いわき市講演会㊺:「障害」を環境との相互作用という視点を

一般的に、発達障害と言われる方々は、コミュニケーションがうまく取れず対人関係にさまざまな困難や辛さを抱えていますが、学校でも職場でも、以前はそれが大きな問題にならなかったのは「障害」という括りに入れて大騒ぎするようなことではなかったからなのだと思います。
 そもそもどんな障害であれ、それが生活上でどのような支障をきたすのかは、本人を取り巻く環境によって変化します。例えば足腰が弱り、あるいは障害があって自力歩行が困難になった場合、車椅子を利用できるのと利用できないのとでは、障害の表れ方が全然違ってきます。
発達障害が障害として強く意識されるのは、学校や職場、社会の環境が大きく変わり、コミュニケーションや人間関係の上手な対応が、ことのほか求められるようになったからだと思いますが、これは明らかに産業構造の変化が大きな背景になっています。
ひきこもり支援においても、このような発達障害の課題とともに、精神疾患を抱えている人が一定割合でいることも前提に考える必要があり、自助努力を強調するだけでは解決にはつながらないだけではなく、そのことで当事者をさらに追い詰め、ひきこもらざるを得ない状態に追い込んでしまうことの注意する必要があると思います。
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