いわき市講演会㊳:不登校まで至らなかったので自殺を予見できなかった!?

  しかし、この判決はその一方で、子どもや学校の現実を理解しているとは思えない判断もくだされていて、この事件にいついては「自殺の予見はできなかった」と言うのですが、その理由について、この判決文では次のように指摘しています。
  「通常、いじめを受けて自殺を考える程に苦悩しているというのであれば、その前兆として教師に対して必死の訴えがあり、それ以上に家人に対する悲痛な叫びのようなものがある筈であり、また、何はともあれ顕著な登校拒否症状が生ずるであろうことが考えられる。」と指摘し、さらに「ところが二郎(被害者)の場合には、家人に対してさえも深刻な苦悩の様子を明らかにしたということはなく、また、それ程目立った不登校もない」と言うわけです。
 いじめに遭っている子どもが家族にもなかなか打ち明けられないというのはわが家の長女もそうでしたから、これは子どもの心情を全く理解していませんし、不登校していないから、周りもそんなに深刻に考えなかったとういうのも、子どもにとって不登校するというのはどんなに大変なことか、やはり全く理解していないわけです。
 
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