いわき市講演会㉜:「就労経験あり」の方が多いサポステ利用者

 ですが、就労に向けた困難さを抱える方の中には「ひきこもり傾向」にある人や、ひきこもり体験がありそれが不安や自信のなさの要因になっていて、なかなか仕事に就けないという方が多いのは確かなので、結果として「ひきこもり支援機関」のような役割も果たすことになるわけです。
 函館サポステの場合、登録時の平均年齢は26歳で、大学生年代より上の20代後半以降の方が52%と半数以上を占めていますし、現在の登録者で見てみますと、この年代が63%に達していて、何らかの就労経験のある方が70%です。
 こちらにも「すだち」というNPO法人が運営しております「いわき若者サポートステーション」がございまして、具体的データはうかがっていないのですが、これは全国的な傾向なので、おそらく似たような状況ではないかと思います。
 ですから、「ひきこもり」は、不登校で躓いた若者だけの問題ではなくて、様々な生き辛さや不安を抱えた若者をめぐる、大きな社会現象と考えた方が良いと思います。
 この支援につきましても個々の事例については保健・医療・福祉が連携してしっかりとしたサポートが必要ですが、それだけでは全く不十分で、柔軟な就労支援やそれを可能とする雇用政策、職場環境づくりといった、子ども・若者の総合的な自立支援の取り組みが求められていることを痛感しています。
 また、ひきこもりを巡る親の気持につきましてもレジメで11項目記載していますので、こちらについても、是非質問・意見交換のときに、皆さんからご発言をお願い申し上げます。

著書 『カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか』
  文芸社セレクション・文庫版、700円+税 書店注文または送料著者負担により送付可 


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