不登校の親が越えなければならない5つの関門⑧

  また、ずっと後になって、長女も自分の体験を少し人前で話できるようになったのですが、30歳ころでしょうか、先生方の研修会で不登校のことを話してほしいという依頼があり、私も一緒に参加したことがありました。
  長女は何が辛かった、いろいろを話したのですが、その中に「お父さんのバタンとドアを閉める音が辛くて、今でも耳に残っている」という話には仰天し、ショックでした。
 その当時の私は、長女の不登校をしっかり理解し、受けとめていたわけではなくて、
そんな姿に腹を立て不満だったので、無意識のうちに、いつもよりドアを強く閉め、その音が、長女にとっては自分を責める音に聞こえたのだと思います。
  こういった体験から、私はバイステックの原則2と3の重要性を理解していきました。
  ケースワークではクライアントが自分の悩みや気持ちを思い切り吐き出せるように最大限の配慮をすることが大切で、そのことでクライアントは心が軽くなり、気持ちをあれこれ整理して解決の手掛かりを得ることができます。
  語ること自体に大きな治療的効果があることは、カウンセリングや相談活動ではよく知られていることで、原則2はかつては「意図的な感情表現」と訳されて、現在は「クライアントの感情表現を大切にする」と表現されていますが、まさにこのことを表しています。
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