるうちに「話が逆ではないか」と考えるようになりました。

著書 『カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか』
  文芸社セレクション・文庫版、700円+税 書店注文または送料著者負担により送付可 
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