不登校の親が越えなければならない5つの関門⑤

  そのためには、原則5の「クライエントを自分の価値観に基づいて非難しない」という「非審判的態度」ということが重要になるのですが、先ほど申し上げた「原因探しに走る」ことは、これに反することになります。
  もちろん、冷静にじっくり原因を考えることは大切で、これまでの経験から、不登校になるきっかけとして、大きく次の4つがあるように思います。
  ひとつめはわが家もそうでしたが、「親の会」でもやはり「いじめ」がきっかけで不登校になるというお話しがとても多いので、親も学校も、不登校を「いじめがあるかもしれない」というサインとして受けとめ、深刻化する前に対応できるチャンスを子どもが与えてくてれいるんだと考えていただきたいのです。
  二つ目は、学校での体罰あ怖くて行けなくなるというケースも多いのですが、これは学校だけの問題ではなく、残念ながら日本では「しつけには体罰が必要」と考えている親御さんもまだ多いので、学校の体罰も見過ごしてしまいがちです。
  いずれにしましても「いじめ」や体罰は重大な権侵害であり時には犯罪にもなるという認識が必要ですし、こういったいじめや体罰が背後にある場合は、当然にも子どもの安全を確保し、人権を守るという取り組みが必要になって参ります。
  三つ目が、勉強が分からなくなって学校に行くのが嫌になる、四つ目は、友だち関係がうまくいかずで辛くなって行けなくなることもよくあります。
  これらについては、それが一時的な場合もありますが、お子さんに学習障害や発達障害といったお子さん自身に何らかのハンディがある場合もありますし、その場合はいくらお子さんを責めたり、強い指導をしても何も解決しませんし、かえって状態は悪化しますので、そのお子さんに合った個別の支援が必要になってきます。
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