いわき市講演会㉟:「加害者の出席停止こそ」という意見もありますが…

  第2は、「仲直りさせる、加害者に謝罪させることで解決を図る」という意見もあるでしょうが、「仲直り」とか「謝罪」の中身が問題でありまして、それが表面的なものに終わると事態はもっと深刻になり、取り返しのつかないことになりかねませんので、このことにつきましては、後ほど「いじめ自殺裁判」にところでふれたいと思います。
  第3は、被害者を休ませることより、「加害者を出席停止にすべきで、そうでないと不公平ではないか」という意見もよくうかがいます。私もいじめ被害者の親としては、その気持ちもよく分かりますが、そこまでいかなくても、例えばクラス替でいじめた子どもがいなくなった場合などに、「加害者がいなくなった」、つまり「いじめの原因が取り除かれた」、だから学校に来ることができる、と単純に考えることはできません。
 何故かと申しますと、「いじめ」によってその子の心がズタズタにされている場合、「いじめっ子がいなくなったからもう大丈夫だよ」と言うだけで心の傷が回復するくらいなら苦労はありません。
 DV男のところから逃れたからといって被害を受けた女性はすぐに元気になるでしょうか。虐待を受けた子どもが保護されたからといって、子どもの心や生活はすぐに元通りになるでしょうか。

著書 『カナリアたちの警鐘~不登校・ひきこもり・いじめ・体罰ヘはどにように対処したらよいか』
  文芸社セレクション・文庫版、700円+税 書店注文または送料著者負担により送付可 
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