発達障害を持つお子さんとどう関わったらいか:実践編・続き

【 会話が通じにくい実例と対処方法の工夫について】
 我が家の例で具体的にいいますと、次のようなケースがあります。
◇「あの人」「さっきの話」等が使われると、誰のこと、いつのこと・・・と混乱する。
◇小学校から高校までの学習形態は「授業」といい、大学の学習形態は「講義」または「ゼミ」という。
◇「他人」とは、自分以外の人のことなので、親・兄弟姉妹・祖父母も他人である。
◇「そば」とは30cm以内にあることをいい、それ以上離れたら「近く」という。
などなど、私とは少し違った日本語のとらえ方をしています。
 こうした独特の言葉の理解の仕方が、会話のトラブルの原因になることが多いです。ですから、自分と子どもの間にはどのような言葉のとらえ方の相違があるか、確認することが必要になってきます。
 では、どのようにすればいいのか。一番良いタイミングは、お子さんに「何を言っているのか、わからない」と言われた時です。ムカッと来る気持ちをぐっとこらえて、「言い方が悪かったかもしれないね。今の言い方の、どこがわからなかったの。」と、落着いて聞いてみてください。お子さんから「わからなかった」理由が聞けると思います。
 はじめからうまくいかないと思いますが、根気良く続けてみて下さい。そして親子の間で、「今の言い方、わからないんだけど。」とか、「もう一度、言ってみてくれる?」、「この言い方でわかる?」といったような会話が日常的にできてくると、かなり「お互いが使う日本語」の通じる会話ができるようになります。
 そうなってきてはじめて、考え方や価値観の相違などを話し合えるようになると思うのです。言葉自体が、お互いの思ったように伝わってない中で、考え方や価値観について話しても、話が混乱していくことのほうが多いようです。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

野村俊幸

Author:野村俊幸
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR