いわき市講演会㉛:成人期のひききこもりの動向

 また、最近は新たな動きがあって、さきほど紹介した内閣府の調査では、ひきこもりのきっかけに「小中高校の不登校」を上げた人は11.9%、「大学になじめなかった」が6.8%で、不登校との関連は合わせても20%以下です。
 これに対して、第1位が「職場になじめなかった」の23.7%と「病気」の23.7%で、第2位が「就職活動がうまくいかなかった」の20.3%ですから、仕事に関する理由が44%と、不登校の2倍以上になっています。
 このような傾向は、私が相談員を務めています「はこだて若者サポートステーション」でも同じで、こちらは2010年6月のオープンから今年10月までの4年5か月間の利用登録は実に875件に達しています。一度「卒業」したもののうまくいかず再登録する人もありますが、実利用者数でもおそらく800くらいになると思います。
 利用者の住所は、主に函館市とその近隣市町村で、人口が約35万人ほどですから、ほぼいわき市と同じような規模になると思いますが、これだけの方が利用登録したわけです。
 もちろん全てが厚生労働省の定義による「ひきこもり」の方ではありませんし、そもそもサポステ自体は「ひきこもり支援」自体を目的としたものではなく、長い間就労していない、通学していない、自宅にいてなかなか社会に出られないという、15歳から39歳の方を対象に、仕事に就くことができるよう様々な相談や支援を行なう機関です。

著書 『カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか』
  文芸社セレクション・文庫版、700円+税 書店注文または送料著者負担により送付可 
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